EGOIST初のBEST ALBUM
GREATEST HITS 2011-2017 “ALTER EGO”
2017年12月27日にリリースされました。
16曲中、13曲がアニメタイアップであり、他にヴォーカルのchellyちゃんが厳選したカップリング曲、更に未発表音源「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」のアコースティックバージョンが収録されております。
「ALTER EGO」とはいかにも「EGOIST」らしいタイトルですが、その名の通りプロデューサーである
ryo (supercell)さんが全曲「リマスタリング」を行っています。
「マスタリング」とは楽器や歌など各音源の音量や音質、音圧を調整してメディアに書き出すこと。エンジニアの好みや能力で曲の印象が大きく変わってしまう大切な作業であり、アルバム全体のバランスを取る為、同じ曲でもシングルとアルバムで音量を変えたりするのが一般的です。
最近はCD版とハイレゾ版の特性に合わせて味付けを変える事も多いですが、今回の「リマスタリング」は楽曲の成長、アーティストの成長や歩んできた過程そして機材の進化などを踏まえデビュー曲から最新曲まで全てを今の考え方に合わせて再構築しております。
EGOISTはハイレゾに力を入れているSONY系アーティストですが、意外にもハイレゾ版がリリースされたのは最新シングルである『英雄 運命の詩』が初でした。
しかし元々音が良いので私自身昔からオーディオ関係の試聴にあたって基準としていますし、店舗にある試聴機に入っていたりします。
「ALTER EGO」はCDとハイレゾで味付けを変えていますが、『英雄 運命の詩』ハイレゾ版同士でも全く違うのが面白いですね。全楽曲、低域が量より質重視となり中域の厚みが増し、ヴォーカルが前に出てコーラス含め歌詞がハッキリ聴こえます。今まで隠れていた音も聞こえるようになったのは再生環境の進化だけでは無いようです。
本当に聴いていて気持ち良く(沼的に)面白いベストアルバムです。
という訳で、「ALTER EGO」発売に合わせライブが行われたのですが、そのスタイルが他のアーティストでは考えられない「EGOIST」らしいと言うか、だからこそと言うものでありました。
2017年12月29日
EGOIST Special gig “ALTER EGO”
in Zepp DiverCity Tokyo
更に同日
EGOIST sync*001 / Special gig〝ALTER EGO″
in Zepp Osaka Bayside
in Zepp Nagoya
そして更に
ニコニコ生放送で独占生中継!
これが意味するもの。つまり「東名阪」ツアーを同日、同時に行い更に生中継までしてしまうというもの。
但し、
chellyちゃんが居るのは東京会場。(←コレ大事!)
3会場共大型ディスプレイに同じ映像を映し出す為、客席から見たら全く同じものになります。もちろん全会場の様子はchellyちゃんには見えております。
「ライブ・ビューイング」ではなく、あくまでも「sync*001」という形での開催です。
これはバンナムさんの「BanaCAST」というシステムを使って全世界何処でも同時にライブが出来るというものです。
「EGOIST」は元々アニメ「ギルティクラウン」に登場する「ウェブアーティスト」です。今でこそ動画サイトやSNSで活躍されている方もいらっしゃいますが、感覚的には同じようなものですかね。
これを現実世界でやってしまおうという、「3.5D」の世界です。いわゆるヴァーチャル・アイドルやボカロとは全くの別ものです。
ようやく時代と技術が「EGOIST」に追い付いた、つまり本来あるべき姿にかなり近付いたものとなったのです。
将来的にはいのりを立体的に表現する構想まであるとか。
同時開催のメリットは全国ツアーを1回の公演で終わらせてしまう事ですが、同じ設備やスタッフが会場分必要であり、トラブルが起きたら全滅するというデメリットもあります。
ファンからすれば「全通」という言葉が無くなるのは寂しいですが、ニコ生で「同じ映像」を観られるのは行かれない方からすれば喜ばしい事だと思います。
もちろんこれもチケットの売れ行きというリスクがありますが、今のEGOISTならばそれほど心配も無いでしょうし、本当のファンならば映像ではなく間違いなく会場行きという選択をするはずです。
実際、東京会場に全国からファンが集まったようです。やはり昔からchellyちゃんをそこに感じられるからこそ映像に向かって夢中になれますし、こちらの声に反応してくれるのも「そこに居るから」こそ。
そうでなければ予め録画された映像を観るのと変わりません。。。
chellyちゃん最大の魅力はMCから伝わってくる可愛らしさ、女性からも好かれる「人柄」ですからね。
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実はchellyちゃん、12月に入り様々な動きを見せていました。
2017年12月7日
同日10周年を迎えた「メルト」をニコニコチャンネル「歌ってみた」に投稿後、次々と楽曲を投稿しています。
「メルト」はsupercell第1期(初音ミク)時代の名曲です。(ラスボスも同時投稿w)
最近、10周年を記念してアレンジし、第2期のヴォーカルを務めたnagi(やなぎなぎ)さんに歌ってもらった「メルト」が突然公開、配信リリースされ、総合チャート1位となり話題になりましたね。
12月25日18:00~
EGOIST christmas exhibition “Present for the *fam”
ベストアルバム発売、そしてライブに先駆けて全国7都市のビジョンとオフィシャルHP上にてゲリラライブが行われました。
公式HPでいつものように謎のカウントダウン、直前にさりげなく都市だけ発表されましたが、予想通り全国の街頭大型ビジョンがある場所でした。
3曲歌いましたが、これは事前に録画されたもの。chellyちゃんは現地でこっそり観ていたそうです。
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ライブ当日。当然東京会場に行きました。

この日は岡山、石川からも友人が参戦。2人共部長からの縁であり、様々なアーティストに対して共通の価値観を持っておられ、大阪や名古屋でのライブにご一緒した事もあります。
彼らは当然大阪、名古屋のほうが近いはずですが、弾丸ツアーに近い形でも東京に来るという選択肢を躊躇しないのはさすがです。

今回から物販にて「FC長期有料会員」先行列が無くなりました。各会場で2つの列を形成管理する上で安全上の理由だそうですが、対象人数が増えて来た事もあるでしょう。仕方ない事です。
訳あって出遅れた為、開始前1時間半、開始後2時間の待ち時間でしたが、音楽を聴いたり「歌マクロス」のおかげであまり長くは感じず、しかも突然
「激情のワルキューレ」本予告が解禁されたものだから何度も観て色々と妄想しつつ超興奮していたらあっという間でしたねw
遅い昼食後、でっかいガンプラ屋さんを物色、ユニコーンを眺め違和感を感じながらジャスビコ的にコーヒーを飲みつつ待機。
入場順は500番台でしたがEGOISTの場合特に前方が良い訳でもないので、見やすく音響も丁度良い会場中央付近を陣取りました。
相変わらず女性ファンが多いですね。年齢層がだんだん若くなっている気がするのは「Fate」あたりから入って来た方なのか。
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さて、気になるセットリストですがアルバムがリリース逆順に対し、順当に『The Everlasting Guilty Crown』から来ると予想。さすがにデビュー曲『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』はラスト候補です。
アルバム以外の曲は定番数曲の他、『メルト』を歌うと予想。
<セットリスト>
01_The Everlasting Guilty Crown
02_雨、キミを連れて
03_好きと言われた日
--MC--
04_カナデナル
05_elbadaernU
06_リローデッド
07_名前のない怪物
--MC--
08_Door
09_Planetes
10_KABANERI OF THE IRON FORTRESS
11_英雄 運命の詩
--MC--
12_Ghost of a smile
13_この世界で見つけたもの
--MC--
14_キミソラキセキ
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EN1_It's all about you
--MC--
EN2_The Bravery
EN3_告白
--MC--
EN4_All Alone With You
chellyちゃん考案ですが、ちょっとコレなかなかの神セトリじゃないですか?
予想以上にアルバム以外のカップリング曲が多く、ギルクラ率が通常より高いのも「EGOISTの事をもっと皆さんに知ってもらいたいから」だそうです。やはり新たなファン層が増えているのを感じていたのでしょう。
それはライブ中の反応を見ていれば分かります。カラーチェンジが遅いし、お決まりの振りをコピー出来ている方が少ない。EGOISTのライブはPV除いて映像化されていませんし、予習不可能です。ニコ生でも客席の動きは見えませんので。
chellyちゃん自身やらなくなった振りもあるのですが、それでもやり続けているのは自分含め少数。。てかほぼ居ない。。
いつの間にか周囲に流されてカラーが変わっちゃった曲もありますね。一番不可解なのは何故『英雄 運命の詩』で「青」なんだろう?「紫」でしょ??「E/A」のグッズも紫だったし。。
ま、だからこそ自分は周囲に楽しみ方を教えてあげようと堂々と思い切り楽しませていただきましたよ♪(カナデナルの途中で色を変えたり、ザクとは違うとか・・・)
しかし一番の驚きは『メルト』ではなく更にナナメ上が来た事!
2曲ともsupercell第3期(こゑだ)ですね。このオーディションからEGOISTに抜擢されたのがchellyちゃんです。
『The Bravery』を歌った理由は「マギ」の連載が終わってしまったからだと。
『告白』はギルティクラウン後期ED曲。OP曲が『The Everlasting Guilty Crown』、ちなみに前期OP曲がsupercell『My Dearest』でED曲が『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』。『My Dearest』は以前のライブで歌っています。
『告白』は「集」が「いのり」に向けた気持ちを歌った曲。目の前に居るいのりを見ながら歌っていたら集の気持ちになって潤んでしまったとか。
こゑだちゃんとは全く違う声質ですが、どちらも良かった。とにかくこの日のchellyちゃんは声に張りがあって聴いていて気持ち良かったですね。
MCは相変わらず♪
3会場繋がっているとはいえ、やはりこちらの声が直接届いて反応してくれるのは東京会場だからこそ。ここが一番の違い。
とっても満足して終演。
・・・と、思ったら客電点かない?非常灯も消えたまま。
咄嗟に「もう一回!」
WEN1_Departures ~あなたにおくるアイの歌~
ですよね。一番大切な曲ですもの。
実はこの時点で既にニコ生中継は終わっていました。やはり会場に足を運んでくれた方だけ特別にという想いからのWENでした。
『キミソラキセキ』『All Alone With You』『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』というセットアッパー、いやクローザーが同時に聴けるライブって、滅多にないんだから。。
システムが「BanaCAST」に変わってからの違和感も慣れましたが、実際技術的に進化したような気がします。肌感がリアルになり、表情が自然で本来の「いのり」に近付いたような?
技術的な進化もEGOISTライブの醍醐味ですから、今後も期待ですね。
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終了後、翌日まで身体中がズタボロでした。。久しぶりのライブだったしね。
新橋まで移動し、ライブ納めの打ち上げ。
今年もたくさんのライブに参戦しましたが、やはりこの時間は愉悦♪
岡山、石川、神奈川の3人が集まるって普通なら珍しいと思いますが、何だかんだ年に数回は会っているような?
有難いことですね。
さ、今年中にまとめブログ書けるだろうか?