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2013年12月31日 イイね!

2013年走り納め 南伊豆マーガレットライン~蛇石峠

2013年走り納め 南伊豆マーガレットライン~蛇石峠2013年最後のツーリングに暖かな南伊豆へ、のんびりサイクリングのつもりで出掛けてきた。

今回同行は、つい先頃からロードに乗り始めたわが子。
秘かな坂東デビューの後、第二回サイクリングは学校の友達との、何と鎌倉自走!
自宅から鎌倉駅までの最短往復でも軽く100kmを超えるというのに、海岸経由で江ノ島も回ってきたと言う。
もはや家庭内では、坂東往復くらいではエバっていられなくなってしまった。

それでも鎌倉・横浜の市境・朝比奈峠の登りが辛かったという話なので、峠越え初級コースとして温暖な伊豆の蛇石峠(標高334m)を選択、開けた峠ではないため、駿河湾を望む南伊豆マーガレットラインをプラスし、一周約60kmのコースプランを作ってみた。

起点は、TV「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地となった松崎町。せっかくなので少々散策して行こう。
ところどころに残る、古い民家のなまこ壁が美しい。




劇中でしばしば登場した「コロッケパン」を実際に作っていた清水屋というパン屋さんでは、今でも「朔のコロッケパン」を販売中。おやつに2個購入し、朔ちゃんがいつも自転車に乗っていた那賀川沿いの道を二台の新しい自転車で走ってみた。


街外れから入るマーガレットラインは、いきなり高度を稼ぎ、松崎港を一望できる。


海岸線は200m級の二つの“大ピーク”をはじめ、アップダウンの繰り返し。この日は風も強く、開けた場所では煽るような強風がまともにぶち当たってくる。
「ちょっとキツかったかな」と後ろを振り返ると、頼もしいことにしっかり付いてきている。

無理をしているといけないと思い、自分のペースで走らせて後方の車からフォローするつもりで、
「先行ってごらん」
と言った途端、

シッティングのままグイグイと、まるでイノーかデルガドの山岳アタックのようにかっ飛んで行ってしまった。
おいおい、朝比奈峠が辛かったんじゃなかったのか? 何とか追いつこうとするが、インナーギヤのままでは後姿はさらに小さくなって行くばかり。
フロントをセンターに上げ、立ち漕ぎでようやく追いつき、
「きゅ、休憩!」
と宣言するのがやっとだった。早くもおやつのコロッケパンでエネルギーを補給する。

富士山もこんなにきれいに見えているというのに、放っておくと目もくれずに行ってしまう。
頼むから回りも少し見てくれ~、時々後ろも・・・。


ようやく一つ目の大ピーク(271m)に到着。さんざん子供のペースに引っ張りまわされた挙句、この時点で自分の脚は相当消耗してしまっていた。


山と海の入り組む海岸線。海抜0mまで下ってしまえば、


当然また登りが待っている。二つ目の大ピークを目指すこの辺りからは、なりふり構わず“押し”を提案。


昼食は途中、子浦の今津屋に立ち寄った。
蛇石峠に備え、地金目と黒むつの手こね飯を注文、座敷で脚を伸ばし、充分な休養を取らせてもらった。

蛇石峠への行程は、先程までとは一転し里山の中だ。この辺りはまだ緩い勾配が、徐々に斜度を増していく。




曲がりくねった登りの途中、地図を確認し、
「もうあと少しで峠かな?」
とつぶやくと、
「ホント?」
と、まだ余力が残っていたようで、またしてもかっ飛んで行ってしまった。
昔は自分もこんなだったっけな~、と懐かしむだけで脚は全く着いていけない。


本日最後のピーク、蛇石峠。
最後はさすがに向こうも疲れたようで、手前500m程からは二人して押しでの登頂だ。


たかだか60kmのコースと、まだスポーツ車に乗り始めて間もない子供と、見くびっていたら手痛いしっぺ返し。
一年の最後を締めくくるには余りにも象徴的な、間違いなく今年一番の“苦行”であった。(泣)

Posted at 2013/12/31 23:14:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2013年12月28日 イイね!

TOEI輪行車完成

TOEI輪行車完成暮れも暮れ、押し詰まった仕事納めの27日、もう年内納車はないだろうとほぼ諦めていた18時前、携帯に東叡社・Y社長から輪行車完成の連絡があった。
発注は忘れもしない昨年6月30日だからほぼ1年半、待たされ過ぎて途中、オーダーを差し替えてしまおうかと血迷ったこともあったが、おとなしく待っていてよかった。
ようやくの完成。それにしても、長かった~。

全体のイメージとアッセンブルは、今井C氏が所有していたメタリックブルーのエルスのほぼ“パクリ”であるが、チェーンホイールにはTAのスペシャルリングを装着した。
その名もTA“プロフェッショナル・ツーリスト”、NC’84年4月号誌上で編集S氏が披露した、TAプロとシクロツーリストを加工・合体させたオリジナルリングだ。
メカニカルでレーシーな雰囲気を持つTAプロフェッショナルに、シクロツーリストの小さなインナーを装着した“万能”のトリプルリングは、永年の憧れであった。しかしそのような加工を施せる道具も技術も持たぬため、アッセンブル叶わずに終わってしまっていたもの。
今回のオーダー時、NC誌のコピーと自分で描いた下手な絵をシートに添え、Y社長に無理をお願いしていた。


今回は一台目よりやや薄肉のカイセイ019パイプを選択したが、この状態で11.4kg。思っていたほど軽くはならなかった。


ラグはやっぱりBタイプ。クラウンともどもメッキ処理を施した。


シート部。カンパアダプター付AD-HOCクールスを、シートチューブに沿わせて無理矢理押し込んだ。

これがTAプロフェッショナル・ツーリスト。
東叡社がスペシャル工作を施し、48×43×31Tのトリプルできっちりカッコよくまとまっている。
Fディレーラーはプレートをメッキ再生した旧型サクセス。


ギア装着の種明かし。
TAシクロ用インナーリングに対し、同プロのPCD位置にボルト穴を開ける。これがトリプルのセンターリングとなる。


センター⇔インナー間のシフトで回り止めナットがチェーンと干渉しないよう、裏側はこのようにザグってある。


加工後、ボルト穴だらけとなったセンター用リング全景。
外側の穴でTAプロアダプターリングに固定し、内側の穴にインナーリングを固定。この部分はアダプターアームの陰に隠れ外側からは見えなくなる。


実装はこのように。



フリーはウィナープロ。セディスポーツで駆動するお気に入りの組み合わせだ。


バーはこれまたいつもの日東Mod.55。
ブレーキレバーは一見ワイマンだが、実はレバー部とパッド(レプリカ)のみで、ブラケット他は全てダイアコンペ。金属アジャスターのオリジナルが入手叶わなかったための苦肉の策だ。


一見ストロングライトP3風なグランボア・ヘッド。当初ニキョウの輪行ヘッドを予定していたが、色気を気にして脱線。リテーナー脱落防止機構がないので、「輪行車」としてはやや退化してしまった。


初めて使用するワイマン610。シューは「KOOLSTOP for WEINMANN」、コントロール性・効きは果たしてどんなものだろうか。


シュー取り付け位置がちょっと悲しいフロントアーチ。スプリングストッパーがクラウンのメッキと干渉してしまうため、台座をこれ以上上に付けられないからとのこと。
確かにギリギリ上まで持ってきてくれてはいるのだが・・・。


馴染むまで耐えられるか? サドルはブルックス・プロフェッショナル。


胴部分がラッパ型の最終期マキシカ。実用性を狙いカンパのQRシャフトに換装。


TOEIオリジナルステムとサポーター。


またしてもULOのリフレクター。N堀氏からは「細いタイヤなんだからもっと小さいの付けなさい」と怒られてしまうのだが・・・。
それでもこれはお気に入りなのだ。C氏のエルスにも付いていたし。

本日は持って帰って眺めただけで終わってしまったが、明日は早速近所で試走のつもりだ。
ホイール関係のアッセンブルは白の快走車と全く一緒なので、スケルトンの微妙な違いとパイプの差がどう現れるのか、その違いが分かるのかどうかと言う問題もあるが、非常に楽しみだ。

試走で問題がなければ、走り納めはこれで行こうかな。
Posted at 2013/12/28 18:31:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2013年12月23日 イイね!

表丹沢林道・旧丹沢林道再訪(菩提峠・ヤビツ峠~宮ヶ瀬湖へ)

表丹沢林道・旧丹沢林道再訪(菩提峠・ヤビツ峠~宮ヶ瀬湖へ)神奈川の実家から自走で行ける峠道として、その昔何度も走りに行っていた丹沢の林道を、ティオさん、taboomさんにご一緒いただき再訪してきた。

今回のコースは伊勢原の街を起点に、表丹沢林道から菩提峠を越え、かつて丹沢林道と呼ばれた県道70号を中津川に沿って北上、宮ヶ瀬湖で折り返し、県道64号を下ってくるという周回60km少々のプラン。触りの表丹沢林道は昨年の走り初めで訪れていたが、その先、宮ヶ瀬湖への道は宮ヶ瀬村のダム湖水没以来初めての走行だ。
最後に走ったのはもう20年以上前のこと。久し振りに訪れる中津川沿いの道に、あの頃の趣きはまだ残っているだろうか。

起点の駐車場から望む、朝陽に照らされた大山。あの中腹を目指して行く。


登り口の秦野へは、しばしの酷道走行。246はなかなか脚に来る峠道だ。


けれども“峠”の新善波隧道を抜けると、ご褒美が待っていた。この辺りから見る富士山は迫るように、デカい。


国道を外れ林道入り口への途中、振り返ると相模湾が日差しを照り返し金色に輝いて見える。


戸川公園を抜け、未舗装区間の始まりだ。
SILKで訪れた際は浮き砂利に苦労したが、あれから2年近く、だいぶ路面が締まり26Cでも充分走行可能だ。




かつても脚を休めた国定公園の碑。


最高の友人と憧れのTOEIまでをも得、また訪れることができるとは考えてなかったなぁ。


正面に冠雪した山頂を見せているのは塔ノ岳だろうか。


勾配もほどほど、走りやすい道を快調に進んで行く。もっと冷えるかと着込んできたが、余分な荷物になってしまった。


水場で休憩。
丹沢の名水をボトルに汲んでいくつもりであったが、「飲用前には煮沸せよ」との注意書きに断念。


降ったのは上の方だけではなかったようだ。
白板さんからいただいた「凍結に注意を」との忠告が、現実味を帯びてきた。


Uターンするようにゲートを越えると表丹沢林道の始まりだ。
年月に標識の色がすっかり褪せてしまっている。




ゲートの中はところどころ落石が散らばっているものの、全線舗装。日当たりもよく、冬枯れの中を行く気持ちのよい道だ。


しばらく行くと右手が開け、絶景が広がる。


この辺りの標高は600m台。眼下には秦野の街並みと相模湾、遠くには三浦半島から伊豆半島、大島も霞んで見えている。脚を止め、しばらく見入ってしまった。




日陰に回りこんだところで遂にアイスイバーン登場。
と言っても距離にして数十mほどだった。まだ“ここは”。


道が南西へ回りこみ、富士山も見えてきた。自転車を道端に“展望台”へ。


道路から一つ飛び出た場所に、誰かがブロックで簡易的に足元を整えてくれた“展望台”があった。お蔭で木々に邪魔されず、富士山を正面に拝むことができた。やっぱりデッカいなぁ。


菩提峠入り口に到着。
こちらはかつての様子。乗車など思いも付かない登山道だ。




こちらは現在。拡幅され舗装も施された。


しかし、勾配だけはどうにもならなかったようだ。距離にして1kmにも満たない区間ながら、息を上げつつ蛇行でやり過ごす。


菩提峠の国定公園碑。付近は雪で真っ白。


今回の最難関、県道との合流点・富士見山荘への下り。北斜面のため半凍結状態でビビリと泣きが入る。
taboomさんは果敢にも、途中まで乗車のまま行ってしまったが、ティオさんと自分は慎重に歩いていくことにする。


踏み固められていない部分を選び選び、ゆっくりと歩を進め、何とか突破。途中何度かコケそうにもなったが、全員無事クリアすることができた。
白板さん、ご忠告ありがとうございました。


宮ヶ瀬はここから北方向だが、サイクリストたるもの、“峠”と名の着く場所へは取敢えず足跡を残したい。一度南へ登り返しヤビツ峠に寄り道する。
何か“証拠品”を仕入れておきたかったのだが、残念ながら売店の主は不在、鍵が掛かっていた。


時計は正午を回ってしまった。
いつもならこの辺りで火を焚きランチとするところだが、今回食事は宮ヶ瀬のレストランを予定している。
小腹は空いたが、ここからの行程はほぼ下り基調の18kmほど。おやつで誤魔化し先を急ぐことにしよう。


未舗装の頃は丹沢林道とも通称された県道70号。全線舗装されたのは宮ヶ瀬ダム完成の頃だ。


舗装のお蔭で回りに目をやる余裕もできた。水のきれいな中津川を横目に、今回は残雪も手伝ってなかなかいい雰囲気だ。






道路が二車線の高架に変わると、宮ヶ瀬湖の南端。




こちらはダム湖に水没してしまった道から。工事中の高架が見えている。


ビジターセンター近くのレストランで昼食を済ませ、さぁ、あとは伊勢原の駐車場へと引き返すだけだ。
湖を横切るやまびこ大橋。


橋から望む湖面はもう夕暮れ色だ。


ちょうどこの辺りに沈むかつての宮ヶ瀬村。
自分がサイクリングに訪れていた頃は既に立ち退きも完了、殆んどの家は取り壊されて数軒の廃屋が残るだけだった。


工事中のやまびこ大橋。


当時は「水没する前に」と立て続けに走りに来ていたが、ダム完成後は足が遠のいてしまっていた丹沢林道。今回改めて訪れ、今も残る峠路の趣きに、是非再訪したいと思った。

ティオさん、taboomさん、今回もお付き合いいただきありがとうございました。
非常に楽しく充実した一日でした。
Posted at 2013/12/23 16:09:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2013年12月07日 イイね!

自走で目指す菅生沼

自走で目指す菅生沼今まで車載で訪れていた坂東が、白板さんたちと芽吹大橋たもとまで自走したことで、随分近くに感じられるようになった。あとは橋を渡れば坂東、も少し行けば菅生沼・・・と、ハクチョウ飛来の確認も自走で行けそうな気がしてきた。
江戸川~利根運河~利根川とつなぐコースをたどれば、苦手な市街地走行は殆んどしないで済む。

正真正銘“渡り”のハクチョウ様を拝むには、こちらも楽せず、身を清めて臨むという意味も込め、坂東往復に自走でチャレンジしてみることにした。

水元公園を、前回集合時間とほぼ一緒、7時少し前に出発。


待ってろよ、筑波山。


流山橋から反対へ渡り、東岸を行く。


利根運河入り口の東屋。


先日気になっていた、土手の左手に広がる雑木林にちょっと寄り道。






試しに前回よりも下手で利根川へ出ようとしたところ、河川敷のゴルフ場に迷い込み道が分からなくなってしまった。
少々ロスしつつも、ようやく利根川到着。


芽吹大橋が見えてきた。


芽吹歩道橋。
以前ティオさんと坂東側から渡ったが、自走でこちら側から渡ることになろうとは。


越境の瞬間!


自走で越える坂東太郎。


橋の先は利根川土手を右手、菅生沼から流れ込む飯沼川方面へ進む。
橋を振り返る。ついに渡ってしまった~。


飯沼川の土手上は舗装間もないなめらか路面。非常に走りやすい。


湿原の南端。ハクチョウの飛来する沼はまだ3kmほど上流へ向かわなければならない。


この辺りへ来ると、ひょいとわき道へ入り込みたくなる。


ここはいつかティオさんと通った橋だ。


出発してから水だけしか口にしていなかったことに気付く。甘いものが欲しくなり一言主神社に寄り道。


お目当ては。出店の大判焼き。


鶴子~っ! あ、これは違う。


とうとう自走で来てしまった菅生沼・ハクチョウ飛来地。身を清めつつやってきた甲斐があり、ざっと数えて既に100羽ほどのハクチョウが飛来していた。
堕落した手賀沼のハクチョウとは白さも違う(気がする)。クゥ~クゥ~という鳴き声も何故かかわいく聞こえてしまう。


カメラを構えていた感じのよい男性がいろいろと教えてくれる。
ハクチョウたちが水辺に居るのは昼間のうちだけ、自然博物館近くにねぐらがあり、早いときには午前中のうちからそちらへ飛んでいってしまうそうだ。
この男性はその飛び立つ瞬間を狙い、朝から待機しているとのこと。
野田から毎年欠かさず通い続けているそうだ。


ランチは354バイパスを水海道方面へ下り、少し早めに豊岡の田舎レストラン千石で。
以前から気になるお店であったが大当り。里芋・こんにゃく・イカ・カボチャなど複数の煮物に玉子焼き、漬物を添えた家庭的な定食がなかなかおいしかった。
白板さん、星乃珈琲のモーニングもよいですが、今度はここのランチ目指してご一緒しましょう。


本日も風に悩まされることなく、往路復路とも快走。
帰着15時。走行約120km。
Posted at 2013/12/07 22:09:17 | コメント(4) | トラックバック(0) | 坂東サイクリング | 日記
2013年12月01日 イイね!

関鉄サイクルトレインと秋の坂東

関鉄サイクルトレインと秋の坂東人気の少ないところでゆっくり紅葉を楽しみたいと思い、坂東へ。

先週は白板さんの先導ですぐ近くの芽吹大橋まで遠征。意外に遠くない坂東を実感したばかりではあったが、今回はオプションプランも控え余裕を持って臨みたい。
いつもの公園まではクルマで向かい、そこからのスタート。馴染みの小路を適当につなぎ、まずは夏の間に目星をつけておいた元三大師・安楽寺を目指して行こう。



ここのところの週末は好天続き。筑波山もくっきり姿を見せている。


鬼怒川西岸、用水路沿いの路を進んでいくと、前方に鮮やかな山吹色が目に付いた。
境内のモミジを想いやって来たのだが、安楽寺の参道入り口でいきなりイチョウのお出迎え。


たわわな黄葉はなかなかの迫力だ。


山門の内側も期待通り。まぶしいほどの錦色。




早い時間ながら、きっと一人二人の見物客にはかち合うだろうと覚悟していたが、フタを開ければ全くの独り占め。ゆっくりと存分に、秋を味わうことができた。







来年は是非、RALEIGHのアノ人も連れて来たいものだ。

この後は菅生沼のコハクチョウ偵察を考えていたが、ゆっくりし過ぎて時間がなくなってしまった。
美妻橋を渡り、駅へと急ごう。


関東鉄道・三妻駅。今回もう一つの目的は、「サイクルトレイン」のシステムを利用し関鉄に乗ることだ。
サイクルトレインとは、水海道~大田郷駅間に限り、9:30~14:30の時間指定で車内に自転車をそのまま持ち込めるという制度のこと。
どこか牧歌的な関鉄を坂東サイクリングの先々で目にするうち、いつからか関鉄で輪行、と言うより関鉄乗車とサイクリングをくっ付けてみたいとの思いに駆られていた。このシステムなら面倒な分解の手間要らずで、それが可能となるわけだ。


改札通過。
関鉄の駅は大半無人、かつ券売機の設置がないようだ。運賃は乗車時に運転手さんに行き先を告げ現金で支払うか、パスモ/スイカを利用する。自転車の持ち込みは無料だ。


ホームにて、しばし到着を待つ。


おっ、やって来たのはキハ2400形。水海道~下館間専用の一両編成用車両だ。


片側三枚ドアのうち、無人駅で開くのは最前方の一枚のみ。現金乗車の場合はここで運賃を支払う。
三妻駅での乗車は自分一人だけだったが、中は結構な賑わい。20人ばかりの乗客で席は一人おきくらいに埋まっていた。
一斉に発せられた“何だコイツ?”的視線が容赦なく突き刺さってくる。い、痛い・・・。

「どこまで行かれますか?」
「か、考えてません」
運転手さんからも、“しょうがね~な~”的光線(が発せられたような気がした)。

「え~っと、自転車は」
「あ、あの、後ろ持ってきます」
と、どう考えてもそこ以外スペースのない車内だが、私は皆様にご迷惑をお掛けする意図など毛頭ございませんという姿勢を明らかにすべく、自ら申し出でる。

「じゃ、これでしっかりと固定してください」
運転手さんから緑色の固定ベルトを受け取り、乗客の間を中央突破、車両最後方へと自転車を押していく。

サイクルトレインとは言っても、自転車用スペースが特別に用意されている訳ではない。どう置こうか考えていると、予定の停車時間とは思うのだが、自分を待っているかのようになかなか発車しない。
やや焦りつつ、ベルトでフレームと手すりとを取敢えず固定。慌てたお蔭で最初固定が甘く、走り出した際の振動でトップチューブにキズを付けてしまった。
途中、雰囲気に慣れたところで固定をやり直したが、何かカバーを持参した方がよさそうだ。


規定上は五台までOKとなっているが、いいとこ二、三台だろうか。車内はそれなり人で埋まっており、五台やらかすのはかなりの迷惑になりそうだ。

ホントはもう少し手前で降りてしまおうかとも思ったのだが、再度中央突破の勇気が湧いてこずしばし。


下妻を過ぎると乗客の数も減り、窓外の景色もいい感じになってきた。
ベルト外したりのタイミングが計れず、一つ乗り過ごして騰波ノ江駅で下車。ここもやはり無人駅だ。


関鉄に沿って何となく南下する。筑波山がいつもより大分近い印象だ。


ススキの小路を行く。


下妻の街中、光明寺というお寺の境内で見たイチョウの巨木。


NAM導入済み。


高圧電線のほぼ真下を抜けて行く。








左手に筑波山を見ながら、鬼怒川土手上の路。


土手の下に下妻食肉処理場を発見。中が何やら騒がしい。
職員の方に断り中へ入らせていただくと・・・


矢吹丈様のお通りだ~!


ブタを間近で見るのは初めてだが、なかなかエグい。




再び鬼怒川沿いを進んでいくと、んっ、何か見覚えのある塔が見えてきた。


鬼怒砂丘慰霊塔には、ここから入って行けるようだ。しかしながら抜け駆けするとみんなに怒られるので、今回はやめておこう。


石下の町に入った辺り、土手の上から鮮やかな紅葉に目を惹かれ立ち寄った興正寺というお寺。
境内は庭園風にかなりの手を入れられている。


写真を撮っていると裏の方から小さな犬を連れた男性が出てこられた。挨拶をするとこの方がご住職で、犬を置いてきてわざわざ中を案内してくださった。


こちらは室町時代の創建という由緒あるお寺で、この庭園はご住職が入られてから三十年ほど掛け、少しずつ仕上げてこられたとのこと。本堂も建替え中だが、庭園もまだ未完で、完成までにはまだ十五年くらいかかるそうだ。


茶室の中にも案内していただいた。


茶室の縁から望む枯山水。


先週がちょうど紅葉の見頃、遠方からもお客さんを招いたとの話だが、この日もまだ充分に見頃。
またもや新たな発見をしてしまった坂東サイクリングは、これだからやめられない。


Posted at 2013/12/01 20:09:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | 坂東サイクリング | 日記

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「[整備] #145 水温センサー交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/406520/car/322656/6532728/note.aspx
何シテル?   09/05 22:04
雑誌の記事でほとんど一目ぼれだったALFA145。 それでも自分がイタリア車なんぞ手にするとは思っていなかったのだが、思い切って乗り始めたらいつの間にか走行2...
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