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コンクリートロードのブログ一覧

2018年06月23日 イイね!

モノローグ:去って行った人と、その人が遺してくれたものについての雑感。

ここに書くのは初めてであるが、2016年11月に初めてその歌声を聴いて以来、私の聴覚を魅了し続けている女性ヴォーカルグループがある。
Little Glee Monsterというグループである。
アルバムCDやライブDVDを買ったアーチストは実に高校の頃の八神純子以来であり、ライブに参戦するに至っては中学の頃の石野真子以来という、実に三十数年ぶりに現れたお気に入りのアーチストなのである。毎日の通勤には彼女達の歌を聴くのは欠かせない。月曜日には東海ラジオのレギュラー番組の録音をYoutubeで聴くのも楽しみの一つである。
Little Glee Monsterのファンを称して「ガオラー」と言うのだが、どうやら私もイッパシのオッサン・ガオラーになっているようである。
この件についての詳しい事は別の機会に書くことにして(いや、だいぶ語ってしまったか?(^_^;))、本題へと進める。

彼女達、どのメンバーも大変に強い個性を持っているのだが、その中の一人、向かって右端が定位置のアサヒさんは、彼女のお婆様の影響から昭和歌謡愛好家なのだそうだ。
とある地方のラジオ局での番組にLittle Glee Monsterが出演した際、その番組の若い女性パーソナリティーの方も昭和歌謡愛好家だったようで、アサヒさんのプロフィールに大変関心を持っていた。番組中のインタビューで「好きな歌手は?」の問いにアサヒさんは「岡田有希子さん」と。それを聴いて大いに盛り上がる女性パーソナリティー。このリアクションに、アサヒさんも他のメンバーも「この反応は初めてやわ。いつも『あ~↓』みたいな反応なのに」と驚いていた(アサヒさんは札幌出身なのだが、他の4人は大阪出身もしくは大阪育ちなので普段のコメントも基本的に関西弁なのである)。
アサヒさんは今年の3月に高校を卒業したばかりの19歳。我が家の第二子の二学年下であり第三子の一学年上。つまりはウチの子達と同年代である。したがって、岡田有希子さんが故人であることはアサヒさんも知っていると思われるが、どのようにこの世を去ったかよりも、残された音源や映像を観て聴いて、純粋に好きになったのだろうと想像する。
だが、我々世代がその名前を聞くと、まずいちばん最初に思い浮かべるのは、やはり、あの悲劇的な出来事ではなかろうか。
当時、私は大学2年生だった。新入生を部活に勧誘すべく、キャンパスのあちこちに部活の特設テントが並べられていた頃である。私もその辺をウロウロ歩きながら、勧誘活動をしつつ友達とダベりつつ、のんびりした時間が過ぎてゆくなかで、誰かがそのニュースを興奮気味に伝えて来た。
スマホもインターネットも無い時代である。情報源と言えば、まずはテレビとラジオ。そして口コミや噂話。やや遅れて新聞、そして週刊誌、月刊誌、と続く。
新聞や写真週刊誌に載った衝撃的な写真。そして後の不幸な出来事の連鎖。それら一連の出来事の印象は、20歳前の私にとって、あまりにも強烈過ぎた。

話は変わり、先週だったかもう少し前だったか、とにかくわりと最近のこと。同じく若くして、生きたいという意志に反して、この世を去らねばならなかった小林麻央さんの事がニュース番組で紹介されていた。その中で、生前、麻央さんが残した手記の一部をお姉様の小林麻耶さんが読むシーンがあった。曰く、私を癌になった可哀想な人なんて思わないで下さい。私には愛する家族と過ごした素敵な日々があります、と。
これを聞いて、岡田有希子さんもまたしかり、と思った。
故に、冒頭で書いたアサヒさんやラジオの若い女性パーソナリティーの方のような昭和歌謡愛好家によって、アイドルとしての輝きの部分が愛され語り継がれてゆけば、それは素敵な事だと思う。

多くの人の場合、生きてきた時間に比べて、亡くなる事に関わる時間は圧倒的に短い。しかし、人生の終わりという重大な局面であるが故に、その死に様は、その人を総括するものとして扱われがちである。過酷な闘病の末に、とか、悲惨な事故によって、とか。
だか、本当にそれで良いのか?
もしも悲惨な最期を遂げたとすれば、それは悲しい事なのは間違いないが、過ごしてきた多くの時間が祝福で満たされているのであれば、それもまた、故人を語る上で大変重要なことである。

なぜこんな事を書こうとしたのか、よく判らなかったが、小林麻央さんの命日は6月22日であると先程知り、少し合点が行った次第である。

我ながら、なかなか簡潔に作文できず、例によって長文となってしまった。

では、お休みなさい(^_^)/~~。
Posted at 2018/06/23 01:28:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | いろいろ | 日記

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