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2024年10月24日

試乗記(6BA-GR1ホンダフィット)

試乗記(6BA-GR1ホンダフィット) 先週、1泊2日で山陰を旅行した。現地でレンタカーを借りて鳥取・松江・境港と回った。旅の記録は後日フォトアルバムに挙げようと思うが、その前に、レンタカーの6BA-GR1ホンダフィットについて、せっかくなので感想を書いておこうと思う。1300ccのCVTであり、令和3年式、走行約7万5千kmの個体であった。久々のホンダ車である。
思えば'86〜'89年にワンダーシビックの3ドアSiに乗って以来、ホンダ車には殆ど縁が無かった(古い…orz)。

今回は、初日184km、2日目は38kmで合計222kmの行程を走った。2日間の平均燃費は19.6km/L。市街地、郊外、高速道路、ワインディング・ロードが含まており、様々なシーンで走らせる事が出来た。とはいえ、レンタカーであるし、同乗の妻に不快な思いをさせない様な運転を心掛けた事や、素人が私的な背景と嗜好を基に書いているので、あくまでも個人の感想である事をお断りしておく。

まずは座ってみる。ドラポジは低過ぎず高過ぎず、自然な体勢が取れる。乗降も自然に行える。よっこらしょと潜り込んだりよじ登ったりする必要は無い。

CVTのセレクターはセンターコンソールに在る。ガングリップ•タイプであり直線的に操作する。前進のポジションは、DレンジとSレンジの2種のみ。マニュアルモードは無い。通常はDレンジで走り、強めなエンジンブレーキが欲しい時に、変速線がローなSレンジへ入れれば大抵は事足りる。ワインディング・ロードではSレンジ固定にしておくと走り易い。先月走らせたセレナでも同様の使い方をした。尚、Sレンジではアイドリングストップは作動しなかった。

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メーターの視認性は良い。瞬間燃費と平均燃費が常時表示されるのでエコランを意識しやすくなる。

ドアの施錠/解錠は、ドアノブ付近にスイッチが見当たらなかったのでスマート•キーのボタン操作で行った。もしかしたらドアノブに何らかの操作をする事で施錠/解錠操作が出来たかも知れない、と思いながらも調べなかった。

パーキング•ブレーキ操作はセンター•コンソールにある小さなノブで行う。上にめくる様に操作すると掛かり赤ランプが点灯、下へ押し込む様に操作すると解除してランプは消灯する。メカニカルな操作ではないので、最初のうちはコレで本当に掛かってるのだろうか?と不安であったが、じきに慣れた。

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前方視界は、フロントガラスが寝ており、Aピラーが下へ向けて2本に分かれている独特の形状である。ピラーのトリムの角度の付け方に工夫の跡はあるものの、それでも斜め前方の死角は多めであり交差点を曲がる時など注意が必要と感じた。
ワイパーの払拭範囲は広く、小雨でも見易かった。クロスビーはワイパーモーターの音が大きくて耳障りだが、フィットは静かで気にならなかった。左右後方の視界も取り立てて不満は無かった。

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空調の操作は温調•吹出口•風量がダイヤル式、エアコンON/OFFはボタン式である。操作は判り易かった。風量や温調の段数を細かく選べるのが、ちょっと嬉しかった。

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ドリンクホルダーは、端の吹出し口の前とドアポケットの二か所あり、これはクロスビーでも同じ配置である。各々500mLサイズのペットボトルが入る。二か所あるのは便利で有り難い。

市街地を走らせて印象的だったのは、CVT故のスムーズな加速感である。アイドリングストップの作動•解除による駆動力への影響が皆無だったのも良かった。クロスビーではアイドリングストップの作動と解除で駆動力がギクシャクするのが不快なので殆どのシーンでスイッチを切っている。

高速道路は概ね80〜90km/hで走った。その限りでは、直進安定性に不安を感じるような挙動は無かった。オート•クルーズのスイッチがステアリングの右スポークに付いていたが使わなかった。その他の運転支援機能は付いているのかどうか判らない。
インターチェンジでの合流や、バリヤー型の料金所からの再加速は、クロスビーの様なパンチのあるGの盛り上がりは無いが、踏み込めば相応の駆動力が得られるので不安を感じるような非力さは無かった。


ワインディング・ロードでの操舵感は、攻めた走り方をした訳では無いので何とも言えないが、終始オンザレールで自然な挙動であり、これまた特段の不満は無かった。
各々のシーンでの操舵感全般について、過敏でも無ければ鈍感でもなく、特段の不満は無かった。…と書きながら改めて思うのだが、もしかして私は操舵に関しては寛容過ぎであり評価が甘くなるのかも知れない。

フットブレーキの効きや使用感にも、特段の不満は無かった。イマドキのクルマでは、ペダルを浅く踏んだだけでキュ!と制動が掛かる車種もあるが、今回のフィットでは、その様な事は無かった。ABSが作動する様な強い制動を掛けるシーンは無かった。

荒れた舗装路面を走る際のロードノイズや振動は比較的大きいと感じたが、車格を考えれば贅沢は言うまい、と思う。

カーナビやオーディオは見易く使い易すかったが、周囲の流れに乗って走っていても「速度超過を検出云々」というアナウンスが度々流れるのが、煩わしく感じられた。予防安全機能の一環とはいえ、もう少し柔軟な機能や設定が無いものか、と思う。

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外観については、フロントマスクの造形はどことなく仏車を連想するが、個性的にはあまり好みではない。それ以外についても、機能的とは感じるものの特に印象には残らなかった。

とまあ、簡単に終わらせるつもりが偉そうに随分と書いてしまった。総じて今回のフィットは、クセが無く実用上とても使いやすいクルマであった。
ただそれ故に走りに個性が感じられず、従って趣味性に乏しくも感じられた。個人的には積極的に購入したいと考える対象にはならない。

余談になるが、帰宅した翌日、クロスビーを運転した。フィットより全体に雑であるものの、クロスビーの方が運転していて楽しい。趣味性という観点ではクロスビーが勝ると感じた。
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Posted at 2024/10/24 10:10:42

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この記事へのコメント

2024年10月27日 22:40
こんばんは!
山陰地方にいらしたんですね!
私は幼少期に一度だけ、家族で訪れた事がある程度で、記憶は定かでは無いです……😓
私の本田車の記憶は、シビックシャトルしかなくて……親父の使い古しで乗っておりました。
ワンダーシビックは本当に今でも名車ですね‼️
今現車があったのならば、一体どれだけの価値になっていたのでしょう⁉️
見かけませんものね……😞
コメントへの返答
2024年10月29日 10:24
こんにちは。
山陰旅行は2回目なのですが、とにかく見どころが多くて、また行きたいと思ってます。国内でも知らない事だらけです。
ワンダーシビックですが、あの当時のホンダ車はおしなべてモノコックの建付けが悪かったので、何年か走り込むと内装の樹脂部品と車体が擦れてギシギシ鳴り出す始末でした。先輩方が乗っていたインテグラやCR-Xもそんな感じでした。なので、もし現存している個体があったとしら、車体補強をしないとNVHは凄いかもです。
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