2023年09月18日

2023年夏:小笠原父島旅行【準備編】
2023年夏:小笠原父島旅行【1日目】2023/8/15
2023年夏:小笠原父島旅行【2日目】2023/8/16
2023年夏:小笠原父島旅行【3日目】2023/8/17
2023年夏:小笠原父島旅行【4日目】2023/8/18
2023年夏:小笠原父島旅行【5日目】2023/8/19
2023年夏:小笠原父島旅行【6日目】2023/8/20
2021年、今の会社に勤めて20年となり、2週間の永年勤続特別休暇と報奨金をいただけることとなりました。
2週間の休暇なんて仕事をしているとめったに取れることではないので、家族で特別な旅行にしようとなり、行き先を検討している中で出てきたのが小笠原父島への旅行です。
父島へはおがさわら丸という船で24時間かけていく方法しかなく、1航海約1週間必要であるため、まとまった休みが取れるときにしか行くことができないのです。
島旅好きということもあり、小笠原父島への旅行が最有力となりました。
ところが、2020年から新型コロナウイルスが世界的に流行し、その影響で行動制限がかかりました。
その影響があり、2021年の永年勤続特別休暇は救済措置により1年延長可能となりました。
2022年も引き続きコロナ禍により行動制限がかけられていたため救済措置が延長となりさらに1年延長となりました。
そして2023年、いまだに新型コロナウイルス第9派の真っ最中ではありますが、行動制限が解けたこともあり会社側の救済措置もなくなり2023年の夏に小笠原父島旅行を決行することにしました。
2011年:沖縄
2011年:伊豆大島1回目
2012年:式根島1回目
2013年:神津島
2014年:式根島2回目
2017年:伊豆大島2回目
2018年~2022年の間は夏休みはキャンプに行っていたため、2017年の伊豆大島以来6年振り7回目の島旅になります。
2023年2月下旬
夏休みまではまだ半年もあるのでタイミング的に早すぎるとは思いつつ、小笠原父島旅行には1週間のまとまった休みが必要ということ以外の何も知らなかったため、まずは情報収集することにしました。
近所のJTBに行き聞いたところ、最近はJTBでは小笠原諸島は扱っていないとのこと。
そこで、ガイドブックを探しました。
その結果、この3つのガイドブックをチョイスしました。
それぞれ発行された時期が異なり多少情報が古いものも含まれますが、それぞれ情報を補う個所もあり、小笠原諸島の旅行を考えている方にはおすすめです。
2月25日ガイドブックゲット。

ガイドブックと小笠原海運のサイトを見ていて気付いたのが、夏休み期間は5泊6日の工程と、6泊7日の工程の2つのパターンがあることが分かりました。
せっかく行くのならば6泊7日の工程が良いだろう、ということでその期間で検討を始めました。
旅行で重要になるのが宿です。
宿のタイプもいろいろありましたが、泊まる場所は快適性を求めたいと思い、1ランク上の宿から探すことにしました。
ところが…4名利用の1ランク上の宿の空き状況を確認したところ、なんと半年も前にも拘わらずすでに空きが見つかりません。
宿のランクを下げて探すと見つかります。
あるいは、おがまるパック予約分のみ空きあり、というところはありました。
まずい…
おがまるパックは、小笠原海運が扱っている船と宿が一緒になったパック旅行です。
おがまるパックの発売日は、6月7日(水)9:00より一斉発売となっており、乗船券の発売日と一緒。
さすがにそこまで待って予約できなかったら残念どころの話ではありません。
ではどうしようか…
その時に、「娘が5泊6日の工程にして1ランク上の宿を選ぶのはどうかな?」と提案がありました。
なるほど、それで探してみよう。
そして、探してみた結果、5泊6日の工程には希望の宿に空きがあることが分かりました。
こうして、当初の方針を変更して旅行の工程は1日減りますが、5泊6日の工程で希望の宿で計画を立てることにしました。
※この変更がのちの幸運をもたらします。
3月7日
まずは宿の仮予約が完了しました。
予約をした宿は、パパスアイランドリゾートHARE
"仮"予約となっているのは、乗船券の発売が6月7日なので、乗船券が確保できて初めて本予約となります。
宿の予約と同時に、パックツアーがないか探しました。
その結果、小笠原海運のおがまるパックのほかに、ナショナルランドのなしょなるパックというパックツアーを見つけました。
なしょなるパックには直接仮予約をしたパパスアイランドリゾートHAREもありました。
そこで、パパスアイランドリゾートHARE直接の予約と同時になしょなるパックでもパパスアイランドリゾートHAREの予約を取りました。
勝手が分からなかったので両方同時に予約をしてしまいましたが、両方予約が取れてしまったらすぐにどちらかをキャンセルすることにしました。
3月9日
パパスアイランドリゾートHAREとナショナルランドから返信がありました。
パパスアイランドリゾートHAREは空きがあり予約可能であるとの回答があり、ナショナルランドからはパパスアイランドリゾートHAREの空きがないため別の宿の提案がありました。
ナショナルランドの方はいったん保留にし、パパスアイランドリゾートHAREのご担当者にお盆の時期の船の予約は取りやすいのか聞いてみたところ、予約初日は電話がつながりにくく初日の内に満席になってしまうため、自信がない場合はツアー会社にお願いするのが良いとの回答をいただきました。
同時に、直接パパスアイランドリゾートHAREで取った予約をナショナルランド通しの予約に変更することも可能であるとの提案もいただきました。
このアドバイスはとても助かりました。
ナショナルランドには上記の説明をしたところ、こちらもナショナルランド通しの予約に変更することで問題ないとのことで、無事なしょなるパックとしてパパスアイランドリゾートHAREの予約をとることができました。
続いておがさわら丸の船室です。
快適性&値段順に
特等室>特1等室>1等室>特2等寝台>2等寝台>2等和室
となっています。
おがまるパックは標準で2等寝台になっていますが、なしょなるパックは標準は2等和室です。
値段と快適性の兼ね合いから、第一希望「2等寝台」、第二希望「2等和室」、第三希望「特2等寝台」でなしょなるパックでツアー予約が完了しました。
3月10日
ツアー会社が乗船券を予約するのも6月7日(水)9:00の一斉発売になるため、ひとまず宿と乗船券の仮予約が終わった状況となりました。
ここまでやってきて、GWやお盆の繁忙期の小笠原旅行は、宿にこだわる場合は半年近く前から予約をしていないといけないということが分かりました。
3カ月経過し
6月7日
ナショナルランドから、無事第一希望の「2等寝台」でおがさわら丸の乗船券が取れたとの連絡がありました。
Twitter(今はXか)で見ていると、「会社を休んで朝から電話をしているものの昼まで電話がつながらず乗船券が取れるか分からない」といった書き込みがあったので、ナショナルランドに依頼して正解だったと思いました。
無事、小笠原旅行に行けることになったので、交通手段やアクティビティの予約をすることにしました。
6月9日
まずは島の交通手段を調べました。
公共交通機関はバスとタクシーですがどちらも利便性には欠けるのでやはり何かしらレンタルする必要があると思いました。
レンタルできるものとしては、自転車、バイク、車ですがバイクは子供たちが乗れないためNG。
自転車は…父島は結構アップダウンがあるため厳しそうです。
そうなると車しか選択肢がありません。
ということで、レンタカーは数が限られているためすぐに予約をすることにしました。
小笠原整備工場レンタカーはすでに予約がいっぱいとのこと。
アイランダー・ツアーズは空きがあるようでしたが、他と比較すると値段が…
ササモクレンタカーに問い合わせたところ、到着日の8月16日は前の航海の客が使用しているため8月17日から貸し出し可能とのこと。
到着日の午後は徒歩で移動できる場所で行動することにして、ササモクレンタカーで予約することにしました。
軽バンが17日~19日の3日間で13000円!安い。
レンタカー確保完了!
レンタカーの確保ができたので、父島での行動予定を立てることにしました。
シュノーケリングを軸に、山のツアー、海のツアー、ナイトツアー、ウェザーステーションのサンセット、とびうお桟橋、島内一周ドライブなどを組み込みました。
6月18日
一通りの予定が立ったので、山のツアー、海のツアー、ナイトツアーの予約をとることにしました。
問い合わせた日は空いていたので、その日の午後に連絡したらすでに予約が埋まってしまったりと、ここでも早目の行動が必要でした。
そして無事、
山のツアーは
ボニンブルーシマの旭山(半日ツアー)
海のツアーは
アキビーチシーカヤッククラブの二見湾お任せシーカヤックツアー
ナイトツアーは
泊まる宿、パパスアイランドリゾートのナイトツアー
の予約が取れました。
ここまでで、父島でのスケジュールは
8/16
昼食:ハートロックカフェ
午後:大村海岸でシュノーケリング&その辺で釣り
夕食:丸丈で亀の刺身他
夜間:とびうお桟橋
8/17
午前:旭山トレッキング
昼食:アイランドデリ(弁当)
午後:場所未定シュノーケリング
夕食:ホテル
夜間:ナイトツアー
8/18
午前:宮之浜シュノーケリング
昼食:未定
午後:シーカヤックツアー
夕方:ウェザーステーション
夕食:未定
夜間:とびうお桟橋
8/19
午前:島内一周ドライブ(海洋センター、水産センター、展望台等)
昼食:未定
午後:お土産ショッピング
まで決まりました。
前回の海旅行から9年経過していたので子供たちも成長し、サイズが合わなくなっていたので、マリンシューズ、ライフジャケット、シュノーケルセットを新調しました。
ライフジャケットはご近所さんに差し上げたり、中古品として売ったり。
さて、最後に大きな問題が残っていました。
3匹のにゃんこたちです。
これまで、3泊4日のキャンプまではにゃんこたちだけでのお留守番の実績はあります。
にゃんこのお留守番対策として、自動給餌器、ウォーターボトル×2、ウォーターファウンテン×2、Webカメラ3台、スマートスイッチ(エアコン用)×2つを用意しているため、オンラインでにゃんこたちの様子を確認することができるようにしてあります。
しかし今回は、これまで最長の5泊6日であり、かつこれまでは何かあった場合はすぐに帰ってこられる場所でのキャンプだったのに対して、島旅のため何かあってもすぐに帰ってこられません。
そのため、今回は信頼のおけるご近所の友人夫婦に、何かあったとき(停電やWi-Fi不調でオンラインで対応できなくなったとき)に対応をお願いしました。(本当に助かりました。ありがとうございます。)
無事、全ての準備が整ったので、あとは当日を待つだけでした…
ところが、台風7号発生。
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台風7号は8日午前9時、南鳥島近海で発生しました。
非常に強い勢力の台風7号(ラン)は、8月11日(金)10時には小笠原諸島にかなり接近していて急速に発達中です。
その後、本州の南の海上を北上し、15日午前5時前に和歌山県潮岬付近に上陸、その後も北上を続け、午後1時頃に兵庫県明石市付近に再上陸しました。台風7号は今年初めて上陸した台風となりました。
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8月11日小笠原諸島に最接近するため
2023年8月11日(金)11:00東京発 ⇒ 欠航
2023年8月12日(土)15:30父島発 ⇒ 欠航
就航率の高いおがさわら丸、さらに、お盆真っ最中の6泊7日コース、おそらく1年で一番乗客の多いであろう便が欠航になったのはインパクトが大きいです。
この時点で、台風7号は15日に関東直撃コースの予報となっており、8月15日東京発の我々が乗る船も欠航の可能性が大となっていました。
一気に暗雲が立ち込み始めました。
8月15日の便の就航状況は、前日14日の10時に発表とのこと…
前日まで行けるかどうか行けるかどうかわからない状態で過ごすことになりました。
そして…台風7号はおがさわら丸航路を避けるように西にずれたことにより、無事就航がきまりました。
※上の方で娘の提案により1日少ない5泊6日の工程に変更しましたが、変更していなければ欠航した8月11日の便を選択していました。
小笠原父島旅行【1日目】へ続く。
Posted at 2023/09/18 13:54:23 | |
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