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たまたま見つけた、AMGレベライザーショックアブソーバー。
お得に入手しました。
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走行の少ない状態で、ピロブッシュは、まだかっちりしていましたが、表面は劣化が進んでいます。この状態で交換しても、レベライザーショックアブソーバー自体の抜けは無くても、ピロブッシュの劣化で交換が必至になります。
今回、ピロブッシュを加工して交換を試みてみます。
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専用SSTを持っていないので、手元の工具とボルトナットで、純正ピロブッシュを抜き取ります。
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ピロブッシュを抜き取った後、ショックアブソーバーの本体をサンダーで整えました。
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抜き取ったピロブッシュ。
抜き取った際に傷んだ部分はあれど、ピロカラー自体の劣化は見られませんでした。
換装するピロブッシュを製作する為に、取り外したピロブッシュを採寸します。
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硬度90の工業用ウレタンパイプを異形加工しました。
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ピロブッシュのカラーとして使用したのが、工業用ジグ用ブッシュカラーです。内径10mmで、全長が純正ピロブッシュカラーと同じ40mmです。
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また、同じく工業用ウレタンパイプにて、アッパー側のウレタンブッシュを製作します。純正と同じ厚さにカットし、同じ内径に穴あけ加工しました。
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純正ピロブッシュを抜き取った逆手順で、ショックアブソーバー本体にウレタンブッシュ、カラーを組み付けました。
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また、AMGレベライザーショックアブソーバーのバンプラバーもしっかりしてましたが、粉砕するのも時間の問題なので、バンプラバーが収まるケースを採寸し、高耐久の天然ゴムでショートタイプのパイナップル形状のブッシュを、ワンオフで作って貰いました。乗り心地にも左右するバンプラバーですので、形状と手軽に交換出来るようにしました。
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純正レベライザーショックアブソーバーを取り外す為、ハイドロリックオイルの圧を抜きます。バンジョーボルトを少し緩め、暫く放置。1リッター少しハイドロリックオイルが抜けました。
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アッパー側、17mmのダブルナット
ロアー側、17mmのボルトナット
スタビリンク、13mmのボルトナット
これだけ外せば、レベライザーショックアブソーバーは、簡単に取り外す事が出来ます。
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取り外した、純正レベライザーショックアブソーバー。
クタクタになって、ピロブッシュが機能していません。異音の原因は、ここだと思われます。
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ハイドロリックラインを脱着したので、バンジョーボルトの銅ワッシャーも新品交換しました。
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ワンオフで製作した、ウレタンブッシュもアッパーの下面に取付ました。
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仮組して、最終は1Gにて組み付けました。
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ハイドロリックオイルを補充して、しっかり加圧して、エア抜きを行い、車高を調整して完成です。
交換後の試乗で、明らかにかっちり感が増してます。当然異音も消えて、フルバンプでの収まりも突き上げ感が大きく改善されました。
手間はかかりましたが、フィーリングに関わるパートですので、非常に満足いく換装になりました。
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