2017年03月16日
世界のバイク免許事情
日本の二輪免許事情
皆さんご存じでしょうが、
日本の二輪免許は現在
原動付(~50ccまで)
小型自動二輪MT/AT
(~125ccまで)
普通自動二輪MT/AT
(~400ccまで)
大型自動二輪MT/AT
(排気量制限なし/~650ccまで)
なっています。
有名な話ですが、
大型二輪免許が一発試験の
厳しい限定解除から教習所
などで免除されるよう
改定緩和されたのは
貿易摩擦を生じていた
アメリカとハーレーの
圧力があったからなんですが、
ホンダを始め日本の二輪メーカー
は否定的だったんですよ。
アメリカの二輪免許事情

アメリカでは免許を取り扱っている
団体をDMV(Department of Motor Vehicles)
と言うのですが、アメリカは州に
よって免許制度が違うので
一概には言えない難しさがあります。
まあただ総じて言えるのは
「安くて早くて緩い」です。
それは「運転は家族が教えるもの」
というのがアメリカの考えだからです。
申し込み→講習&実技(仮免交付)
→"家族とマイカーで練習"→試験→交付
費用も100ドル前後で
一週間も掛からずに取得できます。
肝心の区分ですが基本的に
A、B、CとM1とM2
の五種類しかありません。
その中でもバイクは
M2=150cc以下の二輪車
M1=150cc以上の二輪車
たったこれだけです。
免許を取れるのは16歳以上からですが、
21歳未満の場合別途講習&試験を受けなければいけません。
免許を取得してしまえば基本的に
ヘルメットとバイクの登録と
自賠責保険を済ませれば
走行する事が出来るんですが、
ハワイ州などは今だにノーヘルOK。
でもそのかわり目の保護の為に
サングラスなどを義務化しています。
なんだか安全基準がズレてる様な気がしますね。
そんなハワイでは日本の普通自動二輪免許
で400cc以上のいわゆる大型バイクに
煩わしい手続き要らずで簡単に乗ることが出来ます。
ノーヘルで運転したいと思ったらハワイへGOですね。
オススメはしませんが。
EUの二輪免許事情

最近になってEUで統一される事になった免許。
二輪関係は以下の通りとなりました。
AM免許(16歳以上)
:~50ccまで、及び
最高速が45Km/h以下の二輪
A1免許(16歳以上)
: ~125ccまで、
ただし最高出力が
11KW(15馬力)以下のもの
A2免許(18歳以上)
: 排気量制限なし。
ただし最高出力が
35kW(47.6馬力)を越えないもの
A免許(20歳以上)
: 無制限。A2の
免許取得2年後より取得可能
となってます。日本よりややこしいですね。
ちなみに取得方法は日本と同じくスクール
に通って取得する方式。ただし実技は
なんといきなり路上です。習うより慣れろ精神ですね。
費用は国によって違いがあるみたいですが
A免許まで取得すると大体1000ユーロ前後ほど。
日本円で約12マソ位です。
日本だと普通二輪が15マソ
大型二輪が約10マソ位ですね。
合計約25マソ位掛かりますね。
特にA2免許は排気量ではなく馬力制限なので
メーカーも区分に四苦八苦しています。
向こうの人はNC700には乗れても
CB400SFには乗れないという
日本では考えられない
逆転現象のような事が起こってるんですね。
逆にカタログ値が比較的低いハーレーなどは
スポーツスター883がA2免許で乗れるという
正に水を得た魚状態で市場で猛威を振るっています。
更に言うと向こうでは1000ccを越えるような
大排気量だったり100馬力を越えるような
趣向の強い車種は任意保険の掛け金が跳ね上がる
(年間30万円前後かかる)為にライダー達
がスペック離れを起こしちゃってる。
ASEANの二輪免許事情

バイクが無ければ生活できないと
言われるほど売れる台数が桁違いな
ASEANを代表してタイの免許を紹介します。
タイの二輪免許は一つだけ。
筆記を受けて合格したら
実技をやって合格したら交付される。
(余談だけど踏切を渡る前は
日本のように一時停止すると
ダメで徐行でいいらしい。文化の違いか。)
実技に合格すると即日交付で免許を貰えます。
費用は1000バーツ、日本円にして
3000円ほど。安いですね。
近年タイは急成長を遂げている影響か、
小型のみだったバイク市場で
大型バイクが沸々と人気が出ている
しかし即日交付の免許で大型バイクって
大丈夫なんだろうか・・・
ただでさえ死亡事故数
(10万人当たり)
も世界第三位(38人)なのに。
ちなみに一位はニウエ
(人口1500人ほどで68人)、
2位はドミニカ共和国で41人。
日本は5人とかなり優秀です。
あとアメリカは11人、
EUは平均すると4~5人ほど。
こうやって見るとやっぱり免許取得に
対する敷居の高さと事故率は
比例してると言えなくもないですね。
国際運転免許証の事情

皆さん国際免許って聞いたことありますよね。
これを持っていれば世界中の色んな国で
運転できる凄い免許なんですが、
実はこれ申請すれば誰でも
取れるって知ってました?
それこそ一年経ってない初心者でも
申請すれば貰えます。さらに言うと
国際免許というのは原則一年限りの
有効期限付きで
「長く海外にいるなら
ソコでまた免許取ってね」
というスタンス。
てっきり国際運転免許といえば
世界の言語や交通法を知り尽くして、
厳しい試験に合格した限られた
インターナショナルな
人だけが持てる免許なものだと・・・
アッ、最後に一つよろしいでしょうか?
大型自動二輪MT有る方は
友達に「俺の免許はアメリカでいうところの”M1免許”、
EUでいうところの”A免許”だぜ!ハァハァ~ン」
とドヤ顔でうんちくを振りまいてください。
他の国は免許取得は簡単ですが
やはり保険が高いですね。
特にUSA,EUなどは車の倍です
その点日本は保険が安いです
難点は免許取得が面倒臭いですが
今は割と簡単に教習所で取れます
これを気に大型二輪をどうですか?
あ。でも普通二輪ないと・・・
教習所でも大型二輪免許
出来ませんので・・・
ご参考までに
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Posted at
2017/03/16 11:09:33
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