電動ドアミラーアジャスター(左)破損
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
外気温センサーとドアミラー内部の状態を確かめようと、左側のミラーを外そうとしました。
内装外しをミラーの縁に差し込み、こじりますが、右側のように簡単に外れません。
しばらくしたら、ミラーが抵抗なく動くように…
<抵抗なく動くミラー>
「ああ、また、壊してしまったみたい…」
2
仕方がないので、左側ドアミラーを外して確かめます。
<ブランキングプレート取外し>
Aピラーの下方にあるブランキングプレートを手で取り外します。
<ドアミラー外し1>
ドアミラーを固定するねじ(3本)をトルクスドライバー(T20)で外します。
左下のねじは低い位置にあり、ドライバーが内装に当たるので、ロングドライバーを使います。
3
<ドアミラー外し2>
ボディから、ドアミラーを手で引っ張ります。
21年分の汚れが溜まっています。
<コネクター外し>
コネクターは、引っ張るだけで外れます。
4
ミラーは電動のドアミラーアジャスターの縁に細い針金状のスプリングで固定されています。
本来、ミラーを持ち上げると、スプリングが開くはずなのですが、外れませんでした。
<外れたミラー>
内装外しを無理やりミラーのすき間に差し込み、強引に持ち上げます。
「バキッ」という、2度と聞きたくない音とともに、ミラーが外れました。
そして、ヒーター(曇り止め)の赤い配線を外します。
<ミラーを外した状態>
ドアミラーアジャスターが抵抗なく動くはずが…
「何か、固くなってる…」
5
<ドアミラーアジャスター確認1>
なぜミラーが抵抗なく動いたり、固くなったりするのか、確かめます。
安定化電源をつなげて12Vを流します。
白: グランド
緑: 横方向
茶: 縦方向
(電気(プラス・マイナス)を逆につなぐと、回転方向が変わります。)
モーターは回りますが、ドアミラーアジャスターが動きません。
<ドアミラーアジャスター確認2>
モーターに接しているラック状のレバーを見てみると…
「片側が外れて、もう一方が折れている!!」
(気付くの遅すぎ…)
6
<折れた破片>
さらにドアミラーアジャスターをいじっていたら、
「カラカラ」
「もう一方の破片が出てきた!!」
これで、ドアミラーアジャスターが抵抗なく動くようになりました。
どうやら、破片が引っ掛かっていたようです。
折れたラック状のレバーは変色していて、接着剤でくっつけても、直ぐに折れてしまいそう。
ラックも削れてしまったので、部品交換しかなさそうです。
幸いなことにドアミラーアジャスターは単品の設定があるようです。(品番: 660238)
306専用ではなく、他の車種(206等)と共通部品のようです。
でも、純正部品は高いと思うので、Aliexpressに頼ります。
それにしても、余計なことをしてばかりで、嫌になります。
7
この部分の故障はみん友さんの整備手帳「サイドミラー修理」にありました。
事前によく確かめなかったことを深く反省。
次回もあることなので、外し方を考えてみました。
「あーでもない、こーでもない」と何度も取り付け・取り外しを繰り返し、ミラーを壊し掛けましたが、1つのヒントを得ました。
<ミラーの外し方1>
まず、外側の真ん中に内装外しを差し込みます。
8
<ミラーの外し方2>
さらに内装外しをスプリングとミラーの間に入れ、持ち上げると、スプリングがミラーの突起から外れることに気が付きました。
上: 外す前
下: 外した後
突起から外れれば、スプリングが開き、ミラーを軽く外すことができます。
L字型のステー等を使って簡単にスプリングを外すことができないだろうか?
次回までに考えておきます。
部品を入手するまで、ミラーアジャスターにミラーを付けておきます。
位置を調整できないだけで、ミラーが落下することはありません。
しかし、走ると少しずつ動いてしまうことに気が付きました。
位置を調整し直す度に溜息が…
今回の費用:0円
(工具は持っているものを使用)
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