ハブボルトを折らない為のメンテナンス

ホイール交換をする時にハブボルトを折った経験ありますよね。
僕も今までに3本折ったことがあります。
でも、この方法でメンテナンスをするようになってからは1本も折っていません。
用意するものはパーツクリーナー、ドライファストルブスプレー、きゅうすなどを掃除するブラシです。

まずはホイールを外します。
この時点でハブボルトを折ってしまった場合は次回から気をつけてください。
そしてハブボルト1本ずつパーツクリーナーを吹き付けます。

次にパーツクリーナーが乾燥する前にブラシで掃除します。

掃除が終わったら、ブラシで掃除をした時に浮いてきたゴミをすべてパーツクリーナーで流します。

次にドライファストルブスプレーを掃除したハブボルトにまんべんなく吹き付けます。
そしてしばらく乾かします。
このスプレーは速乾性の為、すぐ乾いてきますからほとんど待ち時間はありません。

次にナットです。ナットも同様にパーツクリーナー、ブラシ、パーツクリーナーの順番で掃除をします。

そしてハブボルト同様にドライファストルブスプレーをねじ山に吹き付けます。
あとはトルク管理をしっかりして締め付けすぎには注意をしてください。
今までいろいろな潤滑スプレーや焼付け防止剤などを使ってきましたが、結局はハブボルトにゴミが付着して噛んでしまった時にボルトに負担がかかるようです。
いろいろ試した結果、この方法がベストだと僕は思います。
また、ドライファストルブスプレーは乾くと白い粉が付着します。気になる方はウエスで拭き取っていただければよいですが、そのままにしておけばハブとホイールの固着も防いでくれます。

ホイール締め付けトルク（整備要領書 サービスデータ SD-17参考）
98.1～117N-m（10.0～12.0Kg-m）