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ちばピカのブログ一覧

2024年04月17日 イイね!

Canon EOS R6 MarkⅡ と M101

Canon EOS R6 MarkⅡ 発売日に購入も赤道儀のコントローラーが対応してくれるのを待ってました。一年以上経ち、やっと対応してくれたので本格導入しました。

撮影実績が多くあって比較しやすいM101を撮影。写りを見てみます。

C8(20cm反射) Canon EOS R6 MarkⅡ 総露出時間107min 千葉県勝浦市(海岸)




Sony素子機と露出約60sのRAW画像で比較。

星撮り用としては、風景写真とは全く違う性能評価が必要なのですが、誰も上げてくれてないようなので色々テストしてみました。
詳しいところは説明が大変なのでザクッと記載します。

感度的には、Sony素子に追いついてきた感がありました。でもまだSony素子機が若干有利かもしれません。
このR6M2の前にCanon RT(フルサイズ一眼)を所有していたので調べたことがあって、その時RTは、より価格の低いSony機とくらべても感度はずっと低く、全く使い物にならないかった経緯がありました。銀河で非常に暗い対象という条件での評価です。
R6M2ではかなり感度を上げてきてます。

特筆すべきはCanon機の暗雑音の少なさです。
上の比較では、実はSony側の画像はノイズ低減のためのダーク減算をしています。

その画像よりダーク減算をしていないCanon側の方がノイズが少ないくらいです。

ただ、他のCanon一眼機にも言えるのですが、どうもCanonは素子レベル(あるいはRAW前での何かの処理)でスムージングがかかってるように見えます。(スムージングをかけている訳ではなくて結果的にかかっていることになるのかもしれません)

スムージングをかければノイズはいくらでも小さくできるので、単純にCanon機のノイズが少ないとは言えません。

もう一つ、まだ誰も気がついていないと思う奇妙な特性を見つけました。

ISO3400とISO12800の画像比較をしていて気がつきました。まず同じ画でしたので、先ず両者はGAINの領域(素子自体の感度は上げていない)だと分かりました。それと、なぜかISO12800では輝点ノイズが完全に消えていることに気が付きました。
Sony素子機では、Dark補正をしない限りこの厄介な輝点ノイズを消すことはできません。

画は同じなので、もし消せるならISO3400でも消しているはずです。
ISO12800からノイズが出るなら話はまだ分かりますが、なぜ高感度側で消えるのが不思議です。

この切り替えはどこで起こるのか、ISO3400から徐々に上げて調べたところ、切り替えはISO10000で起こることがわかりました。



この理由は不明ですが、星撮りはISO10000でするのが良さそうです。
(上のSony機とのRAW画像の比較もISO10000で行っています)

このノイズの低さと輝点の消失は、星撮りで大きな利点を生み出します。
Dark補正がほぼ必要ないという利点です。
上のM101銀河も、Sony機ではマストなダーク補正をしていません。

そういえば、Canonの広報で素子レベルでDark補正をしているという記事を見たことがあります。
その時は過大広告だと思ってましたが、どうも本当に補正しているように見えます。(その副作用がボケた感じを生み出しているのかもしれません)

これは、星雲や天の川の撮影で大きなアドバンテージになると思います。実際 天の川を撮るカメラは経験的にSony機ではなくR6M2を使ってました。

一方感度はSony機がまだ有利なようで、光量がある部分、例えば銀河の中心部分とかの解像度や諧調ではSony機が明らかに優っているように見えます。

結論は、CanonとSony は一丁一旦と言えるくらいまで、Canon素子が性能を上げてSony素子に肉薄してきているようです。どちらがいいかはもう少し使ってみないと判断できません。とりあえずしばらくはCanon R6M2で銀河を撮ってみたいと思います。
Posted at 2024/04/17 22:57:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月17日 イイね!

過去一を目指すもまた撃沈 M51

M51 子持ち銀河はとても見応えのある銀河で、過去何度も撮影してます。でもなかなか満足できるものが撮れてない。

撮影機材は年々ダウングレードしているものの、自分の撮影技術は年々上がってきているので、ここで過去一を目指しました。

ホームの九十九里海岸では東しかクリアではありません。1月〜2月が撮影チャンスです。ギリギリ3月頭。

成果物 M51 です。

C8 80min ( 実質60min? )

でも、結局やらかしました。
撮影中ふと鏡筒を除いたら!真っ白けっけ!


えっ!なぜ!
結露防止の12Vヒーターの接触不良で、撮影中に電源が切れている!
実は前回の撮影でこれには気づいていて、対策を講じようとしていたのに、すっかり忘れてました。
接触不良が起こるのはごく稀になので、撮影準備していても思い出さなかったです。

******

このタイプのDCプラグがまずいんですよ。
帰ってすぐにこのタイプに付け替えました。


これだと端子を噛んでくれるので問題なし。
******

今の撮影方法は現地でリアルタイム画像加算をしていて、この時のボケた画像も加算されていて画像の質をかなり低下させているはずです。
露出80分のうちのおそらく15分ぐらいはボケボケの画像が加算されていて、実質の露出は60分くらいでしょう。

さらに、ヒーターを入れ直して夜露を飛ばし切るまでの時間15分程が、実際には露出時間に充てられたはずで。そう考えると1.7倍の105分の露出をかけられたはずです。
この差は大きい。ショックも大きい。撮影するのは1年に一度あるかどうかという位で、気持ち的には撃沈に近い( ´`)

敗因は、車中で長尺のYouTube動画を見てしまったことです。
後でも見れたのに。撮影に集中すればよかった( ´`)

また来年か、3月頭にもう一度挑戦するか・・。
撮りたい銀河はまだまだたくさんあるので、来年か・・。

人生の教訓にも通じます。
ここぞという時は集中する!

ところで、M51は色々な人が異なる色調で処理されていて、実際の見かけの色がよくわかりません。恒星は光が狭い波長で出ていたり、それを撮像素子がどう出力するかとか、かなかな風景写真のようにこの色が正解というわけにはいきません。

HSTの画像を見てみました。


この色調が正しいのかどうかわかりませんが、これに近づけて調整してみました。


下の画像はごく最近の2023年8月に発表されたものです。
世界中の天体撮影者が協力し合って、世界中の高性能な望遠鏡で総露出255時間をかけて撮影した画像だそうです。
初めてみた時、フェイクの絵画かと思いました。

M51の新しい姿です。ちょっと感動。

h ttps://apod.nasa.gov/apod/ap230811.html

色味は強調されているだけか、元素の輝線で色ずけされているかよくわかりませんが、この色調に近い調整はこのページの先頭の画像の方かな。

天体は、どんどん予想もできない新しい事実がわかってくるから面白い!
Posted at 2024/02/17 22:54:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月16日 イイね!

紐で結ばれた銀河 NGC5216 NGC5218

NGC5216とNGC5218
細い紐のような糸で結ばれているように見える不思議な銀河です。

糸は実際にはかなり細いようですが淡い雲のようにしか捉えられなかったです。
線として捉えるのは、20cm反射の解像度では難しいかもしれません。

精鋭化処理をすると消えそうなほど暗いので、一切シャープ処理はせず、階調補正のみの画像です。

C8 66min NGC 5216 (右上) と NGC 5218 (左下)

NASAの画像では細い糸のように見えます。
糸の細さが均一のように見えるのは不思議です。餅を伸ばしたように中央は細くなると思うのに、そうなっているようには見えません。まさに糸です。


説明には「銀河 NGC 5216 (右上) と NGC 5218 は、本当に糸でつながっているように見えます。もちろん、そのひもは、長さ約 2万2千光年のガス、塵、星の宇宙の軌跡です。」とあります。
Posted at 2024/02/16 02:18:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月08日 イイね!

危機一髪!あわや衝突!獣が!

昨日、東京都 JR東青梅駅近くを走行中に突然獣(鹿3頭)に遭遇。衝突しそうになりました!

その時のドライブレコーダーの映像です。22秒


ドライブレコーダーでは暗いところを明るく記録するHDR機能で、かなり前から見えているように見えますけど、実際の目視では、ほとんどヘッドライトが照らすエリアしか見えてません。いきなり目の前にいたという状況です。

「横断歩道有り」と道路上に書かれたちょうど先にいたことも、道路上の異物だとの認識を遅らせたようにも思います。

駅の近くの住宅街で、まさかの遭遇です。街灯だってしっかりある明るい普通の道路です。まさか獣だとは。
餌なんて無いだろうに。なぜここに。

実は、ここではないですけど数年前にイノシシと衝突したこあります。修理代55万円でした。バンパーと下回りをかなりやられました。

その時のことが頭を横切りました。
お金だけではなく、車も獣もかわいそうです。
獣のに取り憑かれているのかもと一瞬思いました。

最近、本当に獣が多いですね。
注意しようにも、ここにいるかという場所に出るので、避けようがありません。
Posted at 2024/02/08 00:33:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2024年01月24日 イイね!

Hidden Galaxy IC342 月ほどの大きさなのに

意図して避けていた天の川近くの銀河、IC342を撮ってみました。(とM98)

見かけは月の2/3ほどもある大きな銀河で、カメラのモニタ画像を見ると前ページのM101より大きく見えるほどですが、極めて暗く、撮影するのが大変な銀河です。
F6.3で131分の露出でもやっと僅かに捉えられる感じでした。

IC342

C8 131min

大きな銀河なのでNASA Hubble Space Telescope でも中心しか視野に入りません。


同じ縮尺と向きで比較してみます。

露出が厳しく大まかなところしかわかりません。
M101では識別できていた茶色いガス雲も識別できません。

説明文にはこうあります。
**********
「この銀河は 8.4 等級と比較的明るいにもかかわらず、空の中で目立つことはありません。それは天の川の真珠のような円盤の赤道近くに現れます。そこには厚い宇宙ガス、黒い塵、輝く星が密集しており、それらすべてが私たちの視界を覆い隠します。これにより、IC342には「隠れた銀河(Hidden Galaxy)」というニックネームが付けられました。」
**********

要するに、地球の近くにあって、見かけの大きさは非常に大きく、明るさも本来明るい銀河なのに、天の川の厚い星間ガスの向こうにあるためにとても暗く見えずらく注目されない、ということです。

実際、こんなに大きい銀河なのに、Mから始まる代表的な110個の星雲どころかNGCから始まる7,840個にも含まれず、IC342という番号で呼ばれます。

これから高度がかなり下がってきて撮影条件が悪くなります。
夏の条件が良くなるころに、今度は気合を入れてまた撮ってみたいです。
200mm F2.8 でもいけるかも・・・。


IC342の高度が20度くらいまで下がってきたので、M98に撮影対象を切り替えました。

M98

C8 80分

M98はM(メシエ)銀河の中でも暗い方ですが、IC342に比べれば遥かに明るいです。
Posted at 2024/01/24 07:14:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「凄いカメラがでたようです http://cvw.jp/b/559333/45127616/
何シテル?   05/21 20:00
みなさんの情報が、いろいろ参考になったので、お礼に情報をお返したいとおもいます。
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