
最近時間が出来ると、インターネットでダウンロードした大韓航空007便のボイスレコーダーを調べています。
1983年9月1日午前3時26分、ニューヨーク発アンカレッジ経由ソウル行き大韓航空007便は航路を大きく逸脱し、ソビエト領を侵犯したため、ソビエト防空軍スホーイSU15戦闘機のミサイル攻撃によりサハリンモネロン島沖に撃墜されました。
ボイスレコーダーの内容はインターネットで公開されていますが、無論英語ですの翻訳しながら調べています。とは言え、私の英語力は高校時代の担任から「学校始まって以来のアホ!」と呼ばれる程でしたから苦労しています。
また、航空の世界の独特の言葉の意味が解らず、袋小路へ迷い込んでしまう事も度々です。例えばボイスレコーダーの所々へ出てくる「DYNASTY312」と言う言葉の意味が解らず、悩んでいました。普通の辞書によれば「王家、王朝」という意味ですが、内容からすると、どう考えてもコールサインとしか思えないのです。柳田邦男氏のこの事件を扱ったノンフィクション「撃墜」によれば、007便以外に近くを飛んでいた飛行機は同じ大韓航空の015便の外に他の飛行機がいたと書かれていなかったので、他には飛行機はいなかったと思い込んでいました。
そこで「DYNASTY コールサイン」で検索しました。
やっと謎が解けました。「DYNASTY」は中華航空のコールサインで、「DYNASTY312」は中華航空312便を意味していました。中華航空が洒落たコールサインを付けていたお陰で悩みましたが、コールサインとはJALとかNHとか単純な物であるはずだとの先入観に陥っていました。
やはり、自分で調べる事って重要ですよね。ボイスレコーダーを調べる事によって、知らなかった新事実を色々発見出来そうですので、いずれご報告します。
Posted at 2010/09/07 20:36:34 | |
トラックバック(0) | 日記