エアコン風量調整できず3
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
車検の準備で忙しいことを言い訳にして、相変わらず放置のエアコン風量の故障。
8月に調べた時から、早2ヶ月が経過してしまいました。
その間、大蔵大臣は熱中症になるのを恐れ、車での長時間のお出掛けを拒否されています。(笑)
今回、みん友さんにアドバイス頂いたエアコンのコントロールパネル内部のコントロール基板を見てみます。
意外にコントロールパネルを開けるのは、初めてだったりします。
では、早速作業を始めます。
<フェイスプレート外し>
外す度に、どこかが壊れるフェイスプレート。
細心の注意を払いながら、丁寧に外します。
本当は、極力触れたくないのですが…
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<エアコンのコントロールパネル>
整備手帳「エアコン風量調整できず1」の20項にて確かめたように、コントロールパネルを取り外すのは難しそうです。
なので、今回もダッシュボードに取り付けた状態で作業します。
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まず、パネルを外します。
<パネル外し>
パネルを固定する爪(4ヶ所)に、マイナスドライバーを差し込んで外します。
パネルは表示が印刷された薄い板の背面にアクリル板が接着されているので、アクリル板ごと外します。
印刷された薄い板の外周に多少傷が付いてもフェイスプレートに隠れるので、爪を折らないことに意識を集中します。
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<パネルを外した状態>
こんな感じで外れました。
自動車部品にそのままのアクリル板が使われているなんて、何か不思議です。
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<外れたばね>
5項の赤○部分に、ばねが落ちていることに気が付きました。
これは、内/外気切替えスイッチのばねです。
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<内/外気切替えスイッチ>
通常は写真の様にスイッチの中に収まります。
ところで、エアコンON/OFFスイッチのばねはどこへ行った?
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<エアコンON/OFFスイッチのばね>
一生懸命に探したら、シフトブーツとセンターコンソールのすき間に落ちていました。
どうやら、パネルを外す時に飛ばしたようです。
無くさないように気を付けなければ…
それにしても、どうしてこんな絶妙な位置に挟まるんでしょうか。
これに限らず自分で意図的に飛ばそうとしても、決して再現できないような位置で見つかるのは、本当にミステリアスです。(笑)
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次に、外したパネルを確かめます。
<外したパネル>
左側から、
○室内切替え送風ノブ
○温度調整ノブ
○風量調整ノブ
の裏側となります。
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<温度調整ノブの裏側>
9項の□部となります。
なるほど、板ばねがダイアル外周の山を乗り越えることによって、クリック感を出しているんですね。
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そして、風量調整ノブを見てみると…
<風量調整ノブの裏側>
「シャフトがな~い!!」
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<コントロールパネルの基板1>
コントロールパネルの基板を見ると、なんと折れたシャフトが残っていました。
(5項の写真でも確かに残ってます。)
だから、風量調整ノブを回しても、空回りして、風量を調整できなかったんですね。
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<シャフト取出し>
ラジオペンチで、基板に残っていたシャフトを引っ張り出します。
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<コントロールパネルの基板2>
余談ですが、室内切替え送風ノブのシャフトも基板側に残っていました。
他の2ヶ所のシャフトはアクリルですが、ここだけは金属の棒でした。
ワイヤーで機械的に操作する部分なので、強度が必要なのかもしれません。
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次に、ダイアルをパネルから外します。
<板ばね外し>
まず、ラジオペンチで、板ばねを持ち上げて外します。
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<ダイアル外し>
ラジオペンチで、ダイアルを根元から持ち上げて外します。
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<外したダイアル>
こんな感じで外れました。
接着されていなくて、良かった。
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<外したダイアルと折れたシャフト>
シャフトの根元から折れていました。
熱で劣化して折れた?
それとも、基板内部の摩擦が大きくなって、負荷が掛かって折れた?
いずれにせよ、折れたシャフトを何とかしなければ…
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<汚れたパネル>
ダイアルと板バネが触れる部分に潤滑剤が塗られていました。
その潤滑剤の付いた指でパネルの印刷面に触れてしまったので、表面がオイリーになってしまった…
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とりあえず、風量調整ノブのダイアルを外した状態で、元に戻しました。
ダイアルは単品の部品設定はないし、ダイアルのためにコントロールパネルの中古を買うのもちょっと…
まずは、シャフトを元に戻す方法を考えてみます。
だれか3Dプリンターで作ってくれないだろうか…
今回の費用: 0円
(工具は持っているものを使用)
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