
花粉で空が霞んでいる中、また林道へ行ってきました。
今回の目的はダブルラインを実際に試してみる事。
前回は普通にシングルラインで倒木を引っ張りましたが、いろいろと道具が必要になるダブルラインでのウィンチングは一度は経験しておきたい。
以前、見つけた倒木が練習台。
まずはテンションの掛かった倒木を慎重に慎重に切断。
一気に弾ける場合があるらしいので緊張しました。
手持ちの道具をいろいろと使用する事自体も目的の一つ。
様々な道具を組み合わせて作業するのですが、各部のサイズなどの相性があるので想像通りに行かない部分もあり、実際に作業しておいて正解でした。
今回は倒木を真っ直ぐ谷側へ落とす形にするので、ロープの形は全体的に「V字」になるようにセットします。
ツリートランクプロテクター+S字フック+ソフトシャックル+スナッチリングで折り返し。
S字フックは別に必要ないのですが、実際に使ってみるとワンタッチで接続できるフックはかなり便利でした。
ここからがダブルラインのセッティングになります。
シャックル+ソフトシャックル+スナッチリングにウィンチ本体から伸びるロープを通して車両側の牽引フックに固定。
ロープの長さが足らず、牽引ロープを継ぎ足しましたがギリギリでした。

しかし、弛んだ分を巻けばテンションが掛かっても問題ないくらいにはドラムにはロープが戻ってきます。
これで準備は完了したので、慎重にロープを巻き取ります。
ダブルラインにすると牽引力は2倍。
ウィンチの負担は半分になるので、シングルラインで引っ張った時に比べるとバッテリー電圧は安定していました。
アンカーにした木の位置が絶妙に良かったので、ロープが擦れることなく倒木処理が完了。
ようやく通れるようになったのですが100mほど走ると作業用林道らしき道に続いていたのでここで引き返す事にしました。
一番の目的はダブルラインでの牽引作業なのでこれでも達成感はあります。
今回、使用した道具たち。
・延長ロープ(6mm×15m)
・ソフトシャックル×3
・スナッチリング×2
・シャックル×2
・S字フック
・ツリートランクプロテクター(3m)
・牽引ロープ(460cm/14t)
普通にダブルラインで引っ張るだけならこんなに道具は必要ないのですが、引っ張る向きを変えたので、作業時間と道具は増えてしまいました。
ただ、実際に作業したのはやっぱり正解だったと思います。
想定通りに行かない事が多々ありました。
特にロープ類は弛んでいる時とテンションが掛かっている時の長さの変化が想像以上に大きかったです。
ウィンチドラムに巻かれるロープの片巻きも、思っていたよりも余裕が無く目が離せませんでした。
少しでもウィンチドラムのロープを出しておくために、牽引ロープは車両側ではなく倒木側に繋ぐべきでしたね。
今回の事で経験値の低さを痛感しました。
実践は大事ですね。
いい経験になりました!
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ジムニー遊び | 日記
Posted at
2023/03/12 18:34:43