8月に追突されてその後の示談について。
日本自動車査定協会に事故原価額証明書の発行をお願いしましたがNSXは古いので基準額がないので算出できないと言われ、弁護士からはそれがないと裁判は不利になると言うだけで代替え案を出してもらえない。
買取見積りをしてもらい、事故による減価額を出してもらえないか試みましたが、基本は口頭による金額提示、紙による見積りを出してくれるところも現状の買取り金額の提示のみで減価額の提示はできない。
こんな状況でもこちらの弁護士からは次どういう手を打とうとかの提案は一切ない。
仕方ないので公開されている日本自動車査定協会の減価額算出計算式を入手し、今回の修理は修復歴減点にはならないが外板価値減点になるので係数は0.8、基準額として中古市場で流通しているNSXのマニュアル車の最低金額を使って事故減価額は約60万円と算出。その他に中古NSXのATとMTの価格差は約500万円であるというネット上の記事2件と合わせて実際の中古車市場での金額比較を示してマニュアル車の金額を基準額にする正統性を示し、さらにタイプTはベースグレードよりも100万円以上高く買い取るというNSX買取り店の記事を示して、タイプTの事故減価額は最低市場価格のベースグレードよりも高くなるはずだが最低ラインで算出している事も提示。
その他にオートマのタイプT2台が両方とも1100万円前後で、修復歴有りでトランクに歪みが残っているマニュアルのタイプTが1400万円で中古市場に出ている事を示しました。
私が出した情報をどこまで相手に出して交渉したのかはわかりませんが、そうこうしている内に相手保険会社も弁護士を入れて来て、趣味の車の代車は認めらないのが一般的なので裁判にするなら代車費用は全額出せないので請求する。10万円の評価損費用でどうかと示談の提案が出てきました。
それでも、相変わらずこちらの弁護士は状況を伝えるだけでどうしようとかの提案は一切出してこない。
代車は自分が勝手に借りたレンタカーではなく、趣味の車である事は相手保険会社に伝えた上で相手保険担当者とやり取りして、相手保険会社が契約レンタカー会社から借りてよこしたものなのに、今になって費用請求はおかしいだろうと弁護士に伝えましたが裁判になればどうなるかはわからないとの回答。
相手側からの提案ばかりで、こちら側からは当初の請求だけで交渉しているとは思えないし、こちらの弁護士の対応では裁判にしても勝てる気がしないので、向こうの提示額で手をうつことにしました。
ただ、向こうの言いなりなので、「裁判では自動車査定協会の減価証明書の金額が出ない事があり、修理費用の30%程度になることが多いらしい。15年落ちの時価500万円のポルシェで修理費の50%の判例もある」という事をなぜか素人の自分が調べて、10万円じゃなく修理費の20%とかで示談にできないものかと希望を伝えていたので、交渉していただけたようで、わずかの上乗せですが修理費の10%まで上げる事ができました。
当初のこちらの請求額よりは大分少ないですが、古い車なので評価損は認めないと言っていた相手から僅かですが引き出せた事で良しとしましょう。まだ振り込まれてはいませんが、これでやっと事故処理が終りました。
このお金はNSXの価値を上げるために、パーツ代にも足りませんが後期ABSヘの換装費用の足しに使いたいと思います。
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NSX | 日記
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2023/12/23 22:53:33