フロントブレーキ点検・清掃1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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車検整備の一環として、恒例のフロントブレーキ周りを点検・清掃します。
ここ数年はフロントとリヤを一つの記事にまとめていましたが、今回、リヤ側はブレーキパッドを交換するので、記事を分けました。
<ブレーキローターの状態>
もう外側も内側も、スリットがありません。
ブレーキパッドが当たらない外周に、わずかな凹みがあるのですが、それがスリットローターの名残です。(笑)
2
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<ブレーキキャリパーを固定するボルト外し>
ソケット(13mm)を付けたスピンナーハンドルで、ブレーキキャリパーを固定するボルトを外します。
ねじロック剤を付けているので、少し硬いです。
そして、スライドピンのガイドを兼ねたワッシャーも外します。
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ブレーキキャリパーを動かす時、ブレーキパッド背面の突起がブレーキピストンに当たって、持ち上げることができません。
<ピストン戻し>
なので、ブレーキキャリパーの点検窓から、ピストンとパッドの間にプライバーを差し込み、ピストンを少し押し込みます。
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また、ブレーキキャリパーを持ち上げる時、ホースが引っ張られてしまうので、ブレーキホースをブラケットから外します。
<ブレーキホース外し>
結束バンドを緩め、ブラケットからブレーキホースを外します。
私の車はブレーキホースを変えているので、グロメットと結束バンドでブラケットに固定しています。
なお、純正のブラケットのホース押さえは、数回作業したら折れてしまったので、削ってしまいました。
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それでは、ブレーキキャリパーを外します。
<ブレーキキャリパー外し1>
手で、ブレーキキャリパーを持ち上げます。
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<ブレーキキャリパー外し2>
そして、ブレーキキャリパーを奥へ押し出し、ブーツからスライドピンを外します。(赤○)
スライドピンに塗ったシリコングリスは乾燥しておらず、円滑にキャリパーが動きました。
20年経過しても、なおこの動きは立派だと思います。
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<外したブレーキキャリパー>
外したブレーキキャリパーをラバーブロックの台の上に置きます。
キャリパーを直接地面に置くと傷が付くので。
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<ブレーキパッドの状態>
思ったよりも、ブレーキパッドは残っていました。
とは言え、内側は2mm程しかないので、整備工場だったら迷わず交換するレベル。
実は前回、左右とも外側の磨耗が進んでいたため、左右をそっくり入れ替えました。
もし、入れ替えていなければ、かなり早く摩耗限度に達していたことでしょう。
良いかどうかは置いておいて、左右の入れ替えは、ブレーキパッドを長持ちさせる秘訣だったりします。
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次に、キャリパーヨークから、ブーレキパッドを外します。
<ブレーキパッド外し>
1. ラジオペンチでパッドスプリングを引っ張り
2. できた隙間にプライバーを差し込み、パッドを持ち上げます
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<ブレーキパッドを外した状態>
ブレーキパッドを外すと、こんな感じになります。
ブレーキローターが少し、レコード盤状態になってきました。
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<外したブレーキパッド1>
何かを噛みこんだ跡はありますが(赤○)、40,000km以上使えば、こんなものだと思います。
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<外したブレーキパッド2>
洗った後の写真となりますが、ブレーキパッドの小径側が盛り上がっているんですよね。
ブレーキピストンの当たり方が影響しているのでしょうか。
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それでは、部品を洗っていきます。
<スライドピン穴の養生>
まず、水が入らないよう、ラップでスライドピンの穴を覆います。
なぜか左側はうまく覆うことができなかった…
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<キャリパーヨーク洗浄>
キャリパーヨークを中性洗剤で洗います。
2年分の汚れが溜まっているので、歯ブラシでこすると真っ茶色になります。
ブレーキキャリパーもしっかり洗いました。
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<ブレーキパッド洗浄>
ブレーキパッドも中性洗剤で洗います。
別に洗わなくても問題ないのですが、ブレーキダストを洗い流すと、リセットされた気分になります。
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フロントブレーキ点検・清掃2へ続く。
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