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2013年07月08日

名匠 逝く  

名匠 逝く   三菱自動車のラリー活動の立役者であり、三菱ラリーアートの総監督をつとめられた木全巌(きまた いわお)氏が病気のため、今月4日に逝去されたそうです。 71歳でした。

木全さんというと、三菱がWRCにフル参戦する前からラリー活動のために常に多忙の業務についていたイメージがあり、特にランサーエボリューションの投入後もラリー毎に頻繁にカラーリングが変わるマシンにご苦労の跡を偲ばれる場面がありました。

また、NHKがまだBSでWRCを放送していた頃はコメンテーターとして、度々登場し、明るく、闊達で
ハキハキした語り口と鋭い分析には強い印象があります。

60年代から続いた三菱のラリー活動に携われた中で、特に1995年は大きな転機でした。ご存知、トミ・マキネンとの契約、WRCのシーンを変えた三菱独自の革命的なアクティブ・デフの投入、そして、日本の岡崎とイギリス、ラグビーのラリー・アート・ヨーロッパ(通称:RAE)とのコラボレーションがようやく軌道に乗って、結果、

ランエボのWRC初優勝、



マキネンのドライバーズ・タイトル4連覇、

念願のマニュファクチャラーズタイトル(1998)を


総監督時代にもたらし、三菱を離れられた後も、JAFラリー部会長としてラリーのために尽力するなど活躍されていましたが、木全さん曰く、三菱時代に後進を上手く育てられなかったのが心残りだったそうで、まさしく、WRカー時代にイギリス中心に回っていたMMSPの開発をグループAの頃のように岡崎が中心となってやっていた矢先のWRC撤退だったので、あの頃はフルロックで走っていたという爆弾を抱えていたまでもランサーWRC05はシャシーのセットが決まりだしたときで、事実、開発現場は若いエンジニアさんたちが活躍されていただけに三菱ファンならずとも惜しまれました。

5年前に逝去したトヨタのオベ・アンダーソンとともに、また一人、WRCを盛り上げた名匠を失ったことに大変に残念な想いで一杯です。

故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。

ブログ一覧 | WRC | 日記
Posted at 2013/07/08 22:00:51

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この記事へのコメント

2013年7月8日 23:52
知りませんでした・・・・
ショックです。私は免許取ってすぐに木全巌氏のドライビング本を買って、ドライビングの基礎からダブルクラッチや送りハンドル(私はサーキットでも基本送りハンドル)をはじめ今のドライビングのベースはすべてこの方の教えと言っても過言ではないくらい尊敬していたのですが・・・・若すぎますよね。

人なつっこさの中にも厳しさのある方で、インタビューなんかも決して前に出ることはないんだけどしっかりとした存在感がある、そんな印象を持っています。

ご冥福をお祈りします。
コメントへの返答
2013年7月9日 0:09
あまりに突然のことで未だに実感が沸きません。

仰るように決して前に出ることはないまでもしっかりと存在感のある方でしたね。 

グループAで盛り上がった頃のWRCでまた偉大な方がいなくなったと思うと、最近のWRCの情勢とともに寂しさがつのる一方です。

本当に残念です。
2013年7月9日 0:16
こんばんは。

ボアハムさんが文中に書かれている
NHKのBSの番組にコメンテーターとして
出ていらっしゃった事をよく覚えております。

WRCのこと、チームのこと、ベース車両を購入される
お客様のことまで考え真剣にやって来られた
方なのですね。今の自動車メーカーにこそ
居て欲しい重要な存在という気がします。

ご冥福をお祈りします。
コメントへの返答
2013年7月9日 0:28
コメントありがとうございます。

三菱ファンの方のブログを拝見すると、とても気さくでファン想いの素晴らしい方だったようです。

私はBSのNHKのWRCで初めて知りましたが、ライバルチームの解説や分析は鋭く、番組の終了まで食入るように見入りました。

この素晴らしい名匠の死に本当に惜しまれます。

2013年7月9日 6:21
初コメさせていただきます。青空スローライフです。昨日は私のブログに[いいネ!]をつけていただきありがとうございました。

木全さん、なくなられたのですね。まったく知りませんでした。あの一見すると鬼瓦のような強面ながら周りをいっぺんにあかるくするような笑顔を持ち合わせた木全さんをもうお目にかかれないのかと思うと誠に残念です。

心からご冥福をお祈りします。
コメントへの返答
2013年7月9日 6:28
こちらこそ、コメント頂きありがとうございます。

私はテレビでの語り口に知的で紳士な印象を
持ちました。 だからこそ、三菱のラリー活動
をあれだけの実績を残せたのだと思います。

また貴重な名匠を失い、残念でなりません。

謹んでご冥福をお祈りを申し上げます
2013年7月9日 10:08
本当に偉大な先輩を亡くしました。

私の所属チームの代表Kと切っても切れない間柄の方。
今のモータースポーツ界の礎そのものでした。

ご冥福をお祈りいたします。
コメントへの返答
2013年7月9日 10:12
コメントありがとうございます。

三菱時代の足跡も凄いですが、その後の活動も
日本のラリー選手権にSS方式を持ち込んだのも
木全さんであったらしく、とにかく、ラリーの発展に氏の貢献度はかなり大きいです。

ご冥福をお祈りいたします。
2013年7月11日 8:23
おはようございます。
なくなられたのは私も全然しりませんでした。ラリーアートも事業縮小といい、
今後の三菱のモータースポーツ活動の動向がきになります。
今年の新城ラリーも三菱の出展を楽しみにしています。
ご冥福をお祈りします。
コメントへの返答
2013年7月11日 21:06
コメント&ご観覧ありがとうございます。

三菱は今の社長になってから、モーター
スポーツが縮小傾向ですが、なんとか今の
モデルが堅調に売れて、いつしか木全さんが指揮を執っていた頃のようにまたラリーフィールドに戻ってきて欲しいです。出来れば、ミラージュにラリーアートモデルをつくると面白そうなんですけどね、コルトのバージョンRは素晴らしかっただけにいいホットハッチがつくれそうなんですけど。
2013年7月18日 11:56
素晴らしき人HONDA・・・・にコメントをいただきましてありがとうございました。

この訃報は知りませんでした。
生前、二度お会いした事があり走行会で走りを評価して頂いた事を思い出しました。
それは今でも忘れられない事件でした。
お陰で指摘された部分を克服し今日のカーライフに繋がっています。

亡くなられたのですか?
三菱にとって日本のモータースポーツにとっても良き時代でした。
ご冥福をお祈りいたします。


コメントへの返答
2013年7月19日 0:19
こちらこそ、コメント頂きありがとうございます。

伺ったところ、今年の一月頃はお元気だったそうで、突然の訃報にとにかくショックでした。

これまでも我々、ラリーファンのためにありとあらゆることに功績をもたらした方でしたが、今の閉塞したラリーの状況だからこそ、木全さんのような実行力、行動力のある方の力が求められるだけに残念でなりません。


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