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オダジーのブログ一覧

2015年11月25日 イイね!

高度化

高度化H2A 29号機が先日打ち上げられましたが、今回の打ち上げは注目だったね。

と言うのも、従来のH2Aとは違い、高度化1号機の打ち上げだったワケで。

簡単な見分け方は2段目部分のタンクの色。


ここが白い。 これは宇宙でのタンク加熱を避ける為に白くしたんだとか。
2段目の長時間飛行を可能にするための策なんだそうだ。

後はイプシロンロケットのようにアビオニクスを更新していたりで、打ち上げの簡略化を狙っているとか、
細かいところも違う。

まー、ニュースだと2段目の改良だとかがクローズアップされたので見た方も多かっただろう。


これで、晴れて宇宙技術が世界に追いつき、トップの技術を手中にしたとも言える打ち上げだったんだよね。

これから、ますます発展して時期H3ロケットに続くように願いますなー。
Posted at 2015/11/25 22:29:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 宇宙物 | 日記
2015年09月14日 イイね!

S-520打ち上げ成功

なんとなーーくJAXAのページをチェックしてみたら、S-520ロケット 30号機の打ち上げが成功。と出ていた。(9月11日の話)

S-520ロケットは観測用で、打ち上げ後、弾道軌道ですぐに落下してくる。
だが、上層大気や、宇宙にちょこっと顔を出している高さ(今回、高度300km)の状態を直接調べるのが役目だから、これでイイ。

これぐらいの高度だけど、モデルロケットとは違い、観測機器を搭載していたりするから、
本格的なロケットなのだ。
(単段、固体燃料だから、でっかいロケット花火みたいなもんだが、それはそれで難しい)

古くはカッパロケットやラムダといった、日本のロケットの伝統を色濃く今も残す外観。

なんといっても、ウルトラマンな色なのだw


視認性とか色々理屈はあるんだろうが、なんといってもカッコイイ♪


飛行は550秒間と短い時間だがこれでも微小重力下の実験とかするから凄いやね。





Posted at 2015/09/14 23:34:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 宇宙物 | 日記
2015年08月31日 イイね!

コミケで うっすい本を買っていたのだ。

タイトルのまんまですけどw


実はこないだの夏コミで薄い本を購入してました(白状)

とは言え、普通、コミケの薄い本って連想すると、
アニメやコミックのキャラがくんずほずれず的なものを想像するだろう。

しかーし、あの会場はマニアの巣窟の空間でもあり、
ウルトラ級にマニアックな本も存在する(しかも、割と充実しとる)

で、宇宙物のコーナーの一角で見つけたエンジン解説本なのだw



これねー、NK-15/33はあのソ連の月ロケット用エンジン。
RD-0120はソ連版シャトルのエネルギア/ブラン用。

どちらも、ソ連崩壊前なら超軍事機密だwww
それを、まあ、よく解説してある。 当然、当ページのような憶測ではなく、
公式な資料を駆使して解説してある、すばらしい出来。

まづ、表紙からすごい。

世界の傑作機シリーズのまんまやんw

こちらが本物の例。


しかし、これだけじゃない、本家から許可を得て採用しているのがスゲエ。



なんでまた、こんな本を? と言うと、先日も会ったばかりだが、
ヘンタイ エンジンシリーズを冷戦時代のロケット開発で~ってリクエストがあったからである。

自分も、謎のベールに包まれたソ連/ロシアのエンジンには興味があるし。
読み進めていくうちに、これは。。。と感心してみたりとなかなか面白い。
(マニアック視点での話)

もうちょい読み進めて、いつか記事にしようと思う。
(寝る前に読んでいて、いつの間にか寝てしまうのが難点なのよ)
Posted at 2015/08/31 22:46:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 宇宙物 | 日記
2015年08月27日 イイね!

H-2B 2段目の謎

先日のH2-Bの打ち上げを生中継で見ていた時に、ふと疑問が。
打ち上げ後、1段目、2段目と切り離すんだが、2段目切り離し前後で、あれ??って思ったのよね。
打ち上げシーケンスではこうなってる。



何が疑問かわかる?

1段目は燃焼停止 → 1段目分離。

2段目は第1回燃焼停止 → HTV分離。

となってる。 第1回ってのは?? HTVを分離した後の2段目って用済みなのでは??
って思ったんだよね。

実は2段目はこの後、最後の仕事が待っている。 そう再着火だ。
いやいやいや、おかしいだろ?積荷はすでに無いんだぜ? 何するんだ~?

それは正しい。 しかし、今時のロケットは事情が違う。

2段目ってのはかなりの高度で飛行しているから、なかなか地上に落ちてこない。
軌道上に漂うデブリ(障害物、宇宙ごみ)になってしまい、忘れた頃に落ちてきたり、打ち上げの邪魔をしたりして今後の支障がでるんだな。

なので、HTVを分離した後、地球を一周してエンジンを再着火させて減速。
スペースクラフト セメタリーに落下させるって事になってる。





HTV分離! 打ち上げ成功です! と言ったカゲには、ひっそりと2段目が誰にも迷惑かけないように落下する。 
なんとも奥ゆかしい。

で、HTV1号機から5号機まで打ち上げられたんだが、2号機からこの方法を採用。
(制御落下という)
すべてのロケット部品は落下する仕組みなのだ。
この為だけではないが、2段目エンジンには複数回の着火が求められているんだよな。
再着火って実は難しいんだが、さらっとやってるのが凄え。
(2段目はLE-5ってエンジンなんだが、H-1ロケットから改良を重ねて今日に至る。)

今後、HTV5号機も任務を完了したら、この宇宙機の墓場に落下する予定だ。

ロケットってのは、本当に上がって、落ちるだけの実に単純な物だったりするワケだ。
そんなシンプルな物の中に色々な人間ドラマがあるから面白い。
Posted at 2015/08/27 23:15:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 宇宙物 | 日記
2015年08月26日 イイね!

HTV5号機成功の影には。

HTV5号機成功の影には。先日のニュースでHTV5が快挙と報じられましたが、
オールジャパンのチカラを発揮した宇宙開発の貢献を紹介され、すげえなと思った人も多かったハズ。

しかし、ここに至るまでには遠く果てしない厳しい道のりがあったのだ。
これを知る人は少ないであろうことから、ちょっと紹介してみる。

元々、日本の宇宙開発において、アメリカとの縁は切っても切れない関係。
国際宇宙ステーション建設においても、重要な役割。(資金面でも)

H2ロケット開発時から、宇宙ステーションへの補給船のアイデアはあった。
しかも、それを発展させ、日本独自の小型ステーション建設案まで妄想は膨らんだ。

HTV計画にあたり、日本はNASAに対して、「補給船ってのを日本で作って貢献したいんだが?」と提案してみた。

それにNASAはこう答えた。「はぁ? 何言っちゃってるの?」
「ろくに人工衛星も飛ばせない、おまいらが何できんのよ?」

「いやー、無人でね。 宇宙ステーションに近づいて、ドッキングするんよー」
「はぁ?? 宇宙ステーションにぶつけたら、どーすんだ!」
「日本の補給船がステーションにこなけりゃ、安全なんだよ!!」と、けんもほろろ。。。
(そりゃ、アメリカ人の感覚で16.5トンの衛星をぶつけりゃ ステーション壊れるってば)

この時の日本の技術者の気持ちが良くわかる。
(自分もアメリカのビッグネームにコテンパンにやられたことがあるからw
くそー、アメリカ人、ぜんぜん話を聞かねー。とか思うワケで。。)

しかーし。 技術が無いわけじゃない。 頑張っているんだ。
JAXA(旧NASDA)は細々ながら、実験をくりかえしていたんだなー。

「きく7号」衛星がそれだ。

「きく」シリーズはNASDAの歴代の実験衛星。主に静止衛星や通信衛星といった実用実験を担当していたんだよね。
それが7号まできてドッキング実験衛星とは。。飛躍にもほどがあるなぁ。

内容的には、2つの衛星をドッキングさせたまま打ち上げ、宇宙で分離、再ドッキングを繰り返して、
将来必要なドッキング技術を得ようとした訳だ。

で、ニックネームがついた。 「おりひめ」 と 「ひこぼし」 洒落た名前である。
しかも初のドッキング実験が7月7日という冗談にしか思えない設定w

目標との距離を測り、自位置を調整しながら無重力空間を移動して接近する。
1つでも条件が合わなければ、即退避して距離をとる。 そんなシーケンス。
実にデリケートな日本らしいアプローチ。

なかなかうまく行かず、ソフトもどんどん改良を重ね、成功した。

例の萌衛星図鑑ではこんな感じ。 いちゃいちゃするのが仕事の衛星たち。


これが、1997年から98年の出来事。
この実験結果が現在のHTV(こうのとり)シリーズのドッキング技術の基礎となったワケ。

他にも、HTVに向け制御技術は磨きをかけられ、厳しいNASAの言いがかりにも近い指摘に耐え。
(実に審査のたびに1000枚を超える指摘! 大体3回は審査があるよね。。)
三菱の技術者の苦労がわかる。。。泣ける。

主にISS(国際宇宙ステーション)との安全に関することだろうが、こんだけの指摘だと心が折れかねんね。 
一つ一つ検討し、実証するのは大変だったであろう。

スペースシャトルも事故により引退。 大型貨物はHTVにしか出来ない仕事になっていた。
いやでも高まる期待。(NASAも調子いいよねー)



見事HTV1号機は2009年に成功した。 この時にISSでHTVをキャッチしたストット飛行士(女性だ)
は、まるでISSに対してHTVが止まって見えたと言ったとか。
それだけ高精度なcm単位の”車庫入れ”が決まっていたんだろう。
(ロシアのプログレスなんかは、結構豪快にISSとドッキングする。)
繊細で日本っぽい技術は健在だわね。

お礼にストット飛行士は筑波の管制室に宇宙から寿司の出前を頼んだらしいw

じゃあ、衛星のキャプチャはどうなん?って事だが、
HTVのキャプチャ方式って良いんじゃね?と思ったアメリカ人。

さっそく真似をして、ちゃっかりドラゴン宇宙船に採用。
で、これをキャッチしたのが、星出宇宙飛行士。





実はHTVより先に日本人が補給船をキャッチしとる。

そんなこんなで、いよいよオールジャパンで補給作業を完遂できるまで条件が整って、
今回のHTV5号機の快挙となったワケだ。

実に長い時間をかけて日本の宇宙進出がきた。(今回の文章も長いが)

そんなお話。 (途中で、あきたろ?)
Posted at 2015/08/26 22:25:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 宇宙物 | 日記

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