Byu@新潟のブログ一覧

『リビア・カダフィ大佐らの包囲網、狭まる』

　反政府勢力の蜂起が続くリビアで、最高指導者・カダフィ大佐らがいる首都・トリポリから西約５０キロにある都市・ザウィヤが陥落したもよう。

　中心部の広場には２７日、数百人の市民が集まり、戦車に上ったり、「これが我々の革命だ」と繰り返し叫んだりした。ロイター通信によると、この３日間の戦闘で市民ら２４人が死亡した一方、カダフィ氏側の兵士１１人が捕虜にされている。

　また、ロイター通信が「トリポリの映像とみられる」として配信した映像では、幹線道路沿いに立つカダフィ氏のポスターに石が投げられ、顔の部分を市民が破く様子が映されている。

そして・・・

『カダフィ大佐の資産凍結』

　オズボーン英財務相は27日、国連安保理決議を受けて、リビアの最高指導者カダフィ大佐やその子息らが英国で保有する資産を凍結する措置を取ったと発表した。報道によれば、資産は総額約200億ポンド（2兆6000億円）に上るという。
　オズボーン財務相はこれより先、緊急招集された枢密院会議に出席し、女王から資産凍結に関する裁可を得た。同財務相は声明で「今回の措置は、自国民への暴力は受け入れられないという強いメッセージだ」と強調した。　






　いよいよ追い詰められたカダフィ大佐・・・、なりふり構わない徹底抗戦ぶりをみせています。結果的に自国民が殺し合う内戦状態に突入・・・。

　巷では化学兵器・マスタードガスを使用するのではないかとの憶測も飛び交っています。国連安保理において昨年末までに廃棄する予定であったのだが本年３月まで延長となっていて、号令一つでいつでも使用可能の状態が懸念されています。どの所属に管理されているのか分かりませんが、秘密警察管理下であれば非常に危うい状況にあります。

　石油埋蔵量が世界TOPクラス、産油量もベスト10に入るリビア・・・、泥沼化、長期化した場合オイルショックの嫌なニュースも流れていますので目が離せません。
　全国的に明日からガソリンなど石油関連商品が一斉に値上げがされるようです。

『“市民ランナー”川内が世界選手権代表に決定　実業団に衝撃を与える好走』

　市民ランナーが新星に躍り出た。２７日の東京マラソンで、埼玉県立春日部高校の定時制で事務職を務める川内優輝（２３）＝埼玉陸協＝が２時間８分３７秒で日本人トップの３位。世界選手権（８月開幕、大邱＝韓国）代表に決まった。公務員が果たした大仕事は、実業団主導の男子マラソン界に大きな衝撃を与えた。

　ゴールテープを切った直後、川内は立ち上がる力も残っていなかった。「勝ったのはうれしかったんですが…。すぐに医務室行きでした」と苦笑い。４２・１９５キロで精根尽き果て、約１時間の休養が必要だった。

　３９キロ過ぎで日本人トップだった尾田賢典（３０）＝トヨタ自動車＝をとらえて豪快に抜き去った。「レースでは負けたくないんです。死んでもいいという思いで走りますから」。その執念はすさまじい。

　自らを「落ちこぼれ」と評す。埼玉の春日部東高時代は故障がちで全国大会の経験はない。進学した学習院大でも陸上部での箱根駅伝出場はなく、個人として関東学生陸上競技連盟選抜（学連選抜）チームのメンバーに選ばれ、２度走るにとどまった。公務員試験が始まった時期に、実業団からの誘いを受けたが、きっぱりと断ってもいる。

　この日は全国都道府県対抗駅伝で埼玉県代表に選出された際に支給されたユニホームを着て走った。シューズも遠征費も自前。勤務は午後零時４５分から同９時１５分。毎日の練習は午前中に１回で、月間走行距離も６００キロ程度と少なく、３部練習も行う実業団とは対照的だ。

　強烈な自負はある。「実業団には負けたくない。お金をもらわず、（私は）払って陸上をしている」。高校３年の時に亡くなった父の葦生（あしお）さんは、深夜に帰宅しても入念にマッサージをしてくれた。そうした多くの支えに感謝を込めて走っている。

　日本陸連の坂口泰・男子マラソン部長は賛辞を惜しまなかった。「実業団の選手はショックでしょう」。社会人になって５千メートルからフルマラソンまでの自己記録を更新した新鋭は「（自分でも）どこまで伸びるか楽しみです」。この夏、市民ランナーの星が世界の舞台に挑む。




　ゴールテープにかけ込んで来る形相・・・、鬼気迫るものがありました。まさに全身全霊を込めた走り、精根尽き果て崩れ落ちる姿・・・、なにかマラソンの起源に通ずるものを感じてしまいました。

＞「レースでは負けたくないんです。死んでもいいという思いで走りますから」。その執念はすさまじい。
 　
　僕らの中で消えかかっている大和魂ともいうべき、まさしく魂の走りを見せられたような気がします。見ていて爽快な気分になりました。
　専属トレーナーもいないのでしょう・・・、練習時間も活動資金も限られているのでしょう。それでも競技に打ち込む姿勢、これは実業団主体のレースに風穴を開けたと思います。

　実力で勝ち取った世界選手権へのチケット・・・、臆することなくガンガン攻め続けて欲しいと思います。
　川内優輝選手、おめでとうございます。市民ランナーの星です♪