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2012年08月27日 イイね!

富士山中腹の林道をつなぐ天空散歩~富士林道・軽水林道

富士山中腹の林道をつなぐ天空散歩~富士林道・軽水林道富士山周辺の道路地図を眺めていると、特に西側エリアに、中腹を走るいくつもの道が見て取れる。
まだ暑さの厳しい中、これらの道をうまくつなげれば、下界を見下ろす避暑サイクリングができそうだ。

調べてみると、山梨県営林道「富士線」(富士林道)「軽水線」(軽水林道)の二つが、路面状態がよく眺望もきくらしい。標高1,500m超えのエリアを14km程行くことになり、最高点の標高は1,867m。これはきっとかなり涼しいだろう。
「道の駅なるさわ」を起点とし、前後に同じく山梨県営「大田和線」(大田和林道)「鳴沢線」(鳴沢林道)をつなげて周回コースとした。(実は当初、林道「船津線」から富士林道に入るプランであったが、5万図に誤りがあり、結果大田和林道でショートカットすることになってしまった。)

道の駅を7時30分過ぎに出発。


雲ひとつない空。富士山もその姿をくっきりと見せている。中腹から見上げる山頂、そこから見下ろす下界の眺めとを思い、期待が高まる。


が、いきなり問題発生。
5万図では別荘地を経由し船津林道につながるはずなのだが、いくら見渡してもGPSで確認しても、それらしき道が見当たらない。ワンちゃんと朝の散歩中のご婦人二人連れに道を尋ねてみたが、そのような道は「ない」と断言されてしまった・・・。
これはもう地図が間違っていると判断するしかない。船津林道は諦め、若干ショートカットになってしまうのだが、大田和林道を抜けるコースに変更だ。

別荘地でもたついているうち、何と富士山の周りに雲が湧き、すっかり隠れてしまった。


森の中を行く未舗装路。途中、後ろから来た軽四駆の男性がゆっくりと追い抜きざま、ドキリとするひと言を。
「熊が出てるから気を付けて」


“出てる”という表現が、ホントにそこいらに居そうでなかなかリアル。ふと見ると、注意を促す看板もあるではないか。
注意といわれても、ベルを頻繁に鳴らすぐらいしかないのだが・・・。


大田和林道のゲートからはしっかりとした舗装路だ。この先はもう、道の駅に戻るまで未舗装区間は0だった。


富士林道に接続する交差点に到着。
左が本来来る予定だった船津林道。起点をもう一度調べ、次はこちら周りで走ってみよう。
ところで、この辺りで標高は既に1,500m近く。ペダルを漕いでいると汗が吹き出るものの、立ち止まれば涼しく快適だ。しかし雲が出てきたのか、上って来たため雲に近付いたのか、前方に晴れ間が見えなくなってしまった。



伐採により視界が開けているが、山頂方向は白く曇ったままだ。
後方は明るく晴れているので、雲が切れるのを期待して上って行こう。



ピークが近付くにつれ、西側に下界の展望が開けてきた。この辺りが今回のコースのビューポイントだろうか。朝霧高原から本栖湖方面がすこーんと見渡せる。これで空がくっきり晴れ上がっていれば言うことはなかった。それでも開放感は抜群だ。




カーブの先辺りが標高1,867m。本来は左手に聳える山頂がどーんと迫ってくるはずなのだが、雲は晴れずじまいだった。う~ん、残念。


温度計がないので分からないが、気温は20℃前後だろうか。ひんやりと快適で、避暑気分はしっかり堪能することができた。
こんなに涼しくても、道路わきに群生する草花にたくさんの虫が集まっている。
これはマルハナバチだろうか?


ハナカミキリ。ちょこまか動き回り、寄ろうとしていたら飛んで行ってしまった。



アサギマダラ。ゆったり蜜を味わっている様子。


むき出しの溶岩も富士山ならでは。なのに肝心の“ご本尊”が姿を現してくれない・・・。


ピークを越えてしまえば、あとは道の駅まで下るだけ。車は殆んど来ず、快適なワインディングを楽しめる。そういえば自転車には一台も会わなかったなぁ。
このヘアピンカーブが富士林道と軽水林道の接続点。この辺りでうっすらとガスが出てきてしまった。降り出さないことをひたすら祈り先を急ぐ。


大分下って空も明るくなってきた。もう雨の心配はなさそうだ。
ここまでカロリーメイトで誤魔化しごまかし来たが、安心すると本格的にお腹が空いてきた。
時間は早いがランチを取ることにする。メニューは、山に来ると何故か食べたくなるMUJIのバターチキンカレー。それにパンとジンジャーラテだ。


食事の用意をしていると、鮮やかな緑色のジャージを草花と勘違いしたのだろうか。先ほど上で見かけたのと同じハナカミキリが飛んで来た。しばらく肩や腕の辺りを歩き回り、これは何だか違うぞ、と気付いたのか、またどこかへ飛んで行ってしまった。


食事を終えひと段落したところで、ダウンヒルの続きだ。
軽水線途中から鳴沢林道は直線路が多く、かっ飛ばしたいところではあるのだが、路面の継ぎ目と横切る側溝が多く、細いタイヤではスピードを上げられない。
自転車を労わりゆっくりと下ってきたが、次はもう少しクッションの利く26Cタイヤを履かせて来ようか。




戻ってみると道の駅駐車場は満車。施設内は大勢の人でごった返していた。
おみやげを物色し、早々に退散することにしよう。

帰路、車中から目にした富士山。な、な、なんと、今頃になって雲が切れ始めているではないか!


本日は雲に視界を阻まれてしまったが、条件さえ揃えば標高1,500m超えの涼しい空気の中、富士の頂きと下界の眺めを満喫できる、予想通りの素晴らしいコースであることがよく分かった。今回、暑さによるバテは全くない。
要はタイミングと運と、普段の行ない次第ということだろうか。

顔を覗かせ始めた富士山頂を横目に、絶対また来てやろうとリベンジを誓って、おしまい。

Posted at 2012/08/27 14:08:30 | コメント(7) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記

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