ARISTO V300 Vertex Edition
1997年 E-JZS161
4,805×1,800×1,435 1,680kg
2JZ-GTE (2,997cc)
280ps/5,600rpm 46.0kg-m/3,600rpm
色:シルバーメタリック
直6 3L ツインターボで、80系スープラ(2代目)と同じエンジンでした。
カタログ値は280psでしたが、実際には300psは出ていたとの噂もありました。
(当時の運輸省が国産車は280psまでしか認めなかったので、カタログ上の
上限値になってました。)
このエンジンは低速からトルクが出るタイプで、1,500回転も回せば40kg-m
くらいの怒濤のトルクが発生するので、街乗りもすごく楽チンでした。
さらにフル加速すれば、1,700kg近い巨体でも強烈な加速Gが。。。
ただし、ブレーキがプアでその車体を止めるには役不足だったため、
パッドを換えたりステンメッシュのホースを入れましたが、今度は
ローターが負けてジャダーが発生したりしました。
当時ネットが流行り始めて、クラブアリストなるサイトもけっこう見て
いましたが、スープラのブレーキを移植する人も多かったみたいです。
他の部分に関して言えば、トヨタが初めてBMW的な車作りで仕上げた車で
長いホイールベースに短いオーバーハング、エンジンもなるべく車体の中央寄りに
後退させて前後重量配分にも気を配った意欲作で、本質的な部分でかなりドイツ車に
近づいた車でもありました。
このプラットフォームがその後のトヨタ製FRセダンの指針になったと聞いてます。
アリストという車はその尖ったイメージから、クラウン等の他のFR車に比べて
販売台数も最初からそれほど見込めないので、いわゆる実験車的な意味合いも
あったのでしょうか。逆に考えれば開発スタッフも冒険できたのかもしれません。
ボクのは発売から2ヵ月後の納車で、まだ初期クレームも反映されていなかったん
でしょうか、トヨタで初のドイツ車をマネしたドアセンサー(ドアキャッチの中)が
採用されていましたが、フロントドア2枚×各2回、リアドア2枚、計6回交換しました。w
ちなみに、その後に発表されたクラウンにはその機構は採用されなかったそうです。(^_^;)
フロントのライト回りのデザインはベンツEクラスのマネのように言われてましたが、
トヨタはそれより先に出た30系ソアラのデザインイメージの継承だと言ってました。
その部分を除いてもセダンとしてはかなり革新的なデザインで、初めて見た時は
かなり強烈なインパクトがありました。
この車はアメリカ市場でレクサスGSとして売られる事を前提に開発されていて
当然、かの国でもBMW5シリーズやベンツEクラスのマーケットを狙っていたんで、
日本国内での人気よりもアメリカで受けそうな派手なデザインを採用したとも考えられます。
この車で初めてBBSホイール(RG-R)を履きましたが、ちなみに純正の5本スポーク型
17インチホイール(ポリッシュ)もBBS製だったそうです。
この車で、トヨタの直6ツインターボの2L→2.5L→3Lと3種類を制覇した事になりましたが、
この頃には直線番長的なアリストの走りにちょっと限界を感じ始めてきました。
ただ、後輪操舵の4WSやまだ一般的じゃなかった横滑り防止のVSCなどハイテク満載で、
総合的にはけっこうイイ車だったと思います。
2年半で2万5千kmくらい乗りました。