昨日交換したEGRアクチュエーターを分解してみました
アクチュエーターですがCANECUが入ってるPM型のステッピングモーター
錆で凄い事になってました。ボールベアリングもガタがありコロコロ感があります。
モーターがちゃんと動かないのは2個の軸受けのボールベアリングが逝ってバックラッシュを維持出来ず回転子がコイルに当たり動かなくなるようです。ボールベアリングを交換出来たとしてもコイルが摩耗してるのでスグにトラブルが起きます。ってか…先代の工場長がやってダメだったそうです。20万円って高額な部品なのにリビルトが無いのは修理不可能部品だからの様です。
昔話です
まだDPFが搭載されだした頃に大失敗してます。DPFのセラミックフィルターが詰まったから、どうしたらいいかをディーラーに尋ねたら洗浄してくださいって言われたのでマフラーを下ろして分解してセラミックフィルターを水で洗浄しましたが出てくるって言われた物質が出てきません。
煤の上にエンジンオイルがコーティング状態になってて水を弾くのでダメだって分かったので食器洗い洗剤をかけてから洗うと綺麗になりアッシュも出てきました。薄い色のレンガみたいな物がセラミックフィルターに穴のサイズピッタリのがニョロニョロとね
そこでやめたら良かったんですが酸化触媒も煤けてるのが気になり洗う事に
同じ様に洗剤をかけて洗うと排水に発色の良い白い粉が出てきました
セラミックフィルターに詰まるアッシュってのは煤の様に燃えない物質でエンジンオイルの添加物や燃料に含まれている硫黄分の塊です
灰分とかとも言われてるので酸化触媒から出てきたものの無知だったので、それらだと思って念入りにそれが出なくなるまで洗剤で洗いました。
そんなことをしたバスでしたが煤がスグ貯まるし煤焼きも調子が悪く改善しませんでした。
その後に、酸化触媒や三元触媒の作り方を調べました。
当時のアフォな私は触媒になる貴金属をセラミックの原料に混ぜ込んで焼き固めると思ってました。
実際は、セラミックのフィルターを作ってから溶液に漬け込んだり、吹き付けたりしてセラミックの表面にコーティングするそうです
熱や圧力には強いのですが洗剤をかけると剥がれるそうです。
排水に出てきてたのは触媒の貴金属だったみたいです。酸化触媒に使われてる貴金属はプラチナです。金をドブに捨ててたわけです💰
勿論、触媒が流れた酸化触媒はただのセラミックフィルターなのでインジェクターが必死に燃料を送っても酸化しないので発熱しません。
煤焼きの調子が良くなる訳ない事をしてたんですよね。
80万の触媒がパーになりました
自動車を本当に弄るってのは仕組み、原理、作動、動作、構造を知るのは当たり前ですがセンサーの材質や製造工程、果ては金属の種類や物理から…様々なことを知らないと失敗します。知らなくても部品交換は出来ますが修理は出来ません。本当にどんだけ勉強すれば良いねんって思います。新しいことに遭遇する度に睡眠時間が減ります。ぼっこい記憶回路は上書き保存しないと容量不足を起こします。パソコンみたいに増設出来たら良いのにって思いますw
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2024/04/04 20:55:30