• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

コンクリートロードのブログ一覧

2014年04月05日 イイね!

じぷた考

じぷた考「しょうぼうじどうしゃ じぷた」
クルマをモチーフにした絵本を多数書いている山本忠敬氏の作品である。

私がお世話になり、子供達もお世話になり、故に製本はだいぶボロくなったが、それでも捨てられずに保管してある。

クルマは時代をとてもよく反映する。故に、読んだ時代によって絵から受ける印象が作者の意図と違ってくる。とても興味深いことである。


この本が描かれたのは、登場するクルマの型式から見て1960年前後であろう。

はしご車の「のっぽさん」は、日デT80、
救急車の「いちもくさん」は、トヨタマスターライン、
ポンプ車の「ぱんぷくん」は、メーカー・型式とも、ちょっと判らない。

とにかく、絵本が描かれた当時は、最新の車両だったのだろう。

一方、主人公の「じぷた」は、言わずと知れた三菱がライセンス生産していたジープであり、基本設計は戦前~戦中の1940年代に遡る。
そんな訳で、じぷたの小さく古くてみすぼらしい感を演出しながら、ストーリーは進む。

…のだが、ウチの子たちに読ませる2000年代前半(平成一桁後半)には、この立派な車両たちは博物館レベルの古さになっていた。

一方のジープは、殆ど形を変えずに連綿と生産が続いていたことで現役の車両を巷で多く見かけ、そのせいか、作者の意図に反してあまり古いともみすぼらしいとも思えなかった。

基本設計が素晴らしいクルマは、長寿車と成り得るのだろう。
初代ビートル(byフェルディナンド・ポルシェ) しかり
初代ミニ(byサー・アレック・イシゴニス) しかり
シトロエン2CV(byピエール・ブーランジェ) しかり
である。

脱線した。
そんな訳で、もし将来、私に孫が生まれたとして、その子に「じぷた」を読ませたとしたら、その時代とのギャップはどのくらい広がっているのだろう。

そんな事を考える今日この頃である。
Posted at 2014/04/05 00:37:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ | 日記

プロフィール

備忘録的な書き込みが多いです。 細く長くやってます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2014/4 >>

  1234 5
6 78 9101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

リンク・クリップ

プロアイズ筑波サーキットTC2000enjoy走行会 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/21 17:25:30

愛車一覧

スズキ クロスビー C/N:***869 (スズキ クロスビー)
2024年12月納車。 入手までの経緯は、’24.12.22のブログ参照。 こんどこそ、 ...
スズキ クロスビー C/N:***517 (スズキ クロスビー)
'24年6月成約、8月納車、12月保険会社へ引き渡し。 17年ぶりの買い替え、30年ぶり ...
トヨタ イプサム トヨタ イプサム
'07年10月購入、'24年8月売却。。 通勤に、家族の遠出に、子供達が小さかった頃には ...
スズキ ワゴンR スズキ ワゴンR
'04年5月、中古で購入。'14年12月売却。 家計への負担にならぬよう気を遣いなが ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation