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2013年09月21日

イギリスが誇る、世界最速の蒸気機関車『LNERクラスA4蒸気機関車4468 マラード』とその仲間

イギリスが誇る、世界最速の蒸気機関車『LNERクラスA4蒸気機関車4468 マラード』とその仲間 ※画像はウィキメディア・コモンズから引用

子供の頃・・・・「学研の図鑑」機関車・電車の『外国の機関車』(それとも『昔の外国の機関車』だったかな?)の項目で、子供心にも、ひときわ目を引き、その美しいフォルムに惚れ込んでしまった蒸気機関車・・・・・
それはイギリスの高速蒸気機関車である『マラード号』

ところで、『マラード号って何?・・・・オイシイの?』と言う鉄分の薄い皆様の為に・・・・

説明しよう!(もちろん、富山敬の声で)

と、思いましたけど、頭の悪い僕にとっては難しいので、手抜きして・・・・・

Wikipediaから引用・・・・(ほぼ、丸ごと・・・大汗)
LNERクラスA4蒸気機関車4468 マラード

動力方式

蒸気機関車


設計者
ナイジェル・グレズリー

製造所
LNER ドンカスター工場

製造番号
1870

製造日
1938年3月3日

軸配置(ホワイト式)
4-6-2

軌間
1,435 mm (4 ft 8½ in)

全長
70 ft

総重量
102.95英トン (104.6 t)

含炭水車重量
1 165英トン (167.6 t)

最高速度
126mph

形式
A4

廃車
1963年4月25日

レストア
1986年から1988年

Class A4 4488 Union of South Africa マラードと同形式の一台
ナンバー4468 マラード (4468 Mallard) はロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道 (LNER) の蒸気機関車である。マラードはLNER A4 クラスの蒸気機関車のうちで、最も有名な車両である。日本ではマラード号と呼ばれることが多い。この機関車はナイジェル・グリズリー卿(Sir Nigel Gresley)によって設計され、1938年イングランドのドンカスターで製造された。

風洞実験を利用して設計された空気力学的に優れた車体をもち、時速160km以上の速度で走ることができた。1963年に引退するまでの間に走破した距離は、およそ240万キロ。1988年に50周年を記念して動態に復元されたが、2003年9月、ボイラーの検査に合格することができなくなったため再び引退した。現在はヨークにあるイギリス国立鉄道博物館のコレクションの一部として保存されている。マラード号の全長は21m(70ft)、総重量は165t。車軸配置は4-6-2。

記録

マラード号は時速203kmという蒸気機関車の世界最高速度記録をもつ。この記録は1938年7月3日、イースト・コースト・メイン・ラインのグランサムにあるストーク・バンクの下り坂で樹立された。最高速度が記録された位置は、Little BythamとEssendineの間、901/4のマイル標の地点である。これにより、ドイツ国鉄05形蒸気機関車が1936年に樹立した最速記録、時速200.4 kmを塗り替えることに成功した。

マラード号は速度記録に挑むには最高の機関車であった。流線型に設計された車体は時速160km以上での走行を想定されており、内部の二本の煙突と二つのキルシャップブラストパイプは高速走行時の空気抵抗の軽減と、円滑な排気の流れを実現していた。また、高速走行時の安定性を高めるために3本のシリンダーを装備、動輪の直径は約2m (6 ft 8 in) で、当時の技術で実現できた回転数に最適化してあった。最高速度を樹立するために、機関士には勇敢なことで有名だったジョセフ・ダディントン (Joseph Duddington) を、機関助手にはトーマス・ブライ (Thomas Bray) を選出した。

ストーク・バンクは1:178から1:200の斜度をもつ下り坂であった。6両の客車に加え記録計測車両 (dynamometer car) を連結したマラード号は、坂の頂点を時速121kmで通過した後加速しながら坂を下り、最初の1.6kmで141, 155, 167, 172, 179, 187、そして192 km/hという速度を記録。そこから800mの地点では194, 197, 198, 200、最終的には201 km/hを記録した。このとき記録計測車両は時速203kmの瞬間最高速度を記録し、これが世界最速記録となった。

最高速度記録を樹立した直後、マラード号はクランクピンのベアリングをオーバーヒートにより破損したため、ドンカスターに戻って修理を受けた。このときグレズリー-ホルクロフト連動弁装置とよばれる、内部のシリンダーの弁装置の動きを外部のシリンダーに伝達する装置に、機械加工と組み立て上の不具合が発見された。この装置は、構造上ほとんど修理不能な位置に取り付けられているものであった。この不具合により高速走行時に、外部の二つのシリンダーに比べて内部のシリンダーに大きな負荷がかかっており、これが故障の大きな原因となっていた。

その後

その後、ドイツの機関車がマラード号に迫る記録を出したものの、この世界最速記録が蒸気機関車によって破られることはついになかった。マラード号より高速な蒸気機関車に関する噂や伝説は多く存在するものの、十分な証拠のあるものはない。しかし、マラード号と同様に、ストーク・バンクの様な長く緩やかな下り坂での走行であれば、他の蒸気機関車がマラード号を上回ることは可能であると思われる。列車の記録に於いて、自動車での記録とは異なり、二回の走行の記録を平均する必要がなく、傾斜や風による補助も認められているという点は特筆すべきものがある。

時速203kmの記録を上回ったと主張されている蒸気機関車はいくつか存在している。例えば、ペンシルベニア鉄道のS1プロトタイプは時速225kmを記録したとされている。また、世界最速の定期貨物列車牽引用の蒸気機関車ミルウォーキー・ロード・クラスF7 (Milwaukee Road class F7) は時刻表上時速160kmを超える速度で運転されており、最高速度は時速190kmを超えることが知られている。

現在のところ、マラード号は未だにタイトルを保持しており、車体の側面にこれを記念するプレートがつけられている。

引用終わり

・・・・と、このように最高速度203kmを記録し、営業速度では時速160kmがフツーに出せたし、
何より、スタイリングが素晴らしい・・・・・

じゃあ、走る姿の映像はないかなぁ?・・・・とYouTubeを捜してみたら有りましたよ(^_^)b






それから、同じ系統と思われる・・・・LNER Class A4 4464 Bittern



う~~ん、蒸気機関車の『本気走り』は格好いい!(^_^)b

出来れば・・・・・
日本国有鉄道が誇る、『最大、最強、最速の蒸気機関車』であるC62の本気走りが見た見たかったなぁ~・・・・(・ω・)
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Posted at 2013/09/21 23:18:21

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この記事へのコメント

2013年9月22日 8:28
イギリスの田園風景、懐かしくて涙が出る・・(;;)
これ、23年前に、ヨーク鉄道博物館で見ました。
イギリスの技術が世界最高水準にあった時代のローテク時代のハイテク!
イギリスの得意分野です(でした)・・ ディーゼルのインターシティ125もすごいです(まだ現役w)。
コメントへの返答
2013年9月22日 12:40
おそらく、産業革命当時から変わらぬと思われる田園風景が美しいですよね~♪

英国生活をされていた44loveさんはこの風景を生でご覧になられたのですね~♪
確かヨーク鉄道博物館は入場料無料で、しかも本線とレールで繋がっており、展示車両が何時でも『現役復帰』することも可能だそうで、非常に羨ましいなぁ~・・・・と思いましたよ♪

まさに『大英帝国のクラフトマンシップ』が輝いていた頃の最高傑作ですね♪

昔のイギリスの鉄道は進んでいたんですね~・・・・
インターシティ125・・・懐かしい!
日本で言えば、キハ181系を振り子式にした様なハイパフォーマンスw・・・ディーゼル特急でしたね♪

今や、遅れていた(?)日本に追い越され、日立の技術にてバージョンアップを図っているとは・・・・時代の流れですね・・・・

イギリスって、Rolls-Royceの先代Phantom(リアサスがリーフリジットで、ブレーキが4輪ドラム・・・・汗)みたいにローテクで、技術が遅れているのか進んでいるのか判らない不思議な工業国(もう、工業国でも無いかな?)ですね~・・・・( ̄▽ ̄;)
2013年9月22日 23:08
えっC62かい
はアジア号じゃないの。
それとかC55かと思った。
コメントへの返答
2013年9月22日 23:48
ホントは『あじあ号』の『パシナ』も候補でしたが、中華人民共和国にありますので~・・・・
仮に日本に持ち帰っても、車体サイズ的に新幹線の軌道で走らせるしか・・・・

あ、アメリカかオーストラリアで走らせる事も出来ますね・・・・・・
お金がドエライ掛かりそうですけど・・・(大汗)
2013年9月25日 21:53
こんばんは。
この高速で疾走する映像は、日本ののどかな蒸気機関車しか知らない人は、早送りかと勘違いしそうですね~。
日本の狭軌とは違って迫力もありますし、いい時代を感じますね。 たしかこの当時は、ドイツやフランスもいいライバルで、その後のTEEの時代まで元気が続いたような気がします。
そう考えると、今の統一規格になりつつある欧州の鉄道が、ちょっと寂しく感じちゃいます・・・。
コメントへの返答
2013年9月25日 22:22
こんばんは~♪

仰るとおり、日本では『SL=ゆっくり』と言う感じですが、高速で『かっ飛ぶ』列車はまるで早送りみたいですよね・・・・・

通過した時の走行音、風切り音が、まるで北越急行ほくほく線の『はくたか』みたい(笑)

やはり標準軌道ですので安定感も有り、2メーターの動輪で迫力有る走りですね♪

仰るとおり、ドイツもフランスも、それぞれお国柄が現れる様な個性的な機関車で競い合っていたようですね♪
『TEE』の時代・・・・・
その時代に、TEEの列車に乗りたかったなぁ~・・・・・と思いましたよ(;ω;)

そうですね・・・・いまの個性が薄らいだ鉄道は味気なくて寂しいですよね・・・・

いつか、寝台列車『シティ・ナイトライン』で旅してみたいなぁ・・・・と思ってます・・・

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