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コンクリートロードのブログ一覧

2024年08月18日 イイね!

結局、クルマとは(24年落ち、22万km走行のイプサムを手放すに際して思う)。

結局、クルマとは(24年落ち、22万km走行のイプサムを手放すに際して思う)。3年くらい前のブログにも書いたが、実家に保管してあるモーターファン臨時増刊号「1976年、世界オートレビュー」の裏表紙に610ブルの広告があって、そこに「リッター何キロ走るかは大事です。何年走るかはもっと大事です。結局、クルマとは」というコピーが書いてある。この雑誌を買ってもらった当時、私はまだ小学生だったが、その後、実際にクルマに関わる様になると、この言葉の重みを少しずつ感じるようになった。

何年走るか?
何を以てクルマの寿命と判定するのか?

昨今の旧車ブームでも判るとおり、クルマは、維持する手段を選ばなければ何十年でも使える。バブル期以降の日本車ならば尚更である。
車体が腐食したならば、その部分を切り取って新たに継ぎ足せばよい。エンジン・駆動系・サスペンション・ブレーキは、分解修理や部品交換で、場合によってはassy交換で、何度でも蘇る。もし専用部品の製造販売が終わっても、部品取り車の購入・足しげくフリーマーケット参りする・オリジナルに拘らなければ他車流用や更には図面を引いてワンオフで作ってもらう事だって出来る。
但し、繰り返すが、手段を選ばなければ、である。これらには相応の労力と時間とお金が要る。今、目の前にあるクルマに対して、そこまでのエネルギーを掛けられるか?その折り合いが付かなくなった時が、寿命なのかも知れない。だとすると、同じクルマでも、所有者の気持ちや財力が違えば、その寿命も違ってくる。

我が家のイプサムに眼を転じてみる。
私も妻も使う。運転する頻度は概ね半々くらい。二人で使うからには、二人が納得したうえで快適に使えなければならない。これは趣味のクルマではなく、実用品なのである。まだまだ修理すれば使える、と私は思っていても、妻にとっては、いつ重大な故障に見舞われるか心配しながら使う事への不安や、ちょっとした作動不良による不便さが一定の閾値を超えたのならば、それは、事実上の寿命なのかも知れない。

今はどうなのか判らないが、今から二十ン年前の基準では、国内向けのクルマはゴムや樹脂部品の耐久年数を概ね10年10万kmで開発されていたと思う。
そう考えれば、24年22万kmも使えば、保証範囲はとっくに超えているし減価償却したとも言える。それでも今も良く走るし曲がるし止まる。車体からはキシミ音ひとつしない。もちろん雨漏りも無い。座席の弾力もしっかりしてる。インストに割れも無い。しっかりした設計製造技術の賜物だと思う。
とは言え(…と、またもやひっくり返すが)、車体のあちこちには小傷があるしルーフやバンパーは塗装の劣化もある。左右ドアミラーの電動リモコン機能は故障したままだし、2年前に交換した当時11年落ちのカーナビ付きオーディオは、バッグモニターが殆ど映らなくなってしまった。ヒーターユニット内の何かが外れていると思われる異音がセンターコンソール越しに時々聴こえる。商品としての価値は終わっていると言わざるを得ない。手放してからの行く末は、分解され部品単位で売りに出されるか、プレスされシュレッダーで粉砕されるか、であろう。あまり考えたくないが、それが現実というものだ。まだ走るんだけどね。手放す判断をしたのは私なのだ。
いずれにしろ、今まで家族を安全快適に運んでくれて、感謝である。

何週間か前にラジオを聴いていたらフォルクスワーゲン(以下「VW」と記す)のコマーシャルが流れてきて感銘を受けた。1回聴いたきりなので細かい言い回しは忘れてしまったが、
最高の技術で造り出されても、まだVWではない。新品のシートがアイス(だったかな?)で汚れ、カーペットが泥で汚れ、(中略)家族の最高な時間や最悪な時間を共に過ごして、初めてVWになる…云々(後略)。
聴きながら、これぞ、自家用車のあるべき姿だ!と思い、独りジーンとしてしまった。

再び、我が家のイプサムに眼を転じる。子供達が幼かった頃から巣立ち独り暮らしを始めて…という我が家で最も変化に富んだ期間を共に過した。少し感傷的になる。そして、紛れもなく「我が家のイプサム」だな、と思う。
Posted at 2024/08/18 20:03:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ | 日記
2024年08月16日 イイね!

車載品降ろし

クロスビーの納車が少しずつ近づいている今日この頃。今日は休みのシフトである。先日のアーシングワイヤー外しとドラレコ外しに続いて、今日はイプサムに積みっぱなしになっている雑多なものを降ろした。台風が沿岸を通過したので作業を諦めていたが、夕方になって雨が上がり雲が少し切れ始めたので、実施できた。なにしろ、今日が納車日前の最後の休日なのである。納車当日は、朝から実家へ出向いてスタッドレスタイヤを積んでからディーラーの開店時刻を目標に向かう予定なのである。もし今日作業が出来なかったら納車当日に早起きして作業せねばならない。勤務明けの疲れが残っている状態での早起きはちとつらい。なので今日出来て良かった。
車内にある収納スペースからは、停止表示板やブースターケーブルに混ざって、雨合羽、箒、折り畳みの小型椅子、子供が寝た時に掛ける毛布、多用途に使えるバスタオルやピクニックシート、果ては割りばしやら一度使って畳んだコンビニ袋などなど、澱のように溜まっていた雑多なものが出て来る。これらの多くは妻に取捨を決めてもらおう。
そして車内は、ご覧の通り。

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撮った写真を見て、3列目の席の脇に割り箸が落ちているのを発見(笑)。

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とりあえず、明日は仕事を頑張ろう…。
Posted at 2024/08/16 19:39:51 | コメント(0) | クルマ | 日記
2024年07月28日 イイね!

ドラレコ類を預けた & K10Cのトルクカーブのこと。

家に届いていたドラレコとリアカメラそしてイプサムから外したシガーソケット裏取り用のハーネスを、スズキディーラーのKさんへ預けた。クロスビーが納車され次第、ディーラーの提携業者さんの手で組付けてもらえる手筈になっている。このときKさんから、納車日程も決めましょう、と。おお、ついにオフラインから陸送、そしてその後の云々の日程が立てられそうなのね。

そんな納車待ちの日々を、試乗動画などを検索閲覧する等して想像をふくらませつつ過ごしている。そのなかで、いままで何となく聞き流していたスペック表が映し出されたのを観て、おや?と思った。
最大トルクの発生回転数が「1700~4000rpm」…。
あらまぁトルクカットしていたのね。
トルクカーブを検索してみたら、一目瞭然である(図1)。
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(図1)K10Cトルクカーブ 

さしずめ駆動屋さんがギア強度等の理由でカットを要求したのだろう。ギアボックスを新規開発したらコストも日程も狂う、とかなんとか言って(妄想です。違ってたら御免なさいm(_ _)m)。
でも、もしカットしてなければ、もっと高いトルクが出せてたので(図2)、ちょっと勿体無い気もする。
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(図2)もしトルクカットしてなかったら…の妄想線

あ1000ccの排気量で15.3kgmも出せていれば十分に立派だし、カットせずに駆動系が壊れてしまうのも困るけど。

でもでも、そんなしびあなじょうけんではしらないからとかっとをきゃんせるさせたいというささやかなよっきゅうがめばえてたりもする…。しないとおもうけど…。

そんだけ、です。

図の出典:https://car.motor-fan.jp/article/10008531?page=2 に、加筆。
Posted at 2024/07/28 17:37:10 | コメント(0) | クルマ | 日記
2024年07月21日 イイね!

保険とドラレコのこと(納車前準備)

保険とドラレコのこと(納車前準備)依然としてクロスビーの納車待ち状態は続いている。納車前の準備の一つ、保険について、6月23日のブログでも少し触れたが、その手続きが着々というか粛々と進んでいる。

現在、イプサムには、車両を購入した当時に住んでいた長野県のトヨタ・ディーラーを代理店としてT社の保険に入っていたが、このたびの買い替えを機に、スズキのディーラーで扱っている保険会社の商品に切替える事にした。代理店が近所にある方が何かと安心である(…今更であるが… )。そして、このディーラーでは扱っている保険会社がS社なのである。
S社の保険にもドラレコを採用した商品があるというので、それを選んだ。現在使っているT社のドラレコは1台の端末に前後2個のカメラが付いており、室内の運転者を通して後方の撮影が出来るものである。一方、S社の商品ではドラレコ端末は前方1個のカメラしかついておらず、別売りの後方カメラを追加することで後方も記録できるというものであった。
で、今までのドラレコを外す時期や、新しいドラレコを装着する時期をいつにするか?という問題がある。当初、クロスビーが納車されたら、私が自分でドラレコを組み込もうと思った。がしかし、せっかくの新車であり、私が下手に工事して傷でもつけたら目も当てられないので、多少工賃はかかってもディーラーで装着してもらう事にした。そして、安心のため、納車の時にはドラレコが付いていて欲しい。

そこで、以下のような動きを取る事にした。

1,イプサムを使っている期間に、T社の保険を解約(~16時)・同じ日(16時~)にS社の保険が有効となるよう手続きする。
2,この日(もしくはその前後)に、T社のドラレコを私が外して返却。
3,我が家に届いているS社のドラレコを、本来なら切替え日を以てイプサムに装着するのだが、ディーラーへ預ける。
4,クロスビーがディーラーへ入荷したらドラレコを装着。
5,保険証券に記載の車両情報を納車日を以て変更。
6,イプサムをディーラーへ渡し、クロスビーが納車される。

という流れになる予定である。現在はまだ上記の1の段階であり、T社へ解約願いの手続き申請中、S社はT社の解約日から有効となるよう契約完了、という状態である。クロスビーの入荷時期はまだ不透明であり、とはいっても保険の切り替え日より後になるであろう前提で営業のKさんは日程を組んでくれた。イプサムにドラレコが無い状態の日が少ないに越した事は無いので、この日程の組み方が吉と出るか凶とでるか、Kさんの腕の見せ所である、かな(笑)。
Posted at 2024/07/21 16:48:32 | コメント(0) | クルマ | 日記
2024年07月06日 イイね!

ネタバレ御免! 映画「フェラーリ」を観ての雑感

ネタバレ御免! 映画「フェラーリ」を観ての雑感今日から封切りと知り、我慢できずに仕事帰りのレイトショーで観てきた。特に何の予備知識も下調べもしてなかったので、漠然と考えていたのは、映画「フォード対フェラーリ」では、キャロルシェルビーによるフォードGT40の開発と、クライマックスとして1966年のル・マンが描かれていたので、今度はフェラーリ側の内側を観れるのかな、と思っていた。
がしかし、ある意味そうであって、でも時代も内容も全く違ってた。今回のクライマックスは1957年のミッレミリア。そして「敵役」はマセラッティ。画面はとにかく美しい。サーキットを激走するGPマシンや公道を激走するオープン・スポーツ・マシンの姿もたっぷり堪能できる。それだけでなく、建物も街路も郊外の景色も調度品もオペラも、とにかく大道具・小道具たちは、とにかく美しい。しかし映画全体を通して常に不安で危うげな雰囲気に終始していた。物語はクルマの開発等は殆ど描かれておらず、登場人物たちの人間関係がメインである。エンツォと妻ラウラや愛人リナとの関係はドロ沼で、フェラーリ社の経営も倒産寸前で、とにかく観ていて辛かった。そんな不安で危うげな雰囲気は激走するマシン達にも常に付きまとっていて、そして案の定、事故が起きてドライバーが命を落とす。何がいちばん辛かったかって、翌年からミッレミリアが開催中止となった原因である大事故の描写があまりにもリアルで、これが真実なのか、と。
ただ、ヨーロッパでは公道レースはひとつの伝統であり、ミッレミリアが中止になってからも、後年のWRCにそれが受け継がれている。そして観客を巻き込んだ痛ましい事故も起きているし(それがグループBの廃止に繋がった)、車両の高速化とそれを操る事の限界による事故と、その繰り返しで今に至っているのかな、と思う。ただ、それらへの捉え方は、日本人とは少し違うような気もする。ヨーロッパ人には、負の面も承知の上でクルマの文化が深く根付いている事が、この映画を観ても何となく判る。

そして、1987年と88年の「カー・マガジン」誌に掲載された、笹本編集長(87年)と安東俊晶氏(88年)によるミッレミリア・リラン参戦記を思い出した。参戦するなかで、ヨーロッパ人に根付いたクルマ文化の深さが滔々と語られているので、興味ある人は読んでみると良いと思う。
Posted at 2024/07/06 01:41:54 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「[整備] #クロスビー 前後モノコックバー取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/555630/car/3676727/8297867/note.aspx
何シテル?   07/13 17:58
備忘録的な書き込みが多いです。 細く長くやってます。
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