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2020年11月03日 イイね!

「またつまらぬことを・・・・」

「またつまらぬことを・・・・」 自分のための「成長記録」だと思って書くんだったら,こっちではなく整備手帳の方かも知れません。また,随筆っぽいことを狙っているんだとしたら,内容が求められるでしょう。毎日繰り言のように判で押したような内容を,生活習慣的に連ねるようでは,若年アツアツカップルの「お・は・よ♡」メールと変わりありません。あれれ,今はラインか・・・

 そんなことは置いといて,こんなバカ話でございます。
 出来上がって半年を過ぎ,やっと調整がまとまってきたなと感じる自車システムですが,狙ったわけでもないのに,やたら「あけすけな奴」になってしまっています。
 とにかく「ソースにシビア」です。そしてもう一つ,他に対してシビアなのと,自分,要はTAやイコライジングも含めた「システム側の調整」にもかなりシビアです。
 先日はスコーカーのTAのワンクリック,そして昨日は,なんか突然バランス崩れたなと感じて,なんやかんややっていたら,結果,315ヘルツを0.5dB左右とも上げたらバーン!と整い解決。「そんなことでここまで変わっていいのかな・・・・」と首をかしげたくなります。というよりは,「それくらいの違いで,不満を感じさせるような音にならないで欲しい。もちょっとおおらかでいてほしい」と,なんだか思春期の娘に対するとーちゃんの思い,みたいな複雑さなのです。

 そう言えば,真逆のシステムがありました。それは,乗鞍旅行に行ったとき泊まった「ペンション・ウィンズ」というところのホームシステムです。


 ペンションをしながら実はスピーカービルダーのご主人。それを知らず宿に選んだんですが,入ってみましたらこんな感じでした。


 既に寝っ転がっちゃってますが,それくらいくつろげる雰囲気とお料理と,そして「音」でした。




 これです。当初,オーナーの手作りと言うことも知らず,「聴いていい」とのことだったので,そこらにあるCDをかけてみたら「!!」という感じだったので,急遽,自車からいつも聴いている音源を持ってきて試聴開始です。










 不思議なのは,「何をかけても優しく柔らかく,芳醇でふくよかに聴かせてしまう」というそのキャラクター。ソースを全く選ばないのです。いつも自車ではソースのあらが目立って聴くに堪えないような古い音源でも,まろやかに楽しませてくれるのです。
 音像がどうとか言う感じではありません。ボーカルがまあこのあたり,ピアノがそのあたり・・・かな?という程度で,全体としてはまとまりがあって,それ以上は望む気分にならない,ワインでも飲みながら聴き味わおう,というサウンドが満ちてしまうのでした。
 アルテックのホーンドライバーというものを間近で見たことがなく,しかもこういうオトナな鳴りっぷりなのも初めてでびっくり。そして,このウィスキー樽の廃材を利用してオーナー自らが手作りというのにもびっくり。スピーカーだけでなくアンプなどのボディーの木材もオーナーが設えたものだと思いますが,管球アンプの音なども含め,トータルでこの音が作られているんだろうと思われます。
 
 まさに,寛ぐために訪れる,ペンションのリビングにふさわしい音でした。

 それに比べて自車の音です。CDチェンジャーを使ってますので,音のいい盤から次の盤へ「カチャッ」と切り替わった,その瞬間のショックが凄い。「音質の格差」のショックです。もう,びっっっくりする位の違いがまざまざと明らかにされます。最近自分はこれを「双眼立体顕微鏡」だと思うようになりました。ちょっとでもピントがずれるとダメだが,双眼ともピントが合った時の立体感、というのです。
 でも不思議なんですが,スピーカー含めて機材はそんなに解像度が高いものではなく,特にハーツのMLというやつは,木管楽器や声楽など,音色で聴かせるのに適したスピーカーのはずです。キレなどは望むべくもなく,モニターとはかけ離れているはずなのですが,盤の音質から定位感,ボーカルとボーカルに付けたエコーが別々に定位するなんてのも聞こえて(見えて)しまいます。
 そのかわり,アタリの音源ですとそれが忠実に再現されますから,音場は前後左右上下に広がり,あたかもそこにいるような実在感も出ます。先日みん友さんが上げてらっしゃった「カメルーンのオペラ」という実況録音に近いものが,盤一枚ずーっと続いているのですが,飽きることなく聴いていられます。「ナグラ」を肩にかけ,マイク2本だけ持ってアフリカの野山や村を渡り歩いて収集した音源が,これ以上ないほど生々しく,車内(外?)に展開します。

 対して,スタジオ録音のマルチ・モノ録音では,エンジニアが何をしたかったのか,に耳(目)が行ってしまいますが,いい音のモノはそれなりに楽しめます。
 悲惨なのが,バーンスタインがピアノを弾き振りで録音したラプソディーインブルーみたいな奴で,もう違う意味でブルーになってしまいます。
 でもこういう盤でも,ペンション・ウィンズのシステムではおおらかに聴けるんだろうなあ・・・・

 自宅にもホームオーディオがあって,なかなかサディスティックな構成のはずなんですが,自車ほどの「解剖学的」にはなりません。
 やはり,カーオーディオは「近さ」が災いして,「対峙する」みたいな聴き方にならざるを得ない,そういうことなんかなぁ~,とも思います。
 それにしてもなあ・・・というのが目下のところです。

 ただただ不思議なのは,自分はそんな音を「求めて」作ってきたというわけではないことです。いい音の盤を選び,音に悪いはずのことはせず,音にいいはずのことだけをやってきたら,知らんうちにこうなっていた。それが今の音です。
 
 自分でもわけわからんことをつらつらと書いてしまいました。

 
Posted at 2020/11/03 12:03:26 | コメント(5) | トラックバック(0) | よしなしごと | 趣味

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