
待ちに待ったNSXの名の付いたコンセプトモデルが、ついに来年のデトロイトショーでベールを脱ぐことが決定したそうです。
3年前の金融恐慌で、ほぼ開発の進んだままお蔵入りされて久しいNSXですけど、あの後継車はNSXの名は付かず、ご存知、V10のFR。
せっかくNSXの名がつく車ですから、デザインや成り立ち、そして、何といってもエンジンや走りは気になる部分です。
実をいうと、NSXが出た当初、まだ小さかった私は、カッコは凄いことはわかっていても、その生い立ちや中身に関しては全くの無知で、後になってその凄さを知りました。 それはかの黒澤元治御大が、ニュルで初代タイプRをドライブした映像。 路面も荒れ放題なうえ、鈴鹿よりも遥かにアベレージスピードが高いコースなのに、エスケープゾーンもない、いろんな意味で究極のコースで見せたNSXの走安性。あの水を得た魚のごとく、あの難コースでみせたハンドリングはたちまち私を虜にしました(苦笑)。
あのハンドリングと今のJ型では聞けない、専用チューンのC型V6はホンダだから出来る芸当だと思いますが、商品企画であれ、かつてのような潔さが乏しい今のホンダに、かつてのNSXのようなピュアスポーツ路線でやれるだけの勇気があるのか疑わしい部分はあれ、それでも期待が沸いてしまうNSXというネーミングが積み上げてきた実績と魅力。
この車の登場が、今後のホンダの変革になることを願わずにいられません。 そして、何より、今のホンダをとりしきっているのは、何といっても、NSXを語る上で重要なキーマンの一人なんですから。
Posted at 2011/12/12 22:52:18 | |
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