純正＆カスタマイズジムニーに乗り比べ

※今回のブログは長文な上に、他の人にはどうでも良い内容が多分に含まれてるので、テキトーに読んで…、というか読まなくてもOKです。


先日の海鮮丼ツーリングで、自分のカスタマイズジムニー(9型)とN700さんの純正ジムニー(10型)を乗り比べ。

走行距離に違いはあれど、エンジン関係の仕様は基本的に同じハズ。



純正ジムニー
・音がマイルド。回せば各部からかなり吸気音は出てるんだけど、上手い具合にオブラートに包んであって、騒音が耳に刺さらない。
・低回転、特にクラッチミート付近のトルクが安定してる。
・アクセルオンでのトルクの立ち上がりは抜群に良い。ただし、パーシャル領域が広い。アクセルを踏み込んで加速モーションが発生するまでの踏み幅が広いというか、一言で言えば不感領域が広い感じ。
・総じて低回転よりの印象。


カスタマイズジムニー
カスタム内容は、(面倒な人は読み飛ばして下さい)

・エアクリボックス入口エアファンネル
・社外品エアフィルター(純正形状)
・エアクリボックス出入り口のテーパー加工
・サクションパイプ(エアクリボックス～タービンインテークパイプ)
・タービン前後パイプのテーパー加工
・タービン入口のフラッシュサーフェス化
・純正インタークーラー加工(インタークーラー出口のテーパー加工)
・モンスタースポーツ等長エキマニ
・モンスタースポーツ触媒
・二次触媒撤去(ジムニー6型純正中間パイプ)
・マフラー交換(42.7mm径)

って感じ。
あ～、うだうだ書くのめんどくせーｗｗ
ぶっちゃけ、こういうのって読む気にならないから、今まで自分で書いた事ないんですよね。

吸排気抵抗を減らして、3,000～3,250rpm(70～75km/h)前後のパーシャル開度でトルク向上を狙うような雰囲気で組んできました。


そんな感じのMyジムニーの所感。
・音がダイレクト。騒音や音の雑味自体は純正よりないんだけど、音が耳に刺さるというか、聞き疲れる。
・全域でスムーズに回るんだけど、トルク感に薄い。例えが分かりにくいかもしれないけど、耐久レース仕様のトゥデイのような、トルク感はないけど高回転まで一定で回る感じというか…
たぶんパワーは出てるんだろうけど、トルクが薄くてピーキーな雰囲気。
・アクセルオンでの反応は良い。浅い踏み方でもエンジンが反応する。不感領域は狭く、巡行時も常にパーシャルを探る必要がある感じ。遊びがなくて疲れるフィーリング。
・総じて高回転よりという印象。



まぁ、どっちが良いかと聞かれれば、当然、自分仕様(笑)

自分が欲しい反応を目指してイジってきただけあって、乗り比べても全て納得。
自分のジムニーの方が抵抗感なく回るというか、全体的に回転抵抗はなさそう。



で、フィーリング云々の問題はともかく、実際の燃費がどうなのかって話になると、純正もカスタマイズも結構肉薄してる。

自分がフルノーマルで出した燃費は最初の2回。
平均で17.61km/L。
それが当たりの出てない車で4月くらいの数字なので、当たりが出て夏場になれば19km/L前後は出るハズ。
過去最高を記録した21.30km/Lの時は吸排気ライトチューン＋軽量ホイール(エンケイ製の純正アルミ)だったので、吸排気系の抵抗は適度にあった方が良い。


ここで考えるのが、吸気系で抵抗を付けるか、排気系で抵抗を付けるかという事。


吸気系の抵抗を減らすと…
・吸気レスポンス向上→燃焼室への充填効率向上→排気流量向上→タービン回転上昇→吸気側タービン回りやすくなる
ピストン下降の際のポンピングロスは減って、吸気に必要な機械的なロスが減る。
ただし、排気抵抗が強いのでタービン回転数のピーク領域は狭くなる。

排気抵抗を減らすと…
・排気レスポンス向上→排気流速向上→タービンレスポンス向上→吸気タービン回転数上昇→吸気流量・燃焼室充填効率向上
ピストン上昇でのブローダウンロスが減って、タービンは高回転化。
ただし、吸気抵抗が強いので吸気時のポンピングロスは増える。


どちらが良いのか、一概には言えないけど、概ね吸気側の抵抗を減らすのが正解なんじゃないかと思う。

排気は高温・高圧なので、基本的に何もしなくても出て行きやすい。
吸気バルブは大きく、排気バルブが小さいのは、排気は放っておいてもそれなりに出て行くのが理由だし。



特性が少し変わり過ぎて、美味しい領域を外し始めてる自分のジムニー、排気抵抗を変えて詰めのチューニングをしていこうと思います。

前に加工したバッフルが案外良いので、しばらくコレでデータ取りですね。