目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2015年8月30日に完成し、オーリスに実装しました。
7月に入った頃からネットワークに興味を持ち始めてネットで情報や理論、回路設計を読みあさりました。
そして自分の音作りの引き出しを増やすために実験がてらネットワークを自作してみることにし、パーツレビューに記載したように検討を開始しました。
写真は実験に使用したコンデンサの一覧です。
本来はμFを全社統一できたら公平な比較ができたのですが、メーカーによって作っていない規格があったのでなるべく計算から求めた理論値と実際にその近似値のコンデンサをいくつか試してみて評価のよかった3.9μFに近いものを選定しています。
右上から左下へ順に、
・FOSTEX CP 4.7μF
・Mundorf CMP6 3.9μF
・AUDYN QS6 3.9μF
・ParcAudio DCP-FC001 4.7μF
・Jantzen Audio CROSSCAP4 4.1μF
・Jantzen Audio Standard Z-cap 3.9μF(上)、4.7μF(下)
となります。
写真にはありませんが、
・AUDYN PL 0.1μF
もAUDYN QSの音色のブースト検討用に追加購入しています。
実験の結果、Mundorfを選定しました。
2
こちらはコイルです。
上を見れば銅箔コイルというのもあるみたいですが、サイズがどんどん大きくなるしスピーカーに対してそこまで高級機材を揃えなくてもよかろうと一般的な空芯コイルです。
右上から左下へ順に、
・Jantzen Audio 18AWG 0.1mH
・Jantzen Audio 18AWG 0.05mH
・Jantzen Audio 15AWG 0.1mH
・Mundorf LML140 0.1mH
となります。
実験の結果、Jantzen Audio 15AWG 0.1mHに決定しました。
3
実際にオーリスにて音を鳴らしている実験風景です。
コスト削減のため(苦笑)、助手席側だけで検討しています。
検討したスロープはMIDは6dB/octと12dB/octで、TWは12dB/oct固定でした。
コイルは比較症例が少ないこともあり差がわかりにくかったですが、コンデンサは音色の違いがありました。
音色のレビューは下記に紹介したブログ、
夏休みの工作 ~コンデンサとコイルで音色比較 結果・考察編~
をご覧下さい。
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純正のJBL P660Cのネットワークです。
TWのゲインが0と-6dBしかないのがちと幅が広すぎるように思います。
またボーカルが少し人工的な感じを付加してしまうのはどうもこのネットワークが関係しているようです。
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コンデンサ、コイルの規格が決定し、メーカーも決まり、スロープも決定したので、基盤を作ります。
基盤は画像3で使っていたバインダーです(笑)
ちょうどMDFで出来ていたので、好都合。
ドリル穴の直径。
コンデンサやコイルの配線を通すのは2.5mm、小タイラップは3mm、中タイラップとモガミ2516の内部配線を通すのは3.5mmの穴を開けました。
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基盤の裏側です。
あまり基盤の裏側をネットで探しても出てきませんでした。
なので皆さんどのように取り回しているのかよーわかりませんでした。
ケーブルの長さに余裕があってもう少し取り回しのしやすい柔軟で細いケーブルならすべてをよけていくように配線しましたが、太さを優先した16Gでかつ被膜がポリエチレンで硬い2516。
仕方ないので距離を短く直線的に結線。
お陰で後ろが膨らんでしまいケースがしまりません(T.T)
一応、ハンダをした部分はホットボンドで固定しています。
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完成図です。
ケースは100円ショップのタッパーです。
お陰で車内の高温も何のその(笑)
フタはしまりませんので、アセテートテープでぐるっと巻いて対処w
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