シフトカラー交換・補修　その１

車検に向かっているときに、シフトの感触が突如変わった。ふらふらできちんとシフトできない。
これはシフトレバーの支点にある「シフトカラー」が砕けたなと思った。

このパーツはすでに製廃だが、ユーザーが自作したり、ショップがパーツ販売していたりもする。自分も自作を考えたが、ピアッツァ乗りのMikamiさんに連絡を取ったら、業者に作らせたシフトカラーがあるというので分けていただいた。

車検通過後、早速分解してみた。
もぐらないと取り外せないが、作業としてはそれほど難しいわけではない。ただ、リジットラックでの作業では空間が狭すぎて非常につらい。
シフトレバーとコントロールロッドをとめるボルトは特殊なワッシャーが入っているためメガネが入らない。サイズがあっているはずなのに入らないのでサイズが違うのかと何度もメガネを取り替えたりして、ずいぶん悩んでしまった。スパナで外せば問題ない。

案の定シフトカラーは砕けて影も形もなかった。

スプリングを抑える部品のリテーナー取り外しに手こずったが、順次分解。
外したシフトレバー回りの部品をメタルクリーンで清掃。

右下の黒いパーツがシフトカラー。

分けていただいたシフトカラーは、シフトレバーに取り付けるためのピン穴が若干狭かったのでやすりで広げた。

ピンは油圧プレスで取り外し、油圧プレスで圧入した。
油圧プレスはあると本当に便利な道具だ。

上側のスヘリカルケージは、5速・リバース側がひどく削れていた。そこでGM－８３００という強力なエポキシ系アルミパテにピアノ線を埋めて補強してみた。

硬化後組み立て。
シリコーングリースでグリースアップ。

シフトがないセンターコンソール。

シフトの台座。

シフトレバーを取り付け。

下からアクセス。
これからボルト5本を取り付けるのだが……。

その２に続く