88. パワーウィンドウ（P/W）の全窓キーオフオペレーション化

運転席窓のパワーウィンドウ（P/W）はキーオフ後も 約10分間は稼働しますが （＝『キーオフオペレーション』）、
その他の窓はエンジンキーを回した状態でないと開閉できません。

そこで、助手席窓＆スライドドア窓のP/Wでも、キーオフオペレーションが可能になるように弄ingしてみました。

元々、運転席P/Wの電流（常時電源）は、MICUのタイマー回路により、運転席ドアを開閉しない限り、
キーオフ後も約10分間はアース（-）に落ちるようになっています。　　《 №22カプラ（12P） ・ №12配線〔空色〕 》

一方、助手席＆スライドドアのP/Wは、ヒューズBox左上のマイクロISO端子配列リレー（№901）で電流を制御しています。

具体的には、1：IGN電源（+）が 2：アース（-）に落ちているる間 （＝エンジンスイッチが”ll”の間） だけ、
A：常時電源（+）を B：P/Wモータに供給しています。

これを、1：常時電源（+）が 2：タイマー制御アース（-）に落ちる間、A：常時電源（+）を供給するように変更します。


（お薦めできませんが、リレーを外し、AとBを直結すれば、運転席以外の窓は 何時でも開閉可能になります。）

まず、№901リレーをラジオペンチで引き抜きます。

次いで、平型端子を使ってハーネスを作成します。

　　　　　　　　　　　　　　　　〔リレー〕　　　　〔ヒュース゛Box〕
① 常時電源（+）〔赤色〕：　A♀ & 1♀ ← 　A♂
② アース　（-）　〔黒色〕：　B♀　　　　 → 　B♂
③ タイマー（-）　〔青色〕：　2♀　　　　　→ 　タイマー配線

なお、①と②の配線には最大 3つのP/Wモーター用の電流が流れるため、2.0sq以上の太線を使用した方がいいのですが、手持ちがなかったので 1.25sqになってます。

①常時電源（+）〔赤色〕は、リレー・1♂とA♂を結んだ後、A♂からヒューズBox・A♀に接続。

②アース（-）〔黒色〕は、リレー・B♂からヒューズBox・B♀に接続。

キーオフ後も約10分間アース（-）に落ちる線は、ヒューズBox左下・№22カプラ（12P）・№12配線〔空色〕。

③タイマー（-）〔青色〕は、リレー・2♂から この空色線に結線します。

なお、スカイルーフ車の場合、№60カプラ（8P）・№3配線〔青色〕でもいいようです。

リレーは端子とともに結束テープでグルグル巻きにした後に赤丸の位置に挟み込み、配線をタイラップで固定（黄丸）して完成です。

これで、キーオフ後も 約10分間は、全ての窓の開閉が可能になりました♪

ただし、Kカー並みのバッテリーに配慮して、キーオフ後のP/W操作は必要最小限に留めるようにしています。