【愛知県】 玉野堰堤～千歳樓・廃墟 【定光寺】

６月６日（日）瀬戸市の馬ヶ城ダムを後にして、定光寺の玉野堰堤（たまのえんてい）へ向かいました。
瀬戸市街から県道２０７、２０５号を北上、庄内川水系土岐川の左岸道路（県道１５号）交差点を越え、城嶺（しろがね）橋を春日井市（右岸）へ渡ったところがＪＲ中央線定光寺駅です。


春日井市側は狭い道、駐車余地は一杯だったのですれ違いに難儀しながら左岸へ戻り、城嶺橋下流１００ｍ程の駐車帯へ。対岸には廃墟になった料理旅館「千歳樓」が見えます。

土岐川に架かる城嶺（しろがね）橋
昭和12年3月完成のコンクリート橋、長さ72m、幅4.5m、京都の三条大橋がモデルとか。
この辺りは玉野川渓谷と呼ばれ名古屋の奥座敷でもありました。


右岸（春日井市）の導水路沿いを上流に進みます。右に並ぶ住居はナント水路の上に建っています。土地は賃貸なんでしょうか。建築確認も下りるんでしょうか。



・玉野堰堤（たまのえんてい）
大正１０年竣工、従来の灌漑に加え水力発電所への導水路取り入れ口として改修。
下流の玉野発電所は尾張地方で唯一の水力発電所です。
堰堤の５０ｍ程手前には銘板があり、そこで立入り禁止の表示がなされています。
堰堤付近で釣りをしている人がいましたが、妻と一緒だったのでここまでとしました。

所有者　中部電力㈱
排砂門、取水口制水門、魚道、沈砂池を有する
形式　重力式石張コンクリート造
頂長　約４５メートル
高さ　８．７８メートル

途中に水路ボックスと機械基礎らしき遺構が。


崖っぷちの高台に張り付いたような定光寺駅は無人でゲートはありません。階段を登りつめたホームは絶好の展望台です。


定光寺と言えばテレビＣＭでお馴染みだった、料理旅館「千歳樓」
2003年に廃業、廃墟は荒れに荒れとうとう2008年には本館北の浴室と事務室が全焼、生々しい焼け跡、熱でひん曲がった鋼製の非常階段がかつての景勝地でダイナミックに存在を主張しています。

写ってはいけないモノが写るって噂も…　(ﾟAﾟ)