合宿は全2週間なのであるが、1日の教習時間って2時間くらいが限度だった筈。ということは、残りの22時間は睡眠と食事と他に何をして過ごしているんだろう。長男からは余暇について何の連絡も来ない。所用があり、義母のA32で往復約120km、市街地あり高速道路ありのドライブをした。
95年式なので今年で車齢24年。走行10万キロをすこし超えた個体である。
先月、我が家のイプサム(車齢19歳)で同じ道を2回走っているのだが、同じ2000ccとは思えないほど走りに余裕がある事に改めて感心した。ナビもETCも無いのだが、それらは助手席の妻がカバーしてくれた(笑)。市街地も走り易い。昨日、新車のダイハツブーンを運転したばかりであるが、見た目の経時劣化はあるものの、走りそのものについては全く不満を感じない。
バブル期を経て、クルマの開発技術・製造技術は大変な進歩を遂げたのだなと改めて感じた。

いつぞやか、駐車中に当て逃げされたフロントバンパーの凹みは、そのまま。

視認性は申し分ない。強いて言えば、夜間走る際、空調パネルの夜間照明が暗くて見えずらかったくらい。

カップホルダーのサイズに時代を感じる。
保持部はバネで缶を押さえつけて固定するのだが、このサイズの缶では押し込むのにコツが要る。
これ以上太いペットボトルはたぶん入らない。それは我が家のイプサムのホルダーもそうなのだが…。
代車、これを使ってください。
整備工場の人に言われ、事務所から出ると、ベージュの小型車が佇んでいた。グリル中央に「STYLE」のエンブレム。ん?どこのメーカーのクルマだ?それにしても、やけに可愛らしい外観である。

運転席側に回り、ステアリング中央にダイハツのマークをドア越しに発見。ということはブーンなのか?今のブーンはこんな形をしているのか。ステアリングコラムへ目をやると、本来イグニッションキーを刺すべき穴はグロメットでふさがれており、代わりにインストにスタートボタンがあった。ああ、キーレスで始動するやつだ。去年の10月に借りたレンタカー以来だ。
ブレーキを踏みながらボタンを押せば始動して、もう一回押せば止まりますから。
うん、知ってる。と心の中でつぶやく。

運転席に座る。いまどきのインストである。
始動以外の操作は、普通のクルマと変わりませんから。
では、お借りします。
整備工場から通りへ出ると、ウインカーのレバーの操作感がやけに軽い。上げたらその場に留まらずに元の位置へ戻るのね。それでもチカチカと点滅は続き、ステアリングが戻ったら点滅が終わった。点滅中なのにレバーがOFFの位置にあるのは感覚的に慣れが要る。
自宅まで帰る数kmは、信号あり峠越えあり丘越えありの変化に富んだコースである。
走り出してすぐに車体の軽さを実感する。エンジントルクは必要十分、場合によっては登坂では力不足を感じなくもないが、市街地を常識的に走る限りでは、加減速や旋回の挙動が軽快である。加速時に変速ショックが無いので、これもCVTなのだろう。ただ、アクセルオフの際のエンブレは実家のラクティスと比べてそれほど強くない。10月に借りたノートと同じくらいの弱さだと感じた。ある程度コーストダウンを多めにした方が市場のウケが良いのだろか?
一見おしゃれなベンチシートに見える1st席は実はセパレートであり、しかも意外にもホールド性が良い。脇がしっかりサポートされていて旋回時に安心感がある。窓からの視界やメーター類の視認性も不満は無い。頭まわりの圧迫感も無い。運転環境は良いと思う。オドメーターを見て驚いた。まだ2000kmを超えたばかりである。バリバリのおろしたての新車である。


セレクターレバーはDの下にSがあって更にその下にBというのがある。Bはボタンを押さないと入らないのでロー固定だろうがBって何の頭文字だろう?Sはセカンドかスポーツだろうか。峠越えの時や赤信号への減速の際にD→Sを行なうと、エンブレが若干強くなる。またSではアイドリングストップが解除される。という事はSはスポーツモードの事だろう。

エアコンは切っていたが、それでもDレンジでアイドリングストップが勝手に解除することがあった。何でかな?と考えたが、おそらくヒーターを使っているので吹き出し温度がある程度まで下がると水温維持のために始動するのだろうと想像した。
また、エンジンスタートボタンの下の方にアイドリングストップを解除するスイッチもあるので、ゴー/ストップが頻繁に行われる渋滞時などは切れば良い。

アイドリング時のエンジン音だが、意外とカタカタとメカノート?が目立つ。あまり遮音性を期待する車格ではないのだが、もしやディーゼルエンジンか?と思った。帰宅してエンジンルームを覗いたが、キャタに排温センサー?O2センサー?がしっかりと刺さっていたのでガソリンエンジンである。ならば直噴なのだろうか?調べてないので良く判らない(←調べましょう!)。
不自然に感じたウインカーレバーは、舵角が小さい車線変更の時などは消えるんだろうか?と思ったが、ちゃんと消えた。いちどある程度の舵角まで切れたあとセンター付近に戻るのを感知するのだろう。ところが、片側一車線の道から右折で路地へ入るシーンの際に、ちょっと気を付けないと、と感じた。というのは、ウインカーを上げて、小舵角でセンターライン近くにクルマを寄せて、交差点に到達するまで舵を直進に戻すと、ウインカーが消えてしまうのである。今までなら小舵角であればウインカーレバーは戻らないからランプも消えないので、その感覚で居ると、ウインカーを出さずに右折待ちして交差点で停まっている不届者になってしまう。気を付けないと。
2/20追記。
このウインカーであるが、月曜に妻が通勤で使ったきに色々試した。
その結果、判ったのは、レバーの上げ下げに段階があって、少しの上げ下げから更に深い角度まで上げ下げするとステアリングをどんなに動かしても消えなくなる、ようだ。
そして、消すにはもう一回レバーを少し動かせば良い。
妻からは、
あなたは直ぐに結論を出すんだから。そんなはず無いと思うなら文句言う前に、もう少し色々試したら?
こと指摘。そのとおりである…。
以上、ここまで追記。
自宅の駐車場へはバックで入る。セレクトレバーをバックにするとハザート点滅のリレー音が切えて代わりに後退を知らせるアラーム音になる。リレー音は作られた音のようだ。実家のラクティスもそうなので驚かなかったが、作られた作動音ってちょっと寂しいと思う。

クルマから降りてキーレスでドアを施錠すると、ドアミラーが自動で倒れた。こういった、操作に関するいろいろな部分が少しずつ変わってきており、気づくとすっかり自分が時代遅れになっているのが何とも笑える。

それにしても、このダイハツブーン(とハッチゲートのエンブレムに書いてあった)、市街地はキビキビと気持ちよく走れる良いクルマであると感じた。高速はどうだろう?
おまけ。
エンジンルーム。

吸気ダクトが長い。そしてエアクリーナーボックスの横に巨大なレゾネーター?が付いている。

(左上) 吸気側はスロットルコントロール用と思われるアクチュエーターが目立つ。その下にフューエルギャラリーが見える。インマニは樹脂製のようだ。
(右) 排気側。遮熱板のプレスが華やか。
(左下) トランスミッションハウジング。まだ走行2000km強の新車だけに、隅々までピカピカである。
国道413号。通称「道志みち」。
初めてこの道を走ったのは、まだ若葉マークも取れない頃だった。当時、富士吉田市に用事があって、冬場を除いてほぼ毎月、多いときは月に数回、この道を使っていた。
今から三十年以上前の事である、と自分で書きながらそんなに前の事だったのか、と我ながら驚く。「愛車紹介」のコーナーでブルーバードからシビックに乗っていた頃である。
この道、当時から仲間うちでは「道志」と呼んでいた。初めて走ったときは、少なからずカルチャーショックを受けた。まず、青山丁字路から山中湖畔までの区間にある信号機はたった一つ、都留へ向かう分岐のある三差路に有るだけだった。更に、国道だというのに未舗装区間が何か所もあり凹凸も多く徐行しないと下を打つ始末だった。街路灯などは当然無くて、通行したのは主に夕方から夜にかけてだったので、ヘッドライトだけが頼り。ダート区間の幾つかには、集落なのか跡地なのか埃まみれの民家がライトに浮かび上がり妙に凄みがある景色だった。
舗装の路面は区間によって差が大きく、神奈川県側は補修によるカサブタが多かったが、両国橋を過ぎてから先は、ダートを除いて道幅が比較的広く舗装も滑らかだったので、そこそこのペースで走る事ができた。ただ、ある日、昼間に走る機会があったとき、ガードレールの向こう側は谷間側に向かってほぼ垂直に切り立っていたのを見て、多少は自重するようになった。
その後、生活環境の変化で行動範囲も変わり、この道を走る頻度は激減したが、独身の頃には富士五湖方面へ遊びに出掛けた帰りの抜け道としてたまに走る事もあった。
なぜそんな昔話を書いたかと言うと、「道志みち」の途中に、土日だけ営業している<吉田うどんと手作り餃子の店>があるというのを知ったから。数か月前のことである。いずれ行ってみたいと思っていたが、今日、思い立って出掛けてみた。
果たしてその結果は…(ブログのタイトルを見れば察しが付くと思うが)。

青野原といえば、まだ入り口からそう遠くない地点である。もし本当に通行止めなら、件のうどん屋さんへは行けない。しかし、懐かしい道を走りたい気持ちも手伝って、とにかく行けるところまで行こうと思った。

道志みちに入って間もなく下りから登りに転ずる右→左のS字カーブ。こんなに走ってからだったろうかと思い、そういえば今乗っているクルマはイプサムで、常識的な速度で走っているからだと納得する。

対向車は、意外と多い。クルマだけでなくバイクのグループも多い。
こんな、フォーミュラカーみたなのも。

見晴らしの良い直線。当時の記憶が少しずつよみがえってくる。

コンビニが出来ていた。これは通行する者にとって、かなり重宝するはずである。

そして、本当に通行止めだった。残念。
そのまま止まらずにUターンしたが、あとで思えば、係員の方に、復旧するまでどのくらい掛かりそうか訊いておけばよかった。そういえば、ここにも信号機があった。増えたんだね、30年も経てば当然か。

帰り道は東向き。太陽を背にして、景色を楽しむ。
紅葉は、まだのようだ。

対向車、アバルト124。どちらへ行くのだろう?通行止めは承知なのだろうか?

真っ直ぐ帰るのも癪だったので、津久井湖北岸の道を走ろうと思った。そして413号を左折するのだが、分岐が1個早かった。ミスコース。この道は走った事無い。カーナビの地図によると、津久井湖を回って北岸へ行けるようなので、そのまま進んでみる。

津久井湖を渡る橋は吊り橋。
すれ違いは出来ない。

更に進んで道は登坂。住宅地なので、それほど辺鄙ではないなどと思っていたら、これは私道ではないのか?と思うほど道が狭くなる。が続いている。

車幅制限1.7m。5ナンバーで良かった。普通に通過。

道は更に細くなる。ところどころに退避路があるものの、それ以外の区間ではすれ違いが出来ない。
対抗車、来ないでくれ~、と祈りながら進む。

暫く走ったら、ブラインドコーナーの陰から対向車!
だが、運が良い事にちょうど道幅が広かったので難無くすれ違えた。これが狭い区間で唯一の対向車だった。

再び車幅制限。その先から民家が現れ道幅も気持ち広くなる。

分岐。迷ったが地図によれば直進。

ようやく幹線道路に復帰。地図に寄れば2km程度の距離であったが、とても長く感じた。


緩やかなワインディング路。
気楽な速度で走らせて楽しむ。木々の葉も美しい。
そんな訳で、吉田うどんの店には今回はたどり着けなかった。スタッドレスが要るようになる前に、リベンジできるだろうか。




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