• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

soundproの愛車 [メルセデス・ベンツ Sクラス]

整備手帳

作業日:2022年2月2日

11スピーカー交換+多チャンネルDSPでブルメスターS500をサウンドアップ♪その2

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以上
1
ドア内部が終わったので、次はツイーターです。

写真は加工前の純正ツイーターです。ミラー裏に取り付けられているツイーターグリルを抜き取ると、ツイーターユニットごと取れてきます。

このユニットをAX165に付属のツイーターに交換します。
2
ツイーター差し替えに伴って、純正部品を別途調達することになったので並べて撮りました。

左側が車両にもともとついていたブルメスター用のツイーターカバーです。
右側は、9スピーカーの標準オーディオ用のカバーです。(税込2,387円/個)
ブルメスター用は全面が金属製のメッシュで、標準の方は樹脂製です。真正面から見ると、ユニットがハマる穴が目に付きますが、これはユニットがついてないからそう見えるだけで、着地はほとんど違いがわかりません。

なぜ標準カバーを調達することになったか。ですが。
今回のインストール作業全般において、基本的に純正に戻すことを条件として進めているのですが、このツイーターカバーの加工については、全く戻せなくはないものの、加工の手間(=戻しの手間)が結構掛かる事がわかりました。であるならば純正の方は温存して、加工用に別途一組調達することにしよう。という事になったのです。

一時は全く同じブルメスター用で考えましたが、標準がカバーのみであるのに対して、ブルメはツイーターもついてきてしまうので、値段も上がるし無駄にもなるしということで、標準のほうにしました。
3
作業後の様子です。

標準オーディオ用ツイーターカバーにユニットを取り付けて、所定の位置にはめ込みました。
純正部品ですから、当然ながら違和感はないですね。

純正戻しの際はパカッとはめかえるだけで完了です。
配線関係も、純正のカプラーは切り落とさずにスプライスで割り込ませているだけなので、純正配線にほとんど負荷を与えずに離脱させることができます。
4
次はダッシュボード上面に移動して、センタースピーカーです。

ダッシュボード中央を覆っている大きなスピーカーカバーを取り外すと、、ちんまりとしたセンタースピーカーが収まっていました。
ちんまりといって10センチクラスなので、センターの大きさとしては一般的です。カバーがデカすぎですよね。
5
純正スピーカーの裏を見ています。

配線が2系統入力されているのがおわかりになると思います。
このスピーカーはダブルボイスコイル構造になっているので、接点が2つあるのです。ダブルボイスコイル方式とは、2系統あるコイルを直列につないだり(普通)、並列につないだり(音量重視)、同ソースを2つに別々に入れたり(キレ重視)と、基本的に同一のソースを前提として、目的に応じた特性を得るために考えられた仕組みですが、ここでは、違うソースを再生する目的で使われています。

1つは、全15スピーカーからなるオーディオシステムの一部として、楽曲を再生するためです。これは皆さんの予測通りだと思います。そしてもう一つは、エマージェンシー通信時にオペレータの声を再生するために用いられます。

今回はオーディオ用のシングルボイスコイルのMX080に交換しますので、今後は楽曲再生専用となります。
そのため、エマージェンシー用の入力は別のところに移設して、機能を維持できるようにしたいと思います。
6
差し替え後の状態です。

ドアスピーカーでも登場した、MX080をカスタム制作したバッフルに収め、同位置に取り付けました。
純正よりもひと回り小さくなりますが、素材も性能も違いますので、よりメリハリのある音を出してくれます。
インストール面においても、背面のマグネットが小型強力のネオジムですので、奥行が控えめで取り付け性が良好です。
(取り付け性という新語には未だにしっくりきてません。流されている自覚はあります。)
7
センタースピーカーの交換に伴う、エマージェンシー用スピーカー機能の代替手段です。

運転席のキックパネルには、センタースピーカーと同径のスピーカーが付いていて、各種アラーム音を鳴らすための専用スピーカーとして機能しています。
大きさが同じですので、ここにセンターに付いていたダブルボイスコイルスピーカーを移設して、片方のコイルにアラーム音の入力を、もう片方のコイルにエマージェンシーコールの出力を、それぞれ繋ぎ込んでやろうというアイデアです。

写真の右がキックパネルにトレードインした旧センタースピーカーで、左が退役したアラーム用スピーカーです。
幸い、スピーカーへの接続用カプラが同じ規格でしたので、両入力ともスンナリ接続することができました。
8
今回はメルセデス・ベンツS500 4MATICのサウンドアップ事例のフロントスピーカー後編を御覧いただきました。

カーオーディオの音質向上において、最も優先順位が高いのはサウンドアッププログラムとしてご紹介しているようなスピーカー交換+ドア防振ですが、当コーナーに登場する機会の多い、小型〜中型車、そしてスポーツ系のクルマのスピーカーだと、最小セットでフロント2way、仕様によっては3way、そしてリアのフルレンジが交換対象になります。
数にして4つから6つくらい。MAX8つくらいでしょうか。(パワードサブウーファー除く)

市場全体においても、やっぱりこのグループがボリュームゾーンになりますので、複数のスピーカーを制御するためのDSPも、8ch+パワードサブウーファー用プリアウト1chを扱える9chを上限とした仕様の商品が豊富です。

中心があれば、その上もあるわけで、豪華なオーディオシステムを搭載しているラグジュアリー系のカテゴリにおけるサウンドアップは、交換するスピーカー数がたくさんになりますし、それらを制御するためのDSPも、より多くのチャンネルが扱えるタイプが発売されています。

今回のS500は、その典型的な事例と言え、全15スピーカーのうち、主要な11個を交換し、最大14chまで扱えるDSPで制御しています。
このように沢山のスピーカーを交換する場合、その取り付け方法がある程度標準化されている、フロントドアのスピーカーとツイーター以外の大小さまざまなユニットを交換することになりますが、アッセンブリー形式の純正スピーカーユニットにカスタムバッフルを組み込んで、スピーカーだけ入れ替えたり、ブラケットの形状をそっくりコピーしてバッフルを作るなど、純正スピーカーの取り付け方法をきれいに踏襲して施工することになります。

純正と全く同じサイズの社外スピーカーがあればそう難しくないでしょうけれども、実際には径が多少違うのでバッフル制作の調整が必要ですし、パフォーマンスのよいスピーカーは総じてマグネットが強い分、奥行きが深いので、クリアランスを見極めて工法を検討・調整する必要が出てくるので、そこそこの図画工作パワーが必要になります。
こういった現物合わせが多くなる仕事は、どうしても作業効率が低下しますので、十分な利益を確保しにくいのが正直なところですが、幸か不幸か、当店は手のかかる仕事ほど燃えてしまう傾向があるので、そこそこの作業品質を維持できてると思います。(手前味噌ですいません)

仕事のボリュームが大きい分、フルにやると総額が大きくなりますが、オーナー様のご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
直接のお電話もお気軽に♪
03-5913-8450です!

イイね!0件




タグ

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。
みんカラ+ 自動車業界人の日常をチェック

プロフィール

東京都荒川区のカーオーディオプロショップ サウンドプロです。 当店はゾクッ!とくるような「オーディオの感動」をどなたにも味わっていただけるよう、あらゆる...

ユーザー内検索

愛車一覧

ホンダ N-VAN+スタイル ホンダ N-VAN+スタイル
今回はホンダのN-VANの事例ご紹介です。 画像でも表現してますとおり、当店の車です♪ ...
日産 NISSAN GT-R 日産 NISSAN GT-R
R35GT-Rの事例ご紹介です。 GT-Rといえば、先日、完全な純正戻しが可能な、R3 ...
日産 NISSAN GT-R 日産 NISSAN GT-R
今回はR35-GT-Rの事例のご紹介です。 当サイトに遊びに来て頂いているお客さまな ...
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン
今回はメルセデス・ベンツCクラス向けにサービスを開始した、メルセデス・ブライトオーディオ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation