
寒い時期は、草津の熱い温泉が恋しくなります。
母親の手根管神経痛の湯治にも良かろうと言う事で、久々に草津温泉に行ってきました。
お宿は、草津温泉の定宿のペットホテルが、ペット宿泊を止めてしまったので、新たに見つけたペット宿泊可コンドミニアム「フラットレット草津」さんです。
コンドミニアムですので、温泉はありませんが、近所の草津温泉会館の温泉に割引券で500円で入れます。
無論、無料の湯畑白旗温泉にも入りましたが、少し離れた大滝乃湯にも入りました。
帰り道、酒蔵が経営する観光センターに寄りました。真田の幟が並んでいました。真田氏と言えば上田城の上田合戦が有名ですが、沼田城や岩櫃城も真田氏の拠点だったので、群馬県も結構大河ドラマ真田丸で盛り上がっているみたいですね。
せっかくなので、帰り道の途中にある岩櫃城跡に行ってみました。
駐車場にスイフトを置いて、徒歩で岩櫃城跡へ、足の悪い母親とまるちゃんは車で待機です。
岩櫃城は山城だったので、城跡めぐりというより、ほとんど登山ですな。
雪に一瞬引き返そうかと思いました。
完全に登山です。
倒木が行く手を阻みます。
やっと二の丸へ到着。城跡と言っても、天主や櫓、壁どころか、石垣すらありません。
やっとたどり着いた本丸も、建物らしき物は休憩所しかありません。
本丸の櫓があった所に、岩櫃城跡の碑が立っていました。
城跡と言っても、城の痕跡は人工的に作られた土盛りや堀があるくらいで、山城跡と言うよりは、単なる山と言った感じですが、見晴しは良かったです。岩櫃城跡は、城らしい姿を期待して見に行くと、がっかりするかもしれません。
しかし、岩櫃城跡の休憩所に置いてあったいくつかのパンフレットのなかに、
「勝頼様は来てくれませんでしたが、皆様は来て下さい!」との記載があるのを見て、思わずニヤリとしました。
1582年、織田軍が甲斐へ侵攻した際、真田昌幸は武田勝頼へ岩櫃城へ避難するよう進言しましたが、武田勝頼はそれに従わず、小山田信茂の岩殿城へ向いました。しかし、小山田信茂の裏切りにより行き場を失い、進退窮まって自害しました(天目山の戦い)。その事を言っているのでしょうね。
もしも、武田勝頼が岩櫃城へ来ていたら、険しい山に築かれた岩櫃城と、戦国一の戦上手と言われた真田昌幸の知略により、武田家滅亡はもう少し先に延びていたのかも知れませんね。
いずれにせよ、岩櫃城跡を訪れる方は、城跡巡りでは無く、登山と思って行ってください。
Posted at 2016/02/28 21:16:51 | |
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