実際に乗ってみると、カチッとしたハンドルといい、シフトといい、とても好感を持ったアテンザの印象が強いせいか、過去の先祖がどんなクルマだったのか思い出すのにたまに躊躇することがあります(汗)。 唯一、3ナンバーボディであったこと、セダンと5ドアがあったこと、名前が海外では6から始まるといった共通項以外、特にひっかかるところがなかった記憶が・・・(汗)。 クロノスのことです(笑)。
ディアマンテの大ヒットで口火を切った3ナンバーボディのセダンが大挙として登場してきた91年にクロノスが登場した国内市場はマークⅡが猛威を振るっていた頃で、中でもクロノスは地味だった印象でした。 曲線で統一されたボディはどの兄弟車とも同じでしたが、グリーンハウスの大きさの割りにひょろ長い車体は当時のマークⅡ兄弟やディアマンテが売れているファクターだった、「威圧的」、「豪華」、「立派」とは無縁で、ライバルに対して明らかに決定打を欠いていました。
ただ、V6エンジンは良かったですね。後にこのクルマの上級モデルにあたるミレーニアに乗りましたが、とにかく上まで吹けるフィーリングは気持ちよくて、ホンダの5気筒並みにピュンピュン回って官能的でしたが、今のエンジンにある可変バルタイがない時期のエンジンでしたから、ATで乗ってもハッキリとわかる程、下は細かったです(汗)。 一説にはスズキと共同開発したという噂があるようですが、ちょっと納得してしまいそうなほど、クルマとは不釣合いなエンジンでした。 そのエンジンもマツダの合理化戦略で、7年前に生産中止になりました。
決定打不足のためにわずか4年足らずで市場を去ったクロノスですが、今でもたまにみかける80マークⅡやインスパイア、ディアマンテに対して、これまで1~2回しかみた覚えがありません。 ユーノス500はよくみましたが(汗)。
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クルマ | 日記
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2010/01/29 22:02:58