代車ですが使ってみての評価
車両修理で1週間もあったので、暇つぶしにインプレッションしてみた。
尚、インプレッションは、主観がかなり入ってますことと、トヨタ忖度の車評論家でもないので、ユーザー目線でズバリ書いてますので、そのへんは了承して下さい
【見た目】
目立ち度70%かな
まー流行りのスタイルっすね♪
【煽られ指数】
40%
5日で3回ほど長時間に渡り嫌がらせを受けた、制限速度+20~30kmで!
こっちも、ぶち切れて制限速度ー20kmで走ってやったら、車を左右に振り出しやがったので、火に油を注いだごとく、熱くなってきたのが伝わり、爆笑しながら録画したった。
クラウンなら、まずありえないのですが・・・・・・・・・
【走行性能】
最初はいいんじゃね。。
と思ったが、40点♪
まだ、まだ詰めが甘いですね
☆1個クラス。何故なら理由は次のとおり
・ブレーキホールドをオンにすると、停車寸前でリアブレーキが早めに介入動作。結果的に車両が停止した時に前後にユサユサ。酔ってしまう。あかんやつやろ、これって
・ひどく波打った道路で急ブレーキ
ブレーキが抜けます。で接地状態が回復すると急激なノーズダイブ。
トヨタハイブリッドTHS2が従来指摘されているブレーキフィール改善(ダイレクトではなく電子制御を介したブレーキ)のためかしらないが、ブレーキを踏んだ感触は良くなってはいた。しかしながらABSとサスのセッティングが合ってないためロバスト状況下でブレーキが一瞬不動作を起こすためビックリするはめとなる。
結果的にタイヤの接地が急激に回復すると、空走したエネルギー分がカックンブレーキとなりノーズが急激に沈み、助手席の方から、何!何があったの????と驚かれる
・きつい山岳道路登坂車線では絶対にキックダウンさせてもらえない。分かりやすく言えば、上り坂でキックダウンさせようとアクセルベタ踏みしても5速ギア(例えです)のままで登ろうとする感覚。スピードメーターは亀の子状態。平地ではそこそこの加速見せるのに上り坂は軽自動車に負ける加速。勘弁してよ~と叫んだ。モーターとエンジンの掛け合わせで出力を決めるTHS2なのだが(電気式CVTと便宜上言われる方式)どうも制御がチグハグな部分があるもよう。
シーケンシャルシフト機能もないため、ドライバーとしてはどうしようもないし、煽られる仕様になってしまうかも。
このようになる条件は検証しきれてないが、ハイブリッドバッテリーが無くなり残3メモリ、山岳道路、標高高い、速度80km以上の場合に陥るような気がした
・この車の最大の欠点は、かなり波打った路面を加速しながら超えるとサスが底付し、盛大な衝撃音がボディから聞こえ、体にはかなりの衝撃が伝わる。最初は度肝を抜かれるほどの驚きで、今時、あるの?こんなのと思う。
同乗者は多分、びっくりすると思われる。試乗しただけでは分からないしCX60で問題にになっているバンプラー底付現象なみの驚き
☆2個
・リアが落ち着かない、って言うか片側のギャップを超えるとリアが左右に振れる。昔の210クラウンみたいな挙動。
同乗者が眠りに入っても起きてしまうかも
・遮音性能はガラスで保たれているような感じでロードノイズがフロアから盛大に聞こえる。
特にリアからのノイズが気になる。救急車のサイレンは聞こえないことから高周波遮断に振っているような感じがした。これはデットニングで改善は出来る
・ロードノイズ特性は220クラウンに軽量ホイール履かせて45扁平にし、段摩耗した時と同等。
50扁平ミシュランってのもあるかもしれないが、経験上、扁平を一つ落としてレグノあたりならよい感じになりそう。
あと、高速の橋梁など段差が、ある範囲を超えるとタンタンと言う段差越えの音が、ズドンと大砲を打ったかの如く音が車内に鳴り響く、唐突にである
営業バンじゃあるまいし、トヨタお得意のテストコースで本当に評価したのこれ?
走りが車を鍛えるって言ってる割に価格帯によってはコストダウンの影響がモロ見え隠れする
短時間試乗じゃわからないよな~
・運転席ドアにもたれかかり煙草を吸っていたら、ドアが「ベコっ」て音がした、押してみたらぺなぺなドア。どうもサイドインパクトビームに緩衝材を挟んでないため、フリーエリアがあることが原因
ドアパンで一発凹む可能性大
スーパーでの駐車は大きい店舗で、駐車している車が少なく離れた場所をお勧めする。気を遣うのは困ったもんだ。
まさかと思ってオーディオ音量上げると、音漏れが盛大に発生している。音漏れ防止にデットニングするとドアをへこませる原因にもなるので、初心者は自前デットニングは危険と思われる
☆3個
・ハンドリングは適度な重さで好みな感じ
レーントレーシングはちょっと曖昧な部分が多く、車線逸脱するケースあり。
・一般道でキツイギャップにはリアが遅れて減衰するため違和感あり。トーションビームだから仕方がないが、入力の初期が唐突で驚く。さらに、その影響か室内の内装がビビる。
・荒い路面に室内が共振し始めてビビる
走行に関しての総評
登坂車線限定ではあるがノンターボ軽自動車、日産営業用ADバンにも完全に煽られる位の加速性能に陥る場合があるのは覚悟が必要。
別名「お仕置きモード」とでも呼ぼう(笑)
カローラスポーツがキビキビ走るのに、何故か不思議な在りえない車に仕上がっている。
奥様買い物仕様や社有車で使用するなら無問題。
初めて購入する方や見た目良しなら満足出来るし、上のクラスを知らないなら、別にいいんじゃねって感じではある。
【内装】
・全てがプラスチック、CHRが神様のように良く見える。サンバイザーもプラには笑ったがクラウンとかLexus流用できることから取り換えをお勧めする。
チケットホルダーすらないwwwのは驚き
どうしてもと言うならここを参考にして下さい
・アシストグリップは定番のレクサス流用をお勧めする
・アームレストが低すぎてつかいずらい
・コンソールドリンクホルダーが低すぎて、手探りで探すはめになる
・運転席パワーシートなのに助手席手動って新型クラウンと同じ考えは頂けない
ただし、すわりごこちはクラウンと同じ。
内装に拘るならクラツイオのHigh Quality Seriesで見た目と座り心地が激変することからお勧めしたい
写真はトヨタより引用
シートは、まんま220クラウンと同じ(縫製デザインは違うが)
写真は220クラウンにクラツイオのHigh Quality Series取り付け
・メーター幅が小さいのに、フル液晶で全ての情報を表示しようとするから使いづらい、見にくい
アナログのほうがマシ。ただし、フル液晶のなせる業なのかオープニングだけはマジ惚れた
演出音が新型クラウンから省かれた影響か、クロスも音が無い

前述したが登坂性能がダメダメなのにエンジンタコメーター必要?と叫ぶ自分(設定で変えられますが)。
軽自動車並みのメーター幅に全て情報を突っ込むため老眼が入った人は、スピードメーターしか目に入らなくなる
あ!そうか若者向けにとトヨタが言ってる意味が、ここにあるのか(笑)・・・・と呟く
次の写真はMOTAより引用
次の写真は220クラウン(メーター幅が大きく、結果文字が大きく感じ、情報を脳が識別できるので視認性に優れる)
・オーディオは最悪。最初はいいんじゃねと思うが、一部音源は低位が下がるなど謎現象発生。
これはドアとダッシュをお得意の120khzで切り分けてる疑惑
特に中音よりをフィルタリングしている。音の厚みが感じられず聞こえない楽器が多々ある。
トヨタお得意の低音ブースト、高音ブーストで購買層を胡麻化してる(試乗すると、いいねーと胡麻化される)
アニソン、アニメとか打ち込み系は良く聞こえ、ライブやクラシックは音源一部がマスクされ聞こえない、特にギターは聞こえないし、バスドラ、タムは全く聞こえなくなりちぐはぐ。DSP導入で改善されるがスピーカー交換ではどうにもしようがない。一度、DSPを取り付けた車両の音を聞かない限りSP交換の沼に入り込むかも。さらに悪いのはイコライザー調整が出来ない仕様で、メーカーが作った音のbass,mid,highのブースト調整のみ。これは220クラウンと同じ
・スピーカーは定番のベトナム製だろこれ(笑)
純正状態で高音域をブーストしているのに、高音域でスピーカーが共振してしまう(ダッシュボードスピーカー)
スピーカー特性が悪い部分を無理やり修正しようとしているため、結果的に高音が潰れる、割れる音になる。ここは調整不可能なため、あきらめるか、交換するかは本人次第
フロントドアスピーカーは低域限定再生仕様のため交換しても、あまり変わらないしコスパが悪い
交換するならDSPを導入した場合が効果的
次の画像にある設定で何故か、やっとこさ前方低位となり良くなる。それ以外は定位が後ろになってしまうのでフェーダー意味ある?
リアドアスピーカーがフルレンジで鳴らすがクソなのとダッシュボード左右スピーカーの能率が極端に低すぎるのが原因と思われる
高音域で共振してるのはリアスピーカーかもしれない
トヨタお得意の、どうせユーザーが交換するから、いいでしょって感じですかね
まー変えちゃうけどね(笑)
・ナビはリルートしない謎使用で迷子になってしまうし、コネクト契約しないと音声で目的地を探してくれない。全く使えない謎仕様
・キーケースはセンチュリー、クラウンと同じなので、センチュリー部品で高級感アップ
以上、主観で総評を書いてみたが、内装についてはアフターマーケット製品やクラウン、レクサスの部品スワップで相当に質感を変えることは出来ることが確認できた
特にトヨタお得意のVE戦略で同じ部品が多々見られることから内装は変えられるし変えるべき。機能、安全装備は、ほぼ220クラウンと同じなのでコスパは相当に高いと感じた
素の220クラウンとカローラクロスの違いは次に示す程度なのでカローラクロスは進化してコスパが良い
1.ハンドルテレスコピックはなし。ハンドル前後調整が出来ない。クラウンは電動で、降車時にシート移動とハンドルを引き込むし乗車時にハンドル位置、シートをメモリーポジションまで移動。
これはセダンで必須の機能ではあるが乗車性に優れるSUVでは不要かな
2.雨滴感応自動ワイパーなし
3.リアスマートエントリーなし
4.パドルシフトなし
あると便利な機能ですが、クロスはパワーないので無用の長物かも
ただし、登坂車線でキックダウンしてくれるならの話、してくれない現状では、悲しい
5.内装すべてプラ。逆に220クラウンは見える部分の内装全てソフトパッドもしくは皮。新型クラウンはプラなので正常進化か(笑)
内装が気になるならカローラスポーツになる
6.アンビエントライト類はなし
7.オペレータサービス
クラウンは飛行機予約、ホテル予約、レストラン手配までオペレータサービスで対応可能。周辺宿泊施設がイベントで抑えられない場合はトヨタパワーで宿泊できる施設を探してくれる。さらに日帰り温泉を探してくれたりと至れり尽くせりだが使うのは年に数度で年間使用料が高額
8.クラウンはリアシートにエアコンあり。またグレードによってはリアサイドのサンシェードもあったりするしリアシートリクライニングや助手席パワーシート操作の肩口スイッチ等の快適機能がある
助手席パワーシートへのスワップは他のグレードから可能かもしれないがセダンでは必須だがSUVには不要かな
9、ヘッドアップディスプレイ、所謂HUDがない。
10。電子制御サスはカロスポに設定はあるがカローラクロスにはなし
差はこの程度で価格差200万円ならコスパが良いのではないかと感じた。
ただしクラウン助手席に乗りなれた方からは「これはないな、ゆっくり寝られない」の厳しい感想
逆に運転手目線で言えば、クラウンと同じで長距離運転でも疲れないし、追い越し、高速合流パワーが足りないことを除けば買って損はしないと思う
短時間試乗では分からないことから3時間程度の試乗と、同時にクラウンスポーツあたりも試乗することを勧める、そうすれば見えないところも見えてくるし、良しあしが分かる
結局、ルーミーと同じ「奥様近所で買い物仕様」なら問題ない(煽られる)