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2012年10月31日

Kalafina『Magia「quattro」』~第4の声~

Kalafina『Magia「quattro」』~第4の声~ 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]ED曲

Kalafina 『Magia「quattro」』

『ひかりふる』のカップリング曲です。


『Magia』はご存じTV版のED曲です。
魔法少女モノとは思えないような力強く恐怖感ある曲調、歌詞は衝撃的でしたね。

工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

これはイントロをイメージした梶浦さん公式「Magia顔文字」ですw
本当は「エ」だけじゃないそうですが(^^;

こんなイントロから入り、力強く打ち鳴らされるドラム、怪しい旋律を奏でるヴァイオリンが印象的ですね。とにかく大好き過ぎてKalafinaに一気にのめり込んだキッカケの曲でもあります。

ちなみにヴァイオリンを多用する梶浦さんの曲ですが、この作品においては「恭介」の演奏含めて重要な役割を果たしています。
「さやか」が関連する曲にもヴァイオリンが必ず入ってますよね。それが「さやかの想い」として伝わって来ます。


 この曲は「魔法という奇蹟を願う『人の信じる強い力』を込めて歌った曲」と言われてますが、未だにその歌詞の意味は理解出来ないままでいます。。
←この「アニメ盤」ジャケットから推測すると『コネクト』と同じ事を歌っているようにも聴こえるし、もっと大きな何か?

 完全新作となる「第3部」の脚本を書き上げた虚淵氏がこの歌詞を改めて見た時に、「第3部」そのものだとおっしゃっています。モチロンそんな事を考えて作られた曲ではありませんが、梶浦さんの作品に対する想いがブレていなかったという事でしょう。

そもそも『Magia』はこんな曲になるはずではありませんでした。
製作スタッフから梶浦さんに発注された曲はもっと明るい、それこそ「魔法少女モノ」的な曲だったそうです。
梶浦さんは劇伴作業で作品の世界観を理解されてますから、直感的にこういう曲を作ってしまったそうです。それがスタッフに受け入れられたのだと。

そしてこの曲は「Hikaruの声」があるから作りたくなったとも言われております。
透明感ある伸びのあるヴォーカルと思ったらこんな力強い曲も歌えてしまう。



これは私が参戦した「After Eden」の時の画像です。こうして観ると3人の役割がよく解りますよね?
間奏以降はKeikoが主メロを歌っていますが、本来こういう曲はKeikoが歌うのが自然です。

Hikaruは「希望」を感じる光り輝く曲が似合うのですが、それでもHikaruに歌わせています。
もしこの曲をKeikoが歌ったら、それこそ「絶望」の曲になってしまうでしょう。
「希望」と「絶望」のバランスを見事にとった、この作品だからこその采配ですね。

私がいつも言うように、Kalafinaの曲はこの3人でしか歌えない、この3人の為に作られた曲だという事。そしてこのように「目的」があって作られた曲であるという事。
FictionJunctionとはある意味そこが違うのです。

---------

さて、この『Magia「quattro」』ですが、一体何が「quattro」なのでしょう?

予告編ではずっと使用されて来ましたが、全く違いが分かりませんでした。

私の推測では「quattro」とは「4」の意味ですからゲストヴォーカルでも招いて「第4の声」が入るのかな?と思っていました。
まさか「死」の意味でダークなアレンジがされている訳でも無いだろうと・・・・・


この曲が使用されたのは[前編]のエンディングです。

つまり、TV版での第8話終了後に流れます。

杏子が絶叫し、QBがとんでもない一言を言った直後です。。。


あの流れから始まった曲、イントロから既に違っていましたね。

基本的には『Magia』そのものですが、全般的に「弦」(玄ではないよ♪)が追加されています。
キーも下げられたかと思いましたが、弦のせいでそう感じただけでした。

ヴォーカルは恐らく録り直しているでしょう。

この曲がキッカケで世界的に活動の幅を広げたKalafinaですから、そういった経験による成長が原曲と比べると分かります。


そんな曲を劇場で聴いた後の感想ですが・・・


梶浦さん、『Magia』に何てコトしてくれたんだいっ!

ただでさえ恐ろしい曲なのに、更に凄いことになってる・・・
しかもこの場面には強烈に効果的過ぎて、力尽きて暫く立てませんでしたよ。。。

しかし不思議な事に、原曲を聴くと何か物足りなく感じる・・・

『Magia』も作品と共に成長したのですね。
『コネクト』が『ルミナス』になったと同じ効果ですよ。
『ひかりふる』は別目的で必要だったので、この『Magia「quattro」』が必要だったのですね。


そして「quattro」の意味、これは追加された「弦」が「第4の声」として機能しているのです。

----------

今まで書き続けて来た「梶浦サウンド」について、今回4部作のブログで集大成になります。
今なら私が伝えたかった事が理解していただけるのでは?と思います。
おヒマな時に読み返してみて下さい。

さて、私が時々使用する言葉に「歌を奏でる」というのがあります。

本来「奏でる」というのは楽器を演奏する事です。


梶浦サウンドはもちろん「梶浦由記」さんが作った楽曲ですが、それを表現する為の手段として「楽器」があります。

「サントラ」を基準として考えてください。
様々な楽器、音源を駆使し、重ねて1曲作り上げるのですが、必要ならばコーラスが入ります。
そして「造語」ですが、意味の無い言葉ですが「響き」の良い言葉を並べています。
それは楽器が奏でる音と何ら変わり無いものと思っております。

楽器ではなく、人が奏でる音。

言い方はオカシイですが、そういう物と認識して聴いています。

ところが矛盾した事に、「造語」とはいえ立派な「歌詞」なので、「歌」でもあるのです。


梶浦さんのライブは歌姫が前に並びますが、バンドメンバーもFBM(フロント・バンド・メンバーズ)と呼ばれるように歌姫と同率の扱いです。
奏でる手段が違うだけで、皆が同様に梶浦さんが作り出した音を紡いでいるのです。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


たかが1枚のシングルCDに4件もブログを書いてしまいました。
ここまでお付き合い頂いた皆様、本当に有難うございます。
損はさせない内容だと思っておりますが、ご意見はお気軽におっしゃってください。
それこそ「連コメ」なんて意見交換する為には「必要」だと思っております。

しばらくレビュー記事は書かないと思いますが、今後ともお付き合いいただけたら

それはとっても嬉しいなって♪


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


最後にオマケをひとつ。


「魔法少女まどか☆マギカ」という作品は、1回観ただけでも十分に面白いのですが、繰り返して観ることでその真意が解ってきます。
そういった「ループ」がこの作品のポイントである事は十分ご理解いただけているものと思います。


今から書くことはあくまでも「私感」です。


前回書いた「未来」はマミさんのテーマであるのですが、ある意味「キャラソン」とも考えられます。
TV版BD特典にはサントラの他に「まどか」「杏子、さやか」のキャラソンが収録されています。


ところが「ほむら」だけありません。

何故だと思われますか?



『コネクト』こそが「ほむら」のキャラソンだからです。




そして皆さん、この作品の主人公って誰だと思いますか?



「暁美ほむら」です!


特に詳しく説明しませんが、そういう考え方もあるという程度に受け止めてください。

もちろん、そう言うからには根拠があります。

そして、こういう見方が出来るようになると、この作品の真意に近づくことが出来ると思うのです。
そして、「第3部」の予告から推測される内容にも筋が通ります。

来年夏公開と噂されておりますが、それまで妄想しておきましょう♪



と、爆弾を落として終わりにしますww





ブログ一覧 | Kalafina | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2012/10/31 04:40:57

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この記事へのコメント

2012年10月31日 5:13
なるほど、そういうことか・・・。
確かに、一歩引いた視点で観ると「ほむら」が主人公ですね。
そうなると「まどか」は物語の狂言回し(不適切かもしれませんね^^;)なのでしょう。
と言うことは第3部は『ループの終わり』なのかな?

『Magia』も歌詞を読みなおすと「これってホントに絶望を歌った曲なの?」と思うところがあります。
どちらかと言うと、狂おしいまでに希望を歌い上げているような・・・そんな感じです。絶望の底に突き落とされても、それでも希望にすがろうとするかのような歌詞ですよね。

逆に考えるなら「希望転じて呪いになる」って事でしょうか。そう考えると、物語の流れもよく見えてきます。では呪いの先は・・・それが第3部なのかな?奥が深い・・・。

そこまで考えて作られた歌詞、曲だとしたら、ホント怖ろしいです。意図するものが凄すぎる。
さすが梶浦さん、虚淵さんってトコロかな?

4部作、楽しませてもらいました。
ふかぁ~いトコロは今度またじっくりと・・・。
コメントへの返答
2012年10月31日 10:33
ほむら主人公説は以前から感じていました。
この作品が完結したのなら「まどか」でも良かったのですが、続きがあり、更にそれでは終わらないとすると「シリーズ物」として主軸に居るのは「ほむら」ということに。

『Magia』の感想は全く同感です。
驚くほどに・・・

梶浦さんはもがき苦しむ「希望」が大好きなのですw

この作品への想いは何に対するものなのか、自分でも解ってません。

最初に書いたように全て好きな上に音楽なのかな?
劇場版を観に行く時、「新曲」が聴ける喜びがとにかく強かった。。


数ある作品の中で私がここまで入れ込む作品、BDまで購入してレビューまでしてしまう作品、実は共通点があります。

「原作が無い」という事。
ここが皆さんと違うところかな?
余計な概念を持たず、遅咲きの私でも入り込めるからだと思います。
多分偶然ですが、そんな気がします。

会議・・・趣向を変えてやりたいですね。
2012年10月31日 9:07
クアトロの言葉にちなんで、4時4十分に投稿…
寝てないのかな?早起きしたのかな?

さすがに動画は瞬殺されて拝見できませんが、
声もインストゥルメンタルのひとつ。

テレビから劇場に場所を移し、
映像に音にさらに深みを増したこの作品、
大いに楽しませてもらえてます。

そして4部作の大作レビュー、お疲れ様でした。

まど☆マギと全く関係ないですが、
クアトロ=4と今更知って、(^_^;)
キャスバル レム ダイクン
エドワウ マス
シャア アズナブル
クワトロ バジーナ

で、妙になるほどと納得しました。
…関係ない話でごめんなさい…(>_<)

息子の通院が済んだので、
今から仕事に行ってきます♪
コメントへの返答
2012年10月31日 10:38
4時40分は気付きませんでした^^;

早く寝落ちしたので変な時間に目覚めたのです。今日は出かける予定でしたから終わらせたく。。。

この動画は是非観てください。

シウさんもすかりハマってしまいましたね。
「大人アニメ」ですから♪

4部作は当初からの予定でした。
これだけ各曲が濃いので一緒にすると伝えきれませんし、それぞれ皆さんの声を聴きたかったのです。

クアトロといえば某大尉ですが・・・
そこまで考えてませんでした^^;

シウさんも充実されてますね。
しかし毎日お仕事で。。。
2012年10月31日 12:55
今回に限り4人で歌ってる訳でもMagiaの4番目のアレンジと言うわけでも無いのに何故quattro?と思ってましたが成る程、弦を第4の声と考えるとquattroと言うのも納得ですね。そしてちょっと疑問に思ったのですがMagiaはラテン語なのにイタリア語のquattroを組み合わせたのにも意味があるのでしょうかね?

わしも、まどマギの実質的な主人公は「ほむほむ」だと思ってました。確かに物語の中心は「まどか」でしたがどちらかと言えば「まどか」はヒロイン的な役だと思います。
コメントへの返答
2012年10月31日 13:21
弦が第4の声というのは公式です。
ラテン語、イタリア語どちらも「ラテン」には違い無いのですが、恐らく「響き」で使用しているのではないでしょうか?
それほど意味があるようには感じないのですが??

「ほむほむ主役説」はこの作品に深く踏み込むと必ず行き当たると思います。
まどかは「概念」ですからね。
第3部でどう関わってくるのか楽しみです。
2012年10月31日 21:49
劇場版を何度も見るうちに、ほむらがお気に入りになりました。
ほむらの戦いの物語だと思えてきたので、これを主役と捉えれば「ほむほむ主役説」になりますね。
後編の終わり方や続編の予告を見るとなおさらそう思えます。

動画に見入ってしまいました。
初めて見た時にハマってしまったのも無理はないなと^^;
自分の2012年はMagiaで始まったようなもので、さらにこうして新たなMagiaに出会えたり、まどか☆マギカにハマッたりと1曲の凄さを実感してます。

Keikoが歌ったらそれは恐ろしい曲になると思いますが「胸の行方」の例もあるし、Keikoって笑みを浮かべながら歌うからな~
それはそれで興味があったり。。。(笑)

造語曲の心地よい声は楽器に近いものがあると思っていたので、その逆の楽器が声というのも確かにアリですね。
両者が渾然一体となってひとつの曲になっていくってところでしょうか。

4部作お疲れ様でした。
それだけの理由のあるシングルだと思います。
なんたってトリプルA面ですからね♪
コメントへの返答
2012年10月31日 22:47
劇場版はTV版を2~3周してから観るとよく分かるのですが、実はその後TV版に戻ることで更に劇場版の良さが際立ちます。

TV版は良い場面で区切ったり、OP、ED曲の使い方や各話での微妙な違いがあるのでそれ自体が演出効果として楽しめます。

おーでぃーえいさんも、『Magia』キッカケでその後紆余曲折して新たな『Magia』にループしたのですから、ここから始めるつもりで更なる魅力を探ってみて下さい。

梶浦さんが普段仕事場に籠って作曲される時、様々な音源を積み重ね、自分で仮歌を入れてますよね?
それを考えれば音も声も皆「音源」でしかないのです。
そこから命を吹き込むのがFBMや歌い手さん達であり、まとめるのがミキサーさんのお仕事なのです。
2012年11月1日 20:56
quattroとはそいうい意味だったんですね。

「コネクト」がほむほむのキャラソンだというのは、わかる人はわかってはいますが、こうやってひと通り揃って改めて振り返ってみるとまた新しい発見もありますね。
にしても、さすがシナモンさん。
ちゃんとほむほむのキャラソンの事を書いてくださいましたね。
わざわざ期待コメする必要無かったですな(^^;

個人的には「作品の主人公=まどか」、「物語の主人公=ほむら」って考えています。
ほむらの辿った物語で、ほむらの中で中心に居続けたのがまどかだからって考えですがっ。
コメントへの返答
2012年11月1日 22:00
「quattro」については後編公開当日のニコ動特別番組でKeikoが言ってました。

しかし、全般通して私の予想がことごとく当たったのには自分で感心してしまいます^^;

基本的に私の記事は誰が見ても理解していただける書き方をしているつもりですが、実は伝えたい相手に向けて書いていたりします。

ある程度イってしまったファンには当然の事も、そこに自分で気付けるようなキッカケを与えてあげるようにしています。

最後のオマケは「そこまで登りつめてください」的に書きました。

ろあの~く。さんにお褒めいただくことで、全てが報われました。有難うございました。
かつて「けいおん!」とどっちを観はじめようか?なんて悩んでいたのが不思議なくらいです^^;

>「物語の主人公=ほむら」
そうそう、その表現をすればヨカッタのですね。




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