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昨年発行された日本版創刊号以来、しばらくご無沙汰していた英国エンスー誌『オクタン』。
ポルシェを特集した別冊ムックが出たというので、久々に手に取ってみました。

“Porsche Classics” ということで、356等クラシックモデルにもかなりの比重が置かれています。
なかでもTyp64の記事は興味深かったです。
ベルリン-ローマ長距離レースに向けて製作され、現存するのは一台のみ。
“戦争勃発でレースがポシャって日の目を見なかったスペシャルカー” くらいの認識でしたが、その後もなかなか数奇な運命をたどっていたんですねぇ．．．


ナロー人気高騰と比較して、相対的に低い気がする930ターボへの評価。
この辺りはスーパーカーブームを通過した日本と、彼の国の違いかも知れませんが．．．
でも不思議なことに向こうでも、ポルシェで連想するのは “真っ赤な930ターボ” らしく (笑
本編もさることながら、こうした英国特有のポルシェ事情がなかなか面白かったです。

日本も濃い目の方が多いと思いますが、英国のポル馬○も相当なモンですネ (^_^;

ジャケ買いです !!

(￣∇+￣) ｷｯﾊﾟﾘ (爆
　
気になる人達が作った気になる911、みんな出てました。
個人的には「レカロの歴史」がツボだったかな (笑


911DAYSの秋号も同時購入。
1951年の356SLから今年の919まで、ポルシェのル・マン64年の歩みを25頁に渡り特集。
かなり読み応えがありましたヨ d(^_^o)

こんなムックを見つけました。

三栄書房が出してるRALLY CARS。
第5巻は911特集です。

以前別誌に掲載された記事の再編集かも知れませんが、失礼いたしました (^ ^;
全編書き下ろし、まるっと一冊ラリーウェポンとしての911だけが取り上げられて、歴史をザクッとお復習いするにはもってこいな感じでした。

'65モンテカルロに初登場した赤いワークス911を皮切りに．．．

'60年代後半の911S & 911T-Rallye
'70年代初期の911S/T
'73カレラRSサファリ
'78SCサファリ．．．といったワークスマシン。
表紙のイラストのような、'70～'80年代のWRCを戦った強力なプライベーター達。
最後は、'84SC/RSと959グルッペBあたりまでが紹介されています。
空冷時代のラリーカーの系譜は、コレ一冊でほぼ網羅できちゃうかな ?

当時を知るバイザッハの重鎮やワークスドライバー達の証言も興味深いです。

「スペアパーツなどない。ポルシェは壊れないからだ」
「ポルシェの馬力は他のマシンの馬力とは異なる」
「RRの911は危険なマシンだ、という戯れ言」
「振り子が振れ始める最初の瞬間を感じ取る」
「とにかく素早いステアリングへのインプット」

常に一手先んじたカウンターを当てながらタイトコーナーに突っ込んでいく、レジェンド達の勇姿が目に浮かぶようですね。
先達の有り難いお言葉でした (^◇^;)

みん友のみなさんからすでに幾多の驚きと賞賛の声が上がっていますが．．．
hommaのところにもやってまいりました♪
911が産声を上げてから五十周年を迎えた2013年。
ポルシェ・ミュージアムが所蔵する膨大な資料の中から911関連の貴重な写真911枚をセレクトし、編纂されたメモリアルブック『Book 50 Year 911』。
宅配業者さんから受け取った瞬間、“五十年の重み” を実感しました (爆

911x911: Buch 50 Jahre 911/ EDITION PORSCHE MUSEUM
開封するのがもったいない気もする、PORSCHE MUSEUMロゴ入りの白い外箱を開けると．．．中から現れたのは、豪華クロス貼り表紙に箔押しで901のシルエット。
取り出してみると、マジで重い !!
そのまま体重計に乗ってみたら、約3.5kgありました (汗

表紙を開いた見返し部分に901伝統のドッグトゥース (千鳥格子) 柄があしらわれ、なかなかセンスの良い仕上げです。
高級 “感” は損なわずに、巧いことコストカットしてるんでしょうけど．．．これで5,000円台はやっぱり出血大サービスじゃないですか ?? (笑

独英仏西中露の各国語による序文の後は、九百枚に及ぶ貴重な蔵出し写真が満載。
日本語が無いことに不安を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、写真の解説はどれも数行のコメントなので、問題ないと思います。
どこの国の言葉でもどうせ911語だし、ノリで読めます d(^_^ o)


そんな中から、hommaが気になった何枚かをピックアップしてみました。

チラ見せその①　←クリック

チラ見せその②　←クリック

先刻ご承知と思いますが、hommaの独断と偏見により年代が限りなく前に偏ってます (苦笑
ここまでで約半分、後半は991RSRあたりまで掲載されているので、手に取った方の興味の向くまま、幾通りもの楽しみ方が出来る本だと思います♪


今週の一冊というより．．．今年の一冊、かな ?


大型本　960ページ (独英仏西中露語)
編　纂　Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
販　売　ポルシェセンター
価　格　5,618円

2013年11月発行

巻頭特集は近日中にス○ディ先生から、コッテリご教授いただけそうな気がするので．．．(笑

hommaのオシは第二特集。
ナローファン並びにオールドレーシングポルシェファンなら、買いでしょう !!

伝説のエンジニア陣からハンス・メツガー氏 & ラインハルト・クネカー氏。
神のごときポルシェ遣い側からはヴィック・エルフォード氏 & ユルゲン・バルト氏。
この方達の御名を聞いて、ピンと来るならげとすべし d(^_^o)

'60～'70年代の貴重な内輪話が満載。
しかも今まで白黒でしか見たことなかった当時のラリーの写真が、なんとカラー掲載 !!

歴史探訪系のポルシェファンには、堪えられない内容です～♪

バルト氏の The Porsche Book ３巻セット、ポチッちゃいそうで．．．ﾔﾊﾞ(汗