
かつての我が家の一日。
朝6時、毎朝同じ時間にうちの子が自分を起こしに来る。
ベットの横で起きろ起きろとばかりに「ワン!ワン!ワン!」
大抵それで起きるが、前の日飲み過ぎた時には起きれない時がある。
すると、この子は強硬作戦に出る。ベットの上に飛び乗り、「顔面ねぶりたおし」の術である。

「うぎゃー!止めて―!」と悲鳴をあげながら起きるはめになる。
起きた後はこの子を抱いたまま食卓へ。食卓の椅子に座りながら5分ほど完全に目が覚めるまでぼーとする。その間、この子は膝の上で一心不乱で自分の手をねぶり続ける。
完全に目が覚めたら、床へこの子を降ろし、ねぶられてよだれが付いた手を洗い。朝食を食べ、背広に着替え出勤。玄関まで見送りをしてくれる。

「じゃあ、お仕事行ってきますね。良い子でいてね」と言って家をでる。
夜仕事から帰って、玄関を開けると。大抵お出迎えしてくれるが、時々寝ていていない時がある。そんな時は「なんや!今日は愛想なしか!」と一喝すると、あわてて部屋から飛び出てくる。その姿が何とも愛らしい。

抱き上げて「今日も良い子でいましたか?」「おばあちゃんの言う事良く聞きましたか?」といつものセリフ。
夕食を食べ、テレビを見ていると、大抵自分か母親の膝の上にのってきます。

さいしょは起きてますが。

だんだん眠くなり。

最後はこうなります。

こうなったら、起こさないように、そっとこの子の寝場所へ移します。
そして一日が終り、次の日の朝はまた、最初に戻って、以後繰り返しです。
また、飲み過ぎて酔っぱらってソファで寝てしまうと、必ずソファに乗って来て、一緒に添い寝してくれます。

写真の
ブサイク男前はいとこの旦那です。私ではありませんので、念のため。

愛嬌の良さは日本一でした。
今日でこの子が逝ってはや5年です。この子のいない生活は寂しいなあ。
Posted at 2012/07/25 19:48:31 | |
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