リアブレーキパッド交換

OD: 91078 km

交換の仕方は一般的なサイドブレーキ兼用キャリパーと同じです。まずは、サイドブレーキを解除し、キャリパー裏の上下2箇所のボルトを外します。メガネのサイズは12ミリ。

キャリパーを車軸中心からラジアル方向にずらすと外れます。ピストンの十字溝があるため、この方向へずらす必要があります。

パッドを外し新品と比べると・・・厚さ3ミリ以下で替えどきでした。

アストロのピストン戻しキューブを使って時計方向に回してピストンを引っ込めます。底付きしたら、十字の溝の一つが車軸ラジアル方向となるように戻します。

パッドにはピストンの十字溝に係合する突起がありますが、社外品のitzzでは、片面に中空ピンが圧入されていました。コレをピストン側に装着します。

パッドの加圧面と耳にディスクブレーキグリスを塗布し装着します。

キャリパーを戻してボルトを締結します。ボルト座面が当たるまで手締めできないとトルクをかけられません。そんな時は17のスパナでココの2面幅を押さえれば締め付けられます。

取り付け完了。
でも、作業は続きます。

ブレーキフルードの液面はちょうどMAXだったので、今回は抜き取り不要でした。

お次はサイドブレーキ調整です。
内側剥がしでココを持ち上げてサイドブレーキブーツパネルのリア側を浮かせ、後方に引き抜けば外れます。

こんな感じで調整ナットが見えます。

10ミリのディープソケットとラチェットを使います。このためだけにディープソケットを調達しましたw

サイドブレーキレバーを下ろし、ワイヤーにテンションがなくなってある程度遊びが出来るまでナットを緩めます。

エンジンをかけてフットブレーキを10〜15回程度強く踏み込みます。コレでピストンを極力パッドに押し付け、フットブレーキ時の遊びを減らします。尚、ブレーキを踏み終わった際にサイドブレーキレバーに遊びが残っていることが重要です。遊びがなくテンションがかかっていたらもう一度ナットを多めに緩めてやり直します。

最後に好みの引き代になるようにナット位置を調整し、サイドブレーキブーツパネルを戻したら完了です。