なかいちゃん@RIDDLE RIDERのブログ一覧

さて､今夜は・・・


クルマネタがないので(笑)





コンブの手伝いの後に始まった内職・・・

ダシ昆布の製作過程をちょちょっと紹介しますね(笑)


地方産のコンブがなぜいい値段がするのか､コレを見れば少しは納得してもらえるかもしれませんｗｗｗ

因みに､ＭＫＢのコンブは天皇陛下にも献上昆布として使われたことがあるそうな・・・






オラが行ってる親方の所は､夜の作業員はオラ一人ｗｗｗ
親方と家族は昼間､いいだけ働いてます｡


オラが担当してるのは､【促成カットコンブ】という､養殖昆布を決まった長さにカットしているもので､主にダシ昆布として流通してるものです｡


オラの作業場はこんな感じ




親方が機械で一定の長さに切った乾燥コンブの両端のビラビラになった【みみ】の部分を切り落として､商品としてキレイな形にするのがオラの仕事｡
通称【赤ッパ切り】ｗｗｗ

とはいえ､なんせ相手は植物｡
決まった形になんてなっててくれるはずもありません｡

こんなのばっかりだったらいいけど・・・







こんなのが一般的で・・・





これは・・・どこにハサミを入れていいやらｗｗｗ






一番やりやすいので説明します♪
まずはこのコンブのみみを切ります｡



みみの幅はそれによって違いますが､共通の注意点はみみを切りすぎても切らなすぎてもいけないってこと｡
ドコまでを【赤っぱ】と見るかでコンブ一枚の大きさも重さも変わってきてしまいます｡


これだとオラはホントに数ミリの幅でしか切りません｡





みみを切った昆布は箱の中に｡
これがいずれ商品になります｡






厄介なのがこういうの｡



この○印の中の斑点のようなもの｡

コレがなんなのかはオラは分かりませんが､ウチらはこれを【こけむし】と呼んでます｡
多分コンブを餌にする寄生のものなんだと思いますが・・・

他にもホタテや牡蠣の稚貝もくっついてきます｡


で､これもみみを切るとこまでは一緒ですが・・・




そのあと､こけむしを落とさなければいけませんが､その時使うのがコチラ！！



錆び落としのスポンジですｗｗｗ


コレを使って昆布をゴシゴシ｡



このくらいキレイになればいいでしょう♪


一枚わずか数ｇのコンブですが､コレをまた選別しながらきれいに並べて箱詰めして､ひと箱１２ｋｇで魚組に出荷します｡

この間全てが手作業｡
ひと箱分のコンブを切るのにオラは３時間かかります｡
こけむしが多いと４時間以上かかってしまうこともありますが､それでも全てのコンブが使えるわけでもありません｡

赤っぱはプレスしてひと箱１７ｋｇ弱で出荷します｡




出荷後はそれぞれの加工場でとろろ昆布になったり､袋に詰めてダシ昆布になったり､色んな商品として市場に出回るわけで・・・

加工場でも､袋詰めはより分けながらの手作業なんだそうです｡

赤ッパも､昆布茶になったり粉末のダシになったりと､捨てるところが無いそうです｡




親方の家では､漁の合間にこの【赤ッパ切り】の作業が年内いっぱい続きます｡




スーパーやデパートなどで袋詰めのダシ昆布を見かけたら､そのコンブを使う機会があったら､コンブ漁師さんの苦労がダシの中に詰まってるんだって､そう思ってもらえれば漁師さんたちの苦労も報われるってもんです♪

カミナリ～！！



でも雲の中だから､稲妻は見えないのね・・・






ギャラクシーの連写機能って初めて使いましたが・・・







ｽﾝｹﾞｪ──―Σ(ﾟ∀ﾟﾉ)ﾉ─―─ｯ!(笑)