エアコンのガス圧力点検(2回目)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
エアコンのコンプレッサーのプーリーASSYを交換してから、2年程経ちました。
その間、コンプレッサーは問題なく動いており、冷たい風を出し続けています。
<プーリーASSY>
2
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まずは、エアコンのガスの圧力を確かめてみます。
前回のガス補充から、早7年が経つので、流石に多少は抜けているはず。
それでは、作業に取り掛かります。
<マニホールドゲージの準備1>
高圧は赤ホース、低圧は青ホースとなります。
マニホールドゲージとクイックカプラーにチャージングホースを締め付けます。
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<マニホールドゲージの準備2>
プライヤーで、クイックカプラーとチャージングホースを締め付けます。
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<クイックカプラー準備1>
クイックカプラーの内部のムシ押しを引っ込めるため、先端のノブを反時計回りに回します。
ムシ押しが引っ込むと、内部のスプリングが弾けるのか、「パチン」という音がします。
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<クイックカプラー準備2>
ムシ押しが引っ込むと、クイックカプラーの端から約11mmの位置になります。
この状態だと、クイックカプラーを測定ポートにつないでも、測定ポートのムシには触れません。
同じように低圧側も準備します。
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<マニホールドゲージ>
マニホールドゲージを車のボンネットのフックにつるします。
相変わらずホースの癖が強めです。(笑)
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次に、クイックカプラーを車に取り付ける準備をします。
<車の右前付近>
エアコンの測定ポートに接続し易くするため、
1. ウィンドウォッシャー液の補充パイプを外します
2. パワステホースを固定しているクリップを外します
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<測定ポート>
手前が低圧用、奥が高圧用の測定ポートです。
ともに、手でキャップを外します。
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<キャプを外した測定ポート>
キャップを外すと、こんな感じになります。
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高圧・低圧ともにクイックカプラーを測定ポートに取り付けます。
<クイックカプラー取付1>
レバーを引き上げながら、差し込みます。
それぞれ径が違うので、間違えて取り付けることはありません。
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<クイックカプラー取付2>
取り付けるとこんな感じになります。
○低圧側・高圧側のクイックカプラーとチャージングホース
○チャージングホースとドライブベルト
が、接触しないように注意しながら、ホースを取り回します。
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<チャージングホースの取回し>
低圧側の測定ポートの直ぐ横にドライブベルトがあります。
なので、エンジン作動時に接触しないようにするため、ドライブベルトを迂回するようにチャージングホースを取り回します。
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<チャージングホースの締付け>
マニホールドゲージが正面を向くように、プライヤーでしっかりとチャージングホースを締め付けます。
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<マニホールドゲージの準備3>
測定ポートを開ける前に、低圧側(LO)・高圧側(HI)のバルブが閉まっていることを確かめます。
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後程、周囲温度とゲージ圧力の一覧表に照らし合わせるため、予めコンデンサーの周囲温度を調べます。
<温度測定>
ラジエーターの前に温度計をつるしてみました。
実はこの位置は、ファンが回り出すと熱風が出てくるので、適さないことに後から気が付きました。
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<温度>
この日も炎天下で、コンデンサーの周囲温度は42.5℃もありました。
熱中症になった訳ではないのですが、集中が切れて、この後、失敗を…
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それでは、配管のガスをマニホールドゲージへ流します。
<測定ポートの開放>
クイックカプラーの先端のレバーを時計回りに回します。
すると内部のムシ押しが測定ポートのムシを押して、「プシュ」という音とともにガスがチャージングホースの中に流れ出します。
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それぞれのガスの圧力をゲージから読み取ります。
<エンジンを掛けない状態(エアコンOFF)>
左 低圧: 0.85MPa
右 高圧: 0.85MPa
低圧側の針が振り切れています。
こんな暑い中でやる作業でないのかも…
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チャージングホースの取り回しを確かめてから、エンジンを始動します。
<エンジンを掛けてエアコンONの状態>
左 低圧: 0.24MPa
右 高圧: 1.76MPa
(約3分後の値)
なお、エアコンの温度は最低、風量は全開にしています。
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<周囲温度とゲージ圧力の一覧表(参考値)>
マニホールドゲージの取扱説明書の参考値と照合します。
これを見ると、43℃に近い40℃の時は、
低圧: 0.30MPa (0.21~0.34MPa)
高圧: 2.40MPa (2.30~2.80MPa)
低圧側は範囲に入っていますが、高圧側が0.6MPa位低いです。
前回と同じ傾向なので、ガスが足りないのかもしれません。
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測定が終わったので、マニホールドゲージを外します。
<低圧側のクイックカプラー>
低圧側はエアコンが作動した状態(低圧の状態)で外しますが、ドライブベルトが回転していて危ないです。
なので、今回、クイックカプラーのムシ押しを開放し、エンジン停止後に外しました。
高圧側も同じことを試しましたが、内部に残っている圧力の影響か、ムシ押しを開放することができませんでした。(「パチン」という音がしない)
なので、エンジン停止後に、そのまま外しました。
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<ホース内のガスの排出>
チャージングホース内に残っているガスを抜きます。
パージバルブの下にウエスをあてがい、低圧側・高圧側のバルブをそれぞれ開きます。
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暑さでどうかしていたのでしょう、排出する時に2つ失敗をしました。
<飛び散ったオイル>
何とウエスを当てずにバルブを開いてしまい、インテークマニホールド辺りにオイルが飛び散ってしまいました。(涙)
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さらに、何を思ったのか、ウエスを使わずに洗車用のマイクロファイバークロスで、ガスを受けてしまい…
<汚れた洗車用のマイクロファイバークロス>
コンプレッサーオイルでしみを作ってしまったという。(涙)
洗ったらオイルが落ちたので良かったですが、本当に何してるんだろ。
今回の費用: 0円
(材料・工具は持っているものを使用)
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