ホンダのF-1撤退、スズキのWRC出場延期、スバルのWRC撤退、カワサキのMotoGP撤退などなど、自動車&2輪車メーカーのモータースポーツからの撤退が報道され続けているが、2輪車のメーカーでホンダがワークス体制を辞めるというのには、かなりビックリした。
売れない時期だからこそ、最大の広告宣伝の場であるモータースポーツから盛り上げていかなければならないという思考は間違いなんだろうか。勝つから売れるという理論は、こういう時代には勝っても売れないので辞めるという方向に向かうのか。
歴史の違いというのか、企業の考え方なのか。温度差は否めないにしても、あのホンダがレースを辞めるというのは、それだけ昔のホンダとは違うということなんだなと実感する。
別にそれが良い悪いということではなく、時代がそうさせるのだから仕方が無いと括ればそれだけなんですがね。何かこう寂しい思いだけが残るのは・・・。欧州のメーカーにしても状況は似たような状態なんだろうけども、そこで撤退するかしないかが考え方や歴史観の違いなんだろう。彼ら欧州のメーカーにもそういう歴史があった会社はあるし、一概に悪いとは言えないし自分たちだって同じような立場なんだろうし。
それにしてもなんだんかねぇ。別にそれほどモータースポーツも好きで観に行く訳ではないけども、ニュースの配信でワークスの活躍が流れないっていうのは・・・やっぱり広告宣伝効果は文字通りゼロですな。
↓以下、新聞記事より。
ホンダ、オートバイレースも縮小へ
経費節減のため、自動車のF1世界選手権から撤退したホンダは、オートバイでも、モータースポーツ活動を一部縮小することが分かった。
27日にも発表される。
オートバイレースでは鈴鹿8時間耐久(通称8耐、7月・鈴鹿サーキット)について、ワークスチーム(メーカー直系)の出場を取りやめ、本社が開発したマシンを外部チームに供与する形を取る。ホンダでは「撤退ではなく、活動の形式を変えるもので、過去にもあった形式」としている。また、国内のロードレース、モトクロスもワークス活動から、マシン供与という同様の形に変える。
一方、モトGP世界選手権と元世界王者の藤波貴久が活動するトライアル世界選手権では、活動を継続する。経費節減の効果は8耐で20億円強が約半分になり、モトGPを除くオートバイのモータースポーツ活動費は年間60億円から30億円に圧縮される見込み。
(2009年1月23日18時27分 読売新聞)
Posted at 2009/01/25 12:23:35 | |
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