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K-viviの"びびたん" [スバル ヴィヴィオ]

進化著しかった80年代と550規格2。

投稿日 : 2018年03月30日
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1979年5月に、スズキから軽乗用車であるフロンテの商用車版として登場したのがSS30V型アルトで、「軽ボンネットバン」と呼ばれる節税型軽乗用車というジャンルを作り出したモデルですた。


それ以降、各メーカー共に軽バンを次々に登場させ、80年代はそれが主役の時代でありますた。


そして三菱が1983年、ミニカでの初のターボモデルを出して39psを達成すると、ダイハツからミラターボで41ps、スズキからセルボターボで40ps、スバルからレックス•コンビターボで41psと、各メーカーから続々とターボモデルが登場してきまつ。

三菱は新型ミニカターボで初のインタークーラーを装着して42psを出して太刀打ちするも、次のダイハツの新型ミラターボは、それを一気に引き離す52psを叩き出して来たのでつた。


さて、楽しくなってきたねぇw
2
1984年9月、マイナーチェンジ後のスバルレックス•コンビ•ターボに4WDモデルが追加されますた。

これが記念すべき軽自動車初の4WDターボの登場だったワケですが、当然パートタイムのセレクティブ4WDでつ。

エンジンの出力に変更は無く、41ps、5.9kg-m(グロス)のままであった。

サスペンションは、フロントのテンションロッド付Iアーム式ストラットは2WDと共通するが、リヤはスプリング別立の異型ストラットですた。




●1984年9月
 スバルKM2型 レックス・コンビ・ターボ4WD

 ・エンジン:EK23T型水冷直列2気筒OHC(加圧式キャブレター・ターボ)
 544cc 76.0×60.0 8.5:1 41ps/6,000rpm、5.9kg-m/3,500rpm(グロス)

 ・トランスミッション:5MT

 ・全長×全幅×全高(mm):3,195×1,395×1,385

 ・ホイールベース(mm):2,255

 ・サスペンション(F/R):マクファーソン・ストラット+コイル独立懸架〈テンションロッド付〉/ストラット+コイル独立懸架

 ・タイヤ:135/SR12ラジアル
3
1985年9月、スズキから2代目にあたるCA/CC71V型アルトに、ターボモデルが追加されますた。

エンジンは従来型と同じくF5A型ですたが、軽自動車初のEPI(電子制御インジェクション)を搭載、加えてインタークーラーターボとなり44ps、5.8kg-m(グロス)を発揮させてきますた。

サスペンションはフロントがマクファーソン•ストラット、リヤは半楕円リーフスプリングのリジットであり、フロント12インチディスクブレーキ、2WD車に145/70R12、4WD車に135SR12のラジアルタイヤが標準で装備されていた。




●1985年9月
 スズキCA/CC71V型 アルト・ターボ

・エンジン:F5A型水冷直列3気筒OHC(EPI・インタークーラーターボ)
 543cc 62.0×60.0 8.6:1 44ps/6,000rpm、6.0kg-m/4,000rpm(グロス)

 ・トランスミッション:5MT

 ・全長×全幅×全高(mm):3,195×1,395×1,410(1,440)

 ・ホイールベース(mm):2,175

 ・サスペンション(F/R):マクファーソン・ストラット+コイル独立懸架/半楕円リーフ固定軸

 ・ブレーキ(F/R):ディスク(12インチ)/リーディングトレーリング・ドラム

 ・タイヤ:145/SR12ラジアル(2WD)、135/SR12ラジアル(4WD)

4
1985年9月、軽自動車部門では軽トラック、キャブバン以外の車種を1974年に生産終了して以来、久々となるボンネット付モデル、トゥデイを登場させますた。

エンジンはアクティから流用したオールアルミ製直列2気筒のEH型で、グロス31ps、4.4kg-mを発揮。

サスペンションはフロントがL型ロアアーム式ストラット、リヤは3リンク•アクスルビームのリジットという平凡なモノだったが、奇抜なデザインのエクステリアとインテリアを持ち、その低い全高と低重心設計故に、走りはスポーティだった。


尚、ホンダ車の型式はスバル車と同様に、車種•ボディ区分のバン(JW)、駆動・懸架区分の1(2WD)と並ぶタイプとなっておりまつ。

他社と違い、当初はセダンや4WDモデルは存在しません。

しかし、ホンダがボンバン部門に参入して来たというのは、1つの大きなニュースですた。



●1985年9月
 ホンダJW1型 トゥデイ

・エンジン:EH型水冷直列2気筒OHC(CVキャブレター)
 545cc 72.0×62.0 9.5:1 31ps/5,500rpm、4.4kg-m/4,000rpm(グロス)

 ・トランスミッション:4MT/3AT

 ・全長×全幅×全高(mm):3,195×1,395×1,315

 ・ホイールベース(mm):2,330

 ・サスペンション(F/R):L型ロアアーム・ストラット+コイル独立懸架/3リンク式アクスルビーム+コイル固定軸

 ・ブレーキ(F/R):ディスク(12インチ)/リーディングトレーリング・ドラム

 ・タイヤ:135/SR12ラジアル
5
1985年11月、ダイハツのL70型ミラ•ターボシリーズに、TR-XXが登場して来ますた。

前年の8月にTRターボを登場させ、パワー的に軽自動車の頂点に君臨したダイハツでつが、TR-XXではソレにフルエアロとデュアルエキゾースト、3連メーター等の専用装備を施す事で、スポーティに仕立てられたモデルになっていますた。

これにより、TR-XXはスポーティモデルの代名詞となったのでつ。



●1985年11月
 ダイハツL70V型 ミラ・ターボTR-XX

 ・エンジン:EB20型水冷直列3気筒OHC(加圧式キャブレター・インタークーラーターボ)
 547cc 62.0×60.5 8.3:1 52ps/6,500rpm、7.1kg-m/4,000rpm(グロス)

 ・トランスミッション:5MT

 ・全長×全幅×全高(mm):3,195×1,395×1,440

 ・ホイールベース(mm):2,250

 ・サスペンション(F/R):マクファーソン・ストラット+コイル独立懸架/セミ・トレーリングアーム+コイル独立懸架(2WD)

 ・ブレーキ(F/R):ディスク(12インチ)/リーディングトレーリング・ドラム

 ・タイヤ:145/70R12ラジアル
6
1986年7月、アルトはマイナーチェンジでCA/CC72V型へと移行し、ホンダT360以来となる軽自動車用DOHCヘッドのF5Aを搭載した、アルト ツインカム12RSを発表。

1気筒あたり4バルブのDOHCは軽自動車初であり、HLA(油圧ラッシュアジャスター)を備えたロッカーアーム式は最先端技術ですた。

これによりネットで42ps、4.2kg-mを出力させておりますた。

同時にアルトターボのF5AのSOHCターボをネット48ps、6.5kg-mに引き上げ、ターボSX&Sへ改名していまつ。

外見はミラ•ターボTR-XXに触発されてか、純正でフルエアロを組んでますた。

サスペンションの方は、フロントのストラット独立懸架はそのままに、リヤはリーフリジットから、新開発のI.T.L(アイソレーテット•トレーリングリンク)という3リンク式のコイルスプリングタイプに換装され、性能向上していますた。



●1986年7月
 スズキCA/CC72V型 アルト ツインカム12RS/ターボSX&S

 ・エンジン:F5A型水冷直列3気筒DOHC12バルブ(EPI)/OHC(EPI•インタークーラーターボ)
 543cc 62.0×60.0 10.0:1 42ps/7,500rpm、4.2kg-m/6,000rpm / 48ps/6,000rpm、6.5kg-m/4,000rpm(ネット) 

 ・トランスミッション:5MT、(ターボ2WDに2ATを設定)

 ・全長×全幅×全高(mm):3,195×1,395×1,410(1,440)

 ・ホイールベース(mm):2175

 ・サスペンション(F/R):マクファーソン・ストラット+コイル独立懸架/I.T.L+コイル固定軸

 ・ブレーキ(F/R):ディスク(12インチ)/リーディングトレーリング・ドラム

 ・タイヤ:145/SR12ラジアル(2WD)、135/SR12ラジアル(4WD)
7

1986年9月には、ミラ•ターボに4WDモデルが追加されますた。

外見上はフルエアロの装着でTR-XXに近いのでつが、シングルエキゾーストだったりと、装備水準はターボTRに準じた内容で、TR-XXを名乗っていませんですた。

サスペンションは、フロントのストラット独立懸架はそのままでつが、4WDのリヤは何故か5リンクで固定軸になっていますた。

この頃になると、公称出力表示もグロスからネットに移行して来ていたので、ミラも50ps、7.0kg-mに変更されていまつ...グロス52ps、7.1kg-mに比べるとパワーアップしており、アルトに対抗したモノと思われまつ。

MCでボンネットとグリル等、一部仕様を変更しますた。



●1986年9月
 ダイハツL71V型 ミラ・ターボ 4WD

 ・エンジン:EB20型水冷直列3気筒OHC(可変ベンチュリ式キャブレター・インタークーラーターボ)
 547cc 62.0×60.5 8.3:1 50ps/6,500rpm、7.0kg-m/4,000rpm(ネット) 

 ・トランスミッション:5MT

 ・全長×全幅×全高(mm):3,195×1,395×1,450

 ・ホイールベース(mm):2,250

 ・サスペンション(F/R):マクファーソン・ストラット+コイル独立懸架/5リンク+コイル固定軸

 ・ブレーキ(F/R):ディスク(12インチ)/リーディングトレーリング・ドラム

 ・タイヤ:145/70R12ラジアル
8
スバルが84年に4WDの老舗メーカーの意地を見せ、軽自動車初の4WDターボを登場させた事と、ホンダが85年にボンバンブームにノッて乗用タイプの軽バンを登場させた事を除くと、ダイハツVSスズキの開発競争が目立つ感じになってまいりますた。

そして三菱は初ターボを達成したメーカーなのに、気が付けば追いかける側になっており、追い付いたと思ったら一気に差を付けられるという悲しい事に...。

スバルに至っては全くパワーウォーズに参加してない状況でつ。

この後、時代はどぉ動くのか!?


続きはまた次回をお待ちくだしぁw( *・ω・)ノ

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この記事へのコメント

2018年3月30日 10:22
お邪魔いたしまする
(*´∀`)

L70あたりからしかワカリマセンが読んでて楽しいでつ
(*´∀`)

ヴィヴィオはまだか(*´∀`)
コメントへの返答
2018年3月30日 17:30
ヴィヴィオは660規格になっておるんで、このシリーズはレックスまでになってまいまつ。

でつが、ヴィヴィオはヴィヴィオで幾度となくフォトギャラで取り扱っとるんで、取り敢えずはソチラをみてやってくだしぁ(*^^*)

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ピストン(12006KB530、540、550、560)の復刻に期待したい。」
何シテル?   07/31 01:24
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