去年、音が出なくなって困ったアンプですが、チキンハートさんのお力をお借りして、直して頂きました。
が、このアンプ・・・なかなかクセモノでして、また、音が出たり出なかったりとグズる感じに。
それでチキンハートさんに相談してみると、怪しいスイッチを教えていただき、原因は突き止められました。
原因は、フロント用のバイパスフィルターのスイッチでした。
完全に死亡という訳ではなくて、FULLパスは×。LOWパスは?、HIパスは、○。
なので、ハイパスフィルターをかけた状態で、音を鳴らしてみました。
私のフロントスピーカーは、パッシブネットワークなので、基本FULLパスしか考えたことは
なかったのですが、今回、しかたなくHIパスフィルタをかけた状態で、音を出してみると
ん!?
これイイ鴨。(゜.゜)
プロみたいな人が聞くと、なんじゃこりゃ?って言うかもしれませんが、個人的には良い音に
なっちゃいました。
HIパスをかけるなんて、考えたこともなかったので、故障のおかげで、新しい発見がありました。
あと、おまけ。
ボンネットを開けておくと、なにかと聞かれるペットボトルの正体。
GT-Rは、パワートランジスター(イグナイター)が、なぜか、エンジンのヘッドカバーの上に
乗っています。
これが、年数が経ってくると、熱でやられて故障することが多いです。
以前の調査では、エンジンをかけている間は、夏でも、一瞬なら触れる温度に保たれているのですがエンジンを切った瞬間から、冷却が止まったエンジンから、すごい熱が発生し、カンカンになってしまいます。
エンジンが止まれば、電気は通らないし、パワトラとしての働きはしないのですが、完全に100度は超えて行きます。
エンジン本体がすごい熱を持っている上に、タービンが2機も付いてますからね。
これらの冷却が止まったあとの熱量はすごいものが。。。
エンジンを止めて1時間くらいは、どんどん熱くなって行きます。
なので、そのパワートランジスターの上に、ペットボトルを「ドン」と置いておけば、100度以下に保たれるという訳です。
実際には、パワトラは若干低い位置にマウントされているので、そのままではペットボトルに当たらないので、鉄の板を使って、ペットボトルとパワトラのヒートシンクの隙間を埋めています。
ペットボトルの中の水を見ると、気泡は少しできるものの、沸騰はしていないので、水の量はこれくらいあれば十分と思われます。
ということで、パワトラを守る仕組みの紹介でした。
Posted at 2014/04/07 10:15:13 | |
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