パワーウィンドウ(右前)作動せず2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
運転席側のパワーウィンドウが動かなくなりました。
整備手帳「パワーウィンドウ(右前)作動せず1」にて、原因を確かめたところ、「リレー⇔車体とドアの間のコネクター」の配線の抵抗値がおかしいことが分かりました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/563851/car/621240/5984976/note.aspx
どこが壊れているのか、さらに調べてみます。
車体とドアの間のコネクター付近の配線を確かめるため、ドアを外します。
<ドアストップ外し>
レバーを固定するボルト(2個)をソケットレンチ(10mm)にエクステンションバー(300mm)を付けて、外します。
なお、ドアを外すだけであれば、内装を外す必要はありませんが、
○少しでも軽量化する
○つかみ易くする
ため、外しています。
<モール保護>
ドアストップを外すとドアが大きく開き、ドアのモールがボディに当たります。
モールに傷が付くのを防ぐため、モールとボディの間に洗車用のクロスを挟んでおきます。
2
次に本体とドアの間のコネクターを外します。
<コネクター外し>
ウォーターポンププライヤーを使って、コネクターのロックを緩めます。
ロックの爪がコネクターの溝に引っ掛かる位置があるので、その時だけ爪を持ち上げて回します。
<コネクターを外した状態>
実は前回、コネクターをつなげない状態でドアを閉じてしまったので、コネクタの樹脂部分が曲がってしまいました。
ラジオペンチで丁寧に修正したら、何とかつなげることができましたが、むなしい作業でした。
3
さて、いよいよドアを外します。
ドア自体は車体に締め付けられているドアヒンジに、はまっているだけです。
なので、ドアストップを外してしまえば、持ち上げるだけで外すことができます。
<ジャッキアップ用の板>
ドアを安全に持ち上げるため、ドアの形に合わせたジャッキアップ用の板を作りました。
ドアの外側部分が当たらないよう、逃げを設けています。
ドアの重さが分からないので、慎重に進めます。
ドアをひっくり返して傷付けたり、車にぶつけたりしたら、悲しすぎるので。
<ドア外し1>
以下の方法で外しました。
①ドアを手で支えながらジャッキを上げ、ドアヒンジから開放
②ドアヒンジから離れるため、わずかにジャッキを外側へ動かす
③ジャッキを下げて、リジットラック上にドアを下ろす
なんとか、上手くドアをヒンジから外すことができました。
4
それでは、ドアを安全な場所へ移動します。
ここからは人力で、果たして非力な私でも持ち上げることはできるのか?
<ドア外し2>
ドアを気合で持ち上げます。
「ウリャ~!」
「あれ? 意外に軽い。」
重さを量りませんでしたが、感覚的には20kg位?
30kgは衝突安全性が上がった現在の車の話ですね。
少し、取越し苦労だったかも。
<外したドア>
作業中にぶつけることの無い、安全な場所に移動しました。
風にあおられて倒れないように立て掛ける角度を注意します。
5
車体側はこんな感じになっています。
<ドアを外した状態1>
ドアヒンジの形が分かります。
上側: ドアのシャフトをヒンジの穴に差し込む
下側: ドアの穴にヒンジのシャフトを差し込む
ウィング(外板)の折り返した部分の塗装がまばらでした。
こういう隠れたところまでは、しっかりと塗装しないんですね。
<ドアを外した状態2>
リアルオープンカー?
車はこの状態でも走ると思います。
(危ない、危ない)
これで、コネクター付近の配線を確かめ易くなりました。
6
それではコネクターと配線を確かめます。
<コネクターの状態>
コネクターの裏側を見ると…
「割れている!!!」
樹脂のモールド部分が割れています。
普通に使っていれば、こんな割れ方はしないはず。
きっと事故の時に壊れたんだな…
7
<配線の確認1>
コネクターとゴムカバーを止めている結束バンドを切り、コネクター上側の配線を確かめました。
特に問題はなさそうです。
<ゴムカバー外し>
ゴムカバーを指で引っ張って外します。
車体側の配線に問題がないか確かめます。
8
<配線の確認2>
ゴムカバー内の配線も車載側の配線も、問題はありませんでした。
<ゴムカバー圧縮>
本命の割れていた部分を確かめる前に、ゴムカバーの蛇腹部分を結束バンドで縮めました。
こうすれば、割れた部分を確かめ易くなるので。
パワーウィンドウ(右前)作動せず3へ続く。
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