盆の終わりの騒動

お盆は私の場合、特別な休みというものはなく平常どおり土日が休みといった内容でした。

それでも一応土曜と日曜でそれぞれ自分と嫁さんの実家に立ち寄り、お線香をあげるといういつも通りのお盆だったのです。

・・・日曜の午前までは


お盆のお役目も終わったので、せっかくの休日の最後、海に釣りに出かけようとGRBを駆り青い空の下の砂浜に到着したとき、その電話は鳴りました。

先ほど出発した嫁さんの実家からでした。

私の携帯にかかったので一瞬訝しく思いながら、「ああ、そうか。嫁さんが携帯を車内に置いてるからだな」とすぐに納得できる理由を見つけて、安心の心持で着信を受ける・・・

それがこの後の自分たちの運命を変える電話になることとは思いもせずに・・・


おじいさんが入院することになったよ




しばしの沈黙・・・



「・・・え？」




電話口の相手から帰って来いという言葉はありません。

しかし私の中で選択肢は一つしかでてきませんでした。

ただ、あまりに急なことでその言葉が口から出ない・・・

自分たちの余暇の終わりを認めたくない・・・などと思っていたのでありましょうか。

そんな葛藤を感じているうちに、結局電話はただの「連絡」という内容のみで終わってしまいました。


当然、すぐさま１８０度ターンして来た道を舞い戻るGRB。

その日の残りは病院に４時間拘束されたのは若干予想を超えていましたが。（汗