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ちばピカのブログ一覧

2023年11月14日 イイね!

過去一の難題 NGC169

撮影条件の良い日があったので、過去一の難題に挑戦してみました。
ところが現地に着くと車内にいても風の音がヒューヒュー聞こえるくらい風が強く、望遠鏡のフードをつけているとガイドが暴れていたので外したり、車を風上に移動して風よけにするとかして、3度目のトライでなんとか撮影できました。よく見ると星像が歪んでるのは風のせいかも。

狙った対象はこれ。ハッブル望遠鏡の画像です。



別な銀河を吸い込いこんでいるダイナミックなNGC169です。SF映画の1シーンみたいです。

これが見かけでは極めて小さくて、 アンドロメダ銀河の伴銀河と比べてみるとこんな感じ。

めっちゃ小さいです。

いつも頼りにしているSkySafariアプリでも小さく暗すぎて表示してくれません。


撮影したのがこれ。左側の銀河はNGC160。右側がNGC169。(明るい恒星がそれぞれの銀河の近くに2つあります)

C8 3000mm相当の画角から少しトリミング F6.3 60min

NGC169をNASAの画像に合わせて回転して拡大。
NASAの画像と比較してみると、銀河の濃淡とか、右側や上部の淡い構造の特徴をある程度捉えているように見えます。



我々の天の川銀河がアンドロメダ銀河に吸い込まれる時もこんな様子になるのかもしれません
過去一の難題でした。

追記)
風が強くて、オートガイドの露出をいつもの0.5sだと暴れが大きく1sにしました。最適な露出は、システムの性能と天候などのコンディションで調整が必要です。

究極を言えば、超高感度で高性能なオートガイドカメラと赤道儀で露出をo.o1s位でオートガイドできれば理想です。
上空の気流の状態も大きな問題なんですが、これは如何ともし難く。せめてガイド側の性能をなんとか上げる方法はないものか・・思案中。
Posted at 2023/11/14 18:31:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月16日 イイね!

M81は綺麗

やっと銀河撮りに向いた時期になってきました。
昨日撮ったM81。


C8 6500mm相当 F10 60min トリミング無 九十九里海岸

とても綺麗な銀河で何度か撮っているM81です。

直前にDark画像を撮ってリアルタイムで補正しながら撮影してるんですけど、撮影している最中にDarkの設定が間違っていたことに気づき失敗かと思いましたが、輝点ノイズも全く見られず意外にまともに撮れてました。不思議。Flat補正は画像でも後処理でも無し。


撮影している最中です。写真の中央の街明かりがある方角でしたが、40度と高度があったのでよしとして、今回のM81は6500mmの望遠仕様で撮っています。


バックウィンドウが、ちょうどいいiPad置き場です。

この撮影をしている最中に、東京から来たという星どりさんから声をかけられました。東の水平線が見える星どりに向いた場所を探してるようでした。どうも4時30分頃に7度くらいの高度の彗星を狙っているようで、それは無理だろうと思いましたが、撮影できそうな場所を教えてあげました。撮れたのかな?

そんなこともあり、あたりが明るくなってきた撤収間際。天頂はまだ暗かったので、天頂付近の103P/Hartley 彗星を撮ってみました。
6500mm F10なので色々な意味で難しいかと思いましたが結構簡単に撮れました。ただ捉えた時には空がどんどん明るくなっていてAuto Focusをしている時間ももったいなくて撮影を始めたので少しボケ気味なような。太陽から遠く離れているので尾がほとんど見えないですね。
左上に向かって少しあるようにも見えますが・・。彗星を撮るいい練習になりました。

103P/Hartleyを追尾

Posted at 2023/10/16 01:56:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月31日 イイね!

猛暑の星撮り NGC7331

夜なのに外気温27度程もある猛暑での星撮り。
NGC7331


C8 露出10秒で電子観望中の592スタック目をPNGで保存して処理。
RAWよりPNGの方が後処理が簡単なので、今回はPNG1枚を処理

NGC7331中央付近を拡大するとこんな感じ。


見かけ上のNGC7331の大きさは、アンドロメダ銀河の伴星銀河 M110より二回りは小さいようです。



Skysafari Pro



左端のNGC7337棒渦巻銀河
重なっている明るい恒星の影響でおかしくなっていたので別処理してみました。
めちゃ小さいけど2本の腕くらいは確認できるなか。
左右非対称なのが不思議と思っていたら、実際は4本はあるようで、それを混ぜると左右対称に近くなるようです。

天気はこんな感じです。赤丸が撮影場所。

薄曇りで、天気は晴れの表示です。

とにかく猛暑の夜は夜露がひどい
昼間に蒸発した水分が、夜に冷えて夜露になって襲ってきます。


フロントガラス
曇ってるどころか、水滴になって流れてます。


リアウィング付近

ボディもビチョビチョ。自分の体もじっと立っているだけでビチョビチョ感を感じます。

猛暑の日は晴れマークの天気でも、夜は薄い雲になって天体観測的には晴れがほとんどありません。基本的に夏はほとんど晴れないのですが、贅沢言ってると1日も撮影できないので薄曇りでも撮影を強行します。



写真で見ると、満天の星空のようですが、実際は空全体が薄く曇ってます。
(ガイドが安定せず、雲でガイドカメラが遮られてエラーを起こすこともありました)

さらに今回は、下の写真のような街明かりがいつでもある方向です。実際の撮影途中の写真です。それでもほぼ天頂なので空は暗く、撮ってみました。


この時期は夜露対策を強力にしないといけません。
特に今回は 望遠鏡を天頂に向けていたので、夜露が一番降りやすい状態です。

夜露の対策方法はいろいろありますが、自分がいろいろ試した経験ではフードの効果が一番高いです。

長尺フード>乾燥空気を送る>レンズヒーター

ただ、経験的には、フードはレンズ径の5倍ほど必要です。
この日は風がほとんどなかったので、1mほどの長尺フードを付けて撮影しました。
効果はてきめんで、最強夜露のこの日でも撮影終了まで天頂に向けた口径20cmのC8が全く曇らなかったです。
おそらく本年最強と思われる夜露を攻略できました。


風がある日も多く長尺フードが使えず、条件によってはペルチェ素子で乾燥空気を作って送ることも多いですけど、その装置を三脚の横に置く必要があって、それが気に入りません。

天体撮影は、自分は極力 三脚だけのスタンドアローンでしたいので、三脚以外のものを置くのは通常避けています。バッテリーも三脚に乗せてます。

「三脚のみのスタンドアローン、三脚の外はスマホだけ」というのが、自分の好みの撮影スタイルです。
Posted at 2023/08/31 07:39:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月14日 イイね!

2023 ペルセウス座流星群

2023 ペルセウス座流星群

今年はペルセウス座流星群を富士山周辺のキャンプ場で撮影する予定でした。
ところが台風の影響で天候不順。さんざん悩んだあげく遠征での撮影は直前に中止。

県内の九十九里浜でちょこっと撮影してみます。
1:00-2:30まで撮影しました。撮影時の天気です。雨は3時に降る予定です。 雨雲がだんだん東に移ってきています。


星撮りできる天気ではなかったものの、流れ星であれば雲が多少あっても見えます。
全然星が見えないような曇りの日でも、 大物ならば雲を通して見えて、それがむしろ荘厳です。雲が広く光って緑色なのも見えます。星は全く見えないのに、雲の後に流れたのがわかります。見た人からは「おー!」と歓声が上がります。

と言うことで基本は大物狙い!(結局、大物出ず( _ _ ))

北東の低い位置が放射点だったので 北から東を全て網羅する形で、
広角16mmレンズで動画で撮影することにしました。
幸いにも北東側は比較的雲が少ない状態でした。
1時から2時半くらいまで、撮影したのは1時間ほどです。
戻って確認したところ8つの流れ星を捉えてました。

目視で確認できたのは3つでした。
最大のものは放射点とは反対側の南側に現れて、 残念ながらカメラで捉えてないです。
大物は結構放射点とは違う方角に出たりします。
大物は長く生きて遠くで光るからなのかな?

北極星から、ほぼ真東の木星までを捉えている画角はこんな感じです。

画角は雲の割れ目に合わせて動かしているので少し変わっています。一番明るく写っている木星で画角がわかると思います。
カメラではたくさん星が写っていますけど目視ではそれほど見えません。北極星はほぼ見えないと言う状態でした。

8つの流れ星をまとめています。
いくつかは緑色の流星痕が見えてます。
緑は酸素で、もし赤い場合は窒素のようです。


Sony α7sⅡ ISO 40000 1/4s 16mm F2.8
2023/8/13

撮影は、こんな感じ。


駐車場に入ってくる車が結構あるので、プリウスで明かりを遮ぎります。
カメラは北東に向けて地面に置いています。
背面のディスプレイが光っています。
その後の安楽イスで観望してます。

※遠征予定のキャンプ場の天気が予想外に安定していて、遠征するべきだったと後悔しきりです。次回は!。
Posted at 2023/08/14 20:46:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年08月06日 イイね!

史上最強熱波で星撮り

やっと連日ほぼ体温という史上最強の熱波がそろそろ終わりそうです。

連日の晴れということで、星撮りざんまいと思いきや、実は夜は昼間蒸発した水蒸気が冷えた気温で漂って、星撮りには全く不向きな天候で、夜露も霧も出やすくてほぼ星撮りは無理。
そんな中、1日数時間だけなんとかなりそうな瞬間を見つけて星撮りに出動しました。

NGC253

C8 3400mm F6.3 露出10秒で電子観望中の400スタック目を保存して処理
カメラは0度まで電子冷却(外気温27度)
クロップ無しの画像ですが、はみ出そうな位大きいです。


比較的近い距離にあって、直径は月より少し小さい位の、月サイズの大きな銀河です。

写真のようにガス雲が大量にあって、新しい星が沢山できている銀河なようです。

日本では高度が高くならないことと、ベストな時期は街明かりの方角にあるので、電子観望では狙ったことがなかった銀河です。
この日に撮らないと、今年はチャンスがないかもということで、気合を入れて撮ってみました。
といっても1時間程度ですが。

オートガイドの露出時間は0.5秒


2秒かそれ以上でのガイドが良いとされていますが、自分の環境では0.5秒がベストです。
これが分かってから、オートガイドはほぼ1秒角以内に収まる非常に良いガイドができるようになりました。
75mmレンズ,1/3インチカメラでのガイドとしては、これ以上望めないようなガイド性能だと思います。



Posted at 2023/08/06 20:31:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「凄いカメラがでたようです http://cvw.jp/b/559333/45127616/
何シテル?   05/21 20:00
みなさんの情報が、いろいろ参考になったので、お礼に情報をお返したいとおもいます。
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