2009年09月07日
『2週間しかない!』・『まだ2週間ある!』
どちらの言葉が適正なのか?
昨日のサッカー練習試合での出来事です。
地元でも有名なクラブチームとの練習試合でした。もちろん大会でも
常に上位にいるチームです。
普通に考えて、うちのチームとはレベルが違います。大会でもなければ対戦
できるチャンスはないでしょう・・・
しかし、監督同士が知り合いという事で練習試合を受け入れてくれたようです。
試合になるのか?
失点は2桁になるのでは?
不安がよぎります・・・
子供達はどんな気持ちで戦ってくれるのか不安でした。
まして2週間後には大きな大会が控えています。それもこのチームで戦う最後の大会
6年生にとっては最後の集大成です。
試合内容は当然ながら歴然としたものでした。
足の速さ・運動量豊富な動き・体の使い方・・・
0-5
0-5
0-2
0-6
4試合もさせて頂きましたが無得点、シュート数も数えるほど
それはそれで仕方がないことなんですが、問題は気持ちの持ち方です。
とても2週間後の大会を意識しているとは思えません。
相手に申し分ない気持ちと、情けなさでグランドを去りたい気持ちでいっぱいでした。
おそらく監督も同じ気持ちだったでしょうね。
昼休み子供達を集め、ミーティングを行いました。
『おまえらいい加減にしろ!やる気がないなら帰るぞ!』
いつもの事ですが、シーンと黙り込む子供達・・・
また雷を一発!
でも半数の子供達は、人事のように聞いていました。
『あと2週間しかないんだぞ!』
『そんな気持ちでいいのか!』
『小学生のとき、僕はサッカーをやっていました!』と胸を張って言えるのか・・・
先週の合同チームで頑張る6年生の姿を見ていただけに・・・
なんとも虚しい気持ちになりました。
この1年間子供達と関わってきて、何一つ変える事ができなかったように思います。
練習にさえ来れば試合に出してもらえる、努力しなくても人数がいないから・・・
競争心がまったくありません。特に5年生
6年生は合同チームをきっかけに少し変わりました。自分がアピールできなければ
試合にはでられないし、全員6年生なだけにミスをしても他人のせいにはできない。
中には、『安心してプレーができる』なんて生意気な事をいう子もでてきました。
だからこそ最後は自分達のこのチームで結果を残してほしい・・・
試合終了後のミーティングで監督が子供達へ掛けた言葉は以外にも私とは正反対・・・
『まだ2週間あるという気持ちで残された時間を過ごしてほしい』
私にはあきらめ感があったのでしょうか? それとも結果に拘りすぎ?
2週間で技術を向上させる事は不可能、でも気持ちを高める事はできるはず
『勝ちたい!』その気持ちが大切なんですよね!
思い起こせば数十年前、私もサッカーではないですが、高校総体でどうしても勝ちたい
大会がありました。
その大会に向けて必死で練習しました。そして気持ちでは絶対に負けない、
気合十分で試合に望み、勝利を掴みました。まさに気持ちで勝ち取った勝利でした。
監督は最後の最後まで、その気持ちを持ってくれる事を信じているようです。
その期待を裏切らないでほしいものです。
『2週間しかない!』ではプレッシャーを与え過ぎなのか?
『まだ2週間ある!』で子供達に自信を持たせるように仕掛けるのか?
非常に悩む2週間になりそうです・・・(@_@;)
Posted at 2009/09/07 12:33:00 | |
トラックバック(0) |
サッカー | 日記