
夜が段々早くやってくる。
すっかり暗くなった国道をゆっくり走り、渋滞のため青信号で停車。
しかも追い越し車線。
前が空いたので再び走り出そうとすると、進まない!
メーターを見ると、ギアの表示は「1」。
アクセルを踏んでも回転が上がらず、1mmも進まない。
『やばい!』
取り敢えずハザードを焚いてイグニッションをOFFにし、再度セルを回す。
エンジンは掛かるが、シフトスイッチの「1」を押してアクセルを踏んでも進まない。
仕方ない。
先週、要るかどうか分からないまま買いに行った三角の停止表示板をトランクから出して組み立てる。Made in China(散々探したが、結局中国製しかなかった)の1,000円ほどで買えた停止表示板は、少し前かがみになっている。しばらく車と表示板の間に立って追い越し車線の車を走行車線に誘導していたが、ノロノロ動いているこの渋滞の中でわざわざ「こっちに寄れ」と手を振るのも馬鹿らしくなり、安全な歩道に逃げた。
600kgほどのスーパーセブンだったら押して左に寄せるが、さすがに1トンもある車を、渋滞の中でドアを開いて押すのは怖い(セブンにドアは無い)。
逃げた先で車の流れを見ていると、不思議なことに、交差点のど真ん中でさえも右側を追い越して行く車が何台かいた。
恐ろしいことをする奴らだ。
保険会社に電話をしたり、なじみの整備工場に電話をしたりとあちこち電話をかけまくったが、なじみの整備工場の積車には、4Cは載らない。
警察に電話して、警官に押してもらって移動してもらった方が良いのか迷ったが、警察官が車を押して移動させているところを見たことは無い。
単に機会が無かっただけかもしれないが。。。
結局保険会社のロードサービスを待つことにした。
停止から15分ほど経って、ふと「今ならいけるかも」と再トライしてみると、動いた!
停止表示板は置いたまま、左の車をかき分けて交差点角のローソンに車を移動した。ただ置かせてもらうだけだと申し訳ないので、店員に了承を取り、トイレと買い物をしてからロードサービスを待った。
ところが待っている間も、ロードサービスやら保険会社やら、そしてなじみの整備工場の社長からも電話が入る。話中に別の着信を取れる携帯電話会社との契約はしていないので、「着信ありましたよ」とショートメッセージが入る。「保険会社だな」と折り返しの電話をするが、先方の機械的なメッセージに諦めて他に電話をしている最中、また先方(人間)から着信。最初はトイレに入った直後だったのですぐに出て応対したが、結局トイレは出直しになった。
そうこうしながら、頭の中で原因を探ってみる。
「これはアメリカのフォーラムで読んだことのある記事にあった症状じゃなかったか?」と思い、来てくれたロードサービスと保険会社に「自宅に運んでもらえるか」と確認し、とりあえず自宅に運んでもらった。
「5の付く日にバッテリーを買って、それでも直せない場合は再度車屋に運んでもらっていいですか?」と了承を得た上だ。
念のためアメリカのフォーラムでバッテリーが原因で起こる症状を再度確認し、やはりそうならこれまで換えたことのないバッテリーを交換しよう。
今日の本当のネタは、これではなかったのだけど…
Posted at 2022/11/20 01:00:37 | |
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